波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

雑草(ヒメジオン)を描く

2023年07月29日 | 図工・調理

雑草という植物は無く、ひとつひとつにかけがえの無い名前があると誰かが言っていたが、立ち止まって眺めると味がある。これは先週描いたヒメジオン、学校帰りのママヨさんの記憶にある道端の白い花。長い山道を登って帰る途中にたくさん生えていたことだろう。このイラストのように1週間経っても枯れず初々しく清潔な姿を見せてくれている。色画用紙(くすみカラー/百均)に、筆ペンと白いクレパスで。
今日は、紫色の薊(あざみ)と黄色の小さな花が並び、良い感じだなあと描いた。

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パッケージを夢想してみる

2023年07月27日 | 図工・調理

ママヨ工場長が責任調理の『小鳩サブレー』。世には似た名前の鎌倉名物『鳩サブレー』という紛らわしい市販品が出回っていて、波風家も先日東京へ行った折に羽田空港で缶入り大箱を土産に買ったりしている。当方のは『小』がついているようにとにかくスモールサイズで、『小』がつかない方のサブレーは1枚で「もう充分にいただきました」となる食べで甲斐のある市販品だが、二口で消える極めて小づくりで上品なのである。

「負けたな」と思うのはパッケージデザインで、黄と白の2色にもかかわらず何とも可愛らしい。袋が欲しくて買う方もいるのではないか?と思わせる。悔しいが、波風氏は自分の部屋の壁に飾り見る度に「いいねー」と感じ入ってる。
そういうわけで、波風家のサブレーもその品格にふさわしいデザインが欲しいと思い、昼寝の時間を削り考えてみた。2案あり、1案は線も色もくっきり、2案はぼやーっと奥ゆかしい感じ。波風氏は2案が好み。ママヨさんに見せたら、「どうせすぐに捨てられますよ。捨てられないものを作ってはどうですか」とつれない。

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7月の読書交流会 ご案内

2023年07月25日 | 読書

たぶん33回目(コロナ時期の投稿編交流を除き)になる読書交流会『ほんのおつきあい』を、7月30日(日)14:00~16:00、参加費200円、波風食堂で開催します。今回は、各自の読書交流に加え、芥川龍之介『芋粥』の感想が宿題。これは波風氏の「欲望とは実は何か?」の個人的な疑問が発端。余裕のある方は『鼻』の感想も。

 

世界をより良く理解している人は、・・・自分自身をより深く理解している。生きることの意味とは、それぞれの人が自分自身から出発して、世界と自分をより深く理解しながら自分自身で発見していくもの・・・・(それは)ひとりぽっちの自分をのりこえていく人間の様々な生き方(のこと)・・・今月、逝去された高史明『生きることの意味』から。情報社会の危うさを思うこの頃、最も危険な情報操作は誤った自分への情報入力と自分の評価だろう。勘違いが迷惑になり最後は独りぽっちに。読む度、平易な言葉で深い論理に導かれる。

 


宿題全文はこちらの『芋粥』から。『』もどうぞ。著作権切れの文学作品をボランテイアで誰でも無料で読める『青空文庫』に心から敬意 大雨警報明けの今朝。畑で健気に生きてくれている方々閲兵し無事を喜びつつ、雨上がりの湿度の高さにうんざり。もう夏休みに入ったんだなあ。 『生きることの意味』が忘れられない本になったのは、国語の教科書教材(確か中1)だったこと、過酷な著者の生育環境と辛い体験、本当の生きる力、そして厳しさの中に宿る本当の優しさとの出会い(恩師、坂井先生)の部分。戦時中、人間を根底から信じる確信と愛ある教育者は存在したのだ。襟を正される。

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相談回答の『一線』

2023年07月23日 | 新聞感想

相談者の老人、といっても波風氏より10歳ぐらい若いから老人見習いだが、その行動力に驚く。「2歳年下のバツイチの方と仲良くなり・・・携帯メッセージ交換までたどりつき・・・公園でデート」、なかなかやるじゃないか。それ以上の関係を求めず、大体を家族も知って反対してないのだからこれで何を悩む?家庭を壊す気も妻をないがしろにする気も無いのだし。新聞に投稿する時点で「私、がんばってますよ、皆さん」を言いたくてたまらない感じ。※画像は7/15朝日新聞『悩みのるつぼ』から

