波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

第43号/ 小さなころの恋のうた

2015年02月28日 | 【保管】腹ペコ日記

     小さなころの恋のうた

 小学生の頃。図工の時は好きな人同士でグループになって作業をすることになっていた。仲の良かった友達がみんな転校してしまって、なかなか友達がつくれずにいたわたしにとっては、すごく苦痛な時間になるはずだった。
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 でも、そうはならなかった。「ぺこ、ひとりなの?しかたないからいっしょにやってやるよ」と、一緒に机を並べてくれる男の子が現れたのだ。あっというまにわたしはその子のことが好きになった。
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 そんなことを思い出すような瞬間を、学校でときどき見かける。「その頃」から20年くらい経った腹ペコは、その姿があんまり可愛いものだから、ついからかいたくなるのだけれど、ぐっと我慢している。元小学生男子だった相方さんいわく、「からかわれたらたまらないから、そっと見守ってほしい」とのこと。そっと見守らせてもらうことにします。

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勘違いの分岐点

2015年02月27日 | 日記・エッセイ・コラム

【2/18「居心地悪さ」から続く】

 教  師は退職後も、死んだ後も「先生」と言われる。先生には立派な人もいるが大半は普通の人だから、習慣というか、便利な悶着の起きない呼称だ。こう言われる仕事を羨ましいと言う人もいるし変だという人もいる。
   新聞の投書欄に、定年退職後に再就職した職場で、元教員を先生と呼ぶのは変だ、「○○さん」で良いじゃ無いか、というのがあった。新しい職場では初心者なんだから(経験者の自分たちが)敬うのはおかしい、当事者が受け入れているのも納得いかない、とあった。立男は好きなように呼べばいいべ、と思う。こういう人のいる職場で働く元先生を少し気の毒に思つった。
 TVの国会中継で、質問している議員を「先生」と呼ぶ大臣がいる。いかにも「お手柔らかに」の真意が透け、日頃この大臣も自分がそう呼ばれて喜んでいる感じがして何だか気分が悪い。夜の酒場のシャチョーサンと違い大まじめなのが。「私を『先生』なんて呼ばないで欲しい」とは反論する議員もいない。

「波 風先生」と呼ばれて40年。子どもたちに「勉強しなさい」と言い続けてきたが、自分には判らないことが増えるばかりで唖然とする。仕事とは言え恥ずかしさを省みず本音と立て前を使い分けてきただけかもしれないと思う。あの場違いな生活委員をずうっとやり続けてきたような。時々「シェー」を人前でやってみるが、それに気づいてくれなかったり、一緒にやる仲間も少なくなるるばかりだ。中には生活委員みたいのが大好きという人もいて、同じ仕事していても末路は多様だ。いつまでも先生と言われたい人、そうでもない人、色々だ。定年後も「先生」やって、あらためて居心地悪さと場違いを考える変な人だっている。
 今回、3部作で老後の身の置き方に触れた。今教えている若い人から笑顔で、「波風さん」と呼ばれ、ハッとしたのがきっかけだ。「波風さん」と「波風先生」の間に、自分は何を見るのかを確かめたい気持ちで。【終わり】


 波風文庫に読んだ本を置く。久しぶりなので大半は忘れてしまった 天気予報通りの荒天。あけぼのの春は遠くへ。午後は除雪してから歯医者へ。夏に行って逃げ出してきて「反省して来ました。今度は逃げません」と決意表明して3回目。歯医者と打ったら「敗者」と出た  画像は3月の波風カレンダー。そういえば岬の海を今年は見ていないなあ。波風食堂も久々に今日は開店だよ。

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【その203】 5分間の過ごし方

2015年02月22日 | 【保管】一寸凡師コラム
  5分間の過ごし方
 
 わずかな時間の生かし方。これが今の凡師のテーマ。好きな本を読む、仕事をする、勉強をする、筋トレをする…。まとまった時間は、中々作れない。そこで、わずかな時間の生かし方。隙間時間と思われるような5分や10分の中にこそ、大きなチャンスが潜んでいるような気がする。
 荒馬さんと一緒に励んでいるトレーニングは、ヤカンのお湯が沸くまでの時間を。(最近、体に変化が現れ始めた!)読書は、朝晩の歯磨きをしながら。(今年になって5冊読了。凡師にしては異例のハイスピード。)今までボケーッとTVを眺めていたような5分や10分でも、使い方によってはいろんなことができると42歳になって悟った。(ちなみに今読んでいる本は『42歳からのルール』田中和彦 著)
 わずかな時間をやりくりして、生み出された時間は何をしよう。う~ん、とりあえず疲れたのでボケーッとしよう。
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第42号/煮え切らない態度

2015年02月21日 | 【保管】腹ペコ日記

     煮え切らない態度 

 腹ペコは、テーブルマナーが悪い。「食べれればいいか」の精神で今日までやってきたが、なんだか相方さんが最近厳しくなってきた。箸の持ち方を注意され、お茶を入れればなぜこぼすのかとその不注意を注意され……。

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 「子どもが生まれたらどうしつけるつもりなのか」と結婚当初から言われていたのだが、「そのときになったらなんとかする」とかわしてきた。しかしそのときがはっきりしてきてしまった以上、なんとかしなくてはならない…のだろうか。 

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 なんだかんだで煮え切らないわたしは、「子どもと一緒にできるようになる」と思いっきり逃げの姿勢。相方さんは「子どもの前でお母さんもしっかりしつけるからね」ときっぱり。やっぱりなんとかしたほうがいいだろうか、でもまだ時間はあるし…。なんてごちゃごちゃ言っているうちに、そのときがきてしまいそうだ。

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新聞感想(2月20日)

2015年02月20日 | 新聞感想

 「曾野綾子氏『居住は人種別に』 南ア大使、産経コラムに抗議」(2/16朝日)以来、波風家では現行不一致、横柄な態度、胡散臭い上品ぶりを、「それはソノ(アヤコ)でしょう!」と言いあって笑う。立男は指摘される材料にこと欠かず、ママヨさんは簡単に尻尾を出さない。

 今日の朝ドラ「マッサン」、英国生の妻が「そんな肌や髪の日本人がいるか」と特高に引っ張られた。朝刊には「パリで黒人差別 地下鉄から押し出す」(2/20各紙)。前者の誤りは痛切な反省の結晶、現憲法成立につながり、後者は英仏共同の警察捜査、サポーター処分に。では、白昼堂々の人種差別のソノ主張は、どういう結末に?波風家では「そんなつもりはない」「俺は全然間違ってない」「あなたの考えが浅い。もっと勉強を」と屁の突っ張りにもならない弁解、そうあのアベシの国会答弁と同じ手口の逃げ口上で終了する。

 まさかソノシ、文化人なんだからそんなので誤魔化さないよね。品格や道徳性は、勉強によって身につき「本を読み、謙虚に他人の言葉から学び、感謝を忘れず、利己的にならないこと」と自分の著書で言ってるそうだから。

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