コンビニで煙草を買っていた50歳時の波風氏、そこに挨拶や笑顔のとても素適なアルバイトの娘さんがいて、いないと寂しい気持ちになった。これを職場で話をしたら、同僚女性から「いやらしい」と言われ驚いた。好きとか交際したいでなく、感じよい応接を口にするのは憚られることかなあと疑問に思った。この方に相談者がもし相談したとしたら「私の側に寄らないで。キモ、キモ、キモーーー」とバリヤー張られるな(笑)

ほのかな恋心を抱くぐらいはいい、肉体関係を求めないを貫け、今のままが一番と回答者(あの美輪明宏氏)。常識的な回答で万人完全納得回答だが1つ疑問残る。『肉体関係』求めなければ、という点。求めなくても相手から『求められたら』どうする?肉体でなく愛情が人生史上最高に熱く燃え上がってもOKなの?『一線を越える、越えない』という言葉があるが、不倫の厳密な境界線に『一線』は有効かなあ。肉体が精神より確実な重い意味があるの?説得的な合理性あるのかなあ?相談者の言動は波風的に言えば既に『一線』を越えている、のだが。


金沢で暮らしている教え子が顔を見せてくれ、波風氏製作の時計にどうして段ボールの工作で針が動いているのですか?感心の深さに「持って行く?」と言ったらその喜びようといったら。ずうっとトイレで使っていたものだけど・・・ 『生きることの意味』の著者・高史明氏、91歳でご逝去。本箱から探し再読、10年に一度ぐらい読む精神の土台本。鶴見俊輔氏の解説「日本にめざめる一つのいとぐち」、いつも立ち止まる。

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7月今頃の波風氏

2023年07月21日 | 日記・エッセイ・コラム

昆布干し4回、明日明後日もある模様(涙)。猫の手も借りたい当地の季節労働にネズミぐらいの手ですがとママヨさんと断れない依頼主の干し場に出勤。地べた這いつくばって昆布並べる2時間作業後は使い物にならない身体の老人たち。それでも草取りしてから熟睡昼寝の健気な老人たち。

給料の顛末は裏ブログ記事「給料貰える(喜)」参照。「こづかい」でなく「給料」がミソ。トイレ掃除、食事用意、買い物・・・・あとは全然浮かばないが(涙)家事労働の全貌を給与の関係で明らかに出来る機会。労働組合側の波風氏は会計全般完全掌握の経営者ママヨ社長に賃上げ交渉持ち込みたい。負けるに決まっているが12月ボーナスは少額でも勝ち取りたい。 

絵ハガキ(最近の紫陽花や露草)で、ご機嫌伺い安否確認、遠方よりご来宅され『縁』の不思議と有り難さ教えてくれたり、美味しい物をいつも届けてくれる方へのお礼をせっせと出す。今年の夏季限定63円郵便切手のデザインが素敵なのでポスト投函も楽しい。

1年に1度は食べてみたい物って何ですか?と聞かれてハタと考えた。前までは大々好物だったウナギ蒲焼きや生ウニの海鮮もそれほどでもなく、脂肪分や糖分、塩分を意識するようになって「俺の見果てぬ食物の夢はどこに?」という感じ。新聞折り込みチラシの「ブルーベリーの酸味とチーズ風味ホイップが相性抜群のシュークリーム」などは前なら心激しくときめいたものだが、「糖尿推奨甘味だな」なんて冷ややかに突き放す波風氏。この意識変化を考えてみたくて芥川龍之介の『芋粥』読む。詳しくは後日、この小説の感想を今月末の『ほんのおつきあい』で交流したい。


人と人との『縁』を思う7月。亡くなられた方の思いに支えられる人生というか、それが人生の意味、民主主義の本質ではないかとも思う。来月、両親の墓参り 今日の体重計で体重65キロ・体年齢55歳。昨年4月は71キロ・62歳。「昆布干しの出来る肉体改造」意識が散歩や食事を応援している「1年に1回は食べたいもの」質問に、熟慮し『ムカゴ』の回答。素朴にして滋味。ここ数年、口に入らない。

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