波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

第117回/親の願い

2016年07月30日 | 【保管】腹ペコ日記
 親の願い
 
 「できるようになった」という喜びが、「もっとやってみたい!」という次の行動を生み出し、身体の成長に結びついていくという、心と身体の発達の関わり合いとその流れ。親歴1年になったところで、そうした過程がよく見えるようになった。
 
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 「人の気持ちを考えられる子になってほしい」という思いはあるが、どうすればそういう子に育つのか。腹ペコ家の方針としては、「まずは自分の気持ちを表現できる子になってほしい」というところに落ち着いた。「自分の気持ちが大事にされた」という経験があるからこそ、人の気持ちを考えられるようになるんじゃないか、というのが今のところの仮説だ。
 
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 とりわけ日本では、我慢することが善だと思われがちだけど、場合によってはそれは相手を信頼していないという表明にもなる。「人の気持ちを考えられる子に」というよりは、「信頼関係を結ぶとはどういうことか」わかる子になってほしい、という願いと言ったほうが、正確なのかもしれない。
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見出しのつけ方

2016年07月29日 | 新聞感想

 相模原市の知的障害者施設の惨劇。犯行の残忍な様子わかるにつれ、やり切れなさが募る。認知症のお年寄りを髙いところから投げ殺した事件、大阪の付属池田小、秋葉原の襲撃事件を思い出す。自己中心的で、意味不明な理由、全く関係のない弱者が狙われた。

 今回の加害者青年は、教育実習を経験し教員免許状を持っているという。親が教員という情報もある。
 人間について何を学んだのだろう。人間は誰もが助け合って生きている。障がいのある人はない人より、助けが多いだけだ。この施設で笑ったり感動したりした時もあったはずだ。 映画『あん』の、「人は見るために生まれてきた」という言葉が沁みる。※6/15ブログ 「映画『あん』を観る

 障がいのある人、その家族が、安心して過ごせる世の中には未だ遠い。「障害」か「障碍」か「障がい」かの表現が教育界でさえ一致していない。
 そんな中で起きた事件に、「障害者殺す」の言葉を
大見出しに使う新聞があった。ザワっとした。こういう言葉を家庭で読む新聞に使う編集感覚に違和感。障がいある方に恐怖感を与えたり、偏見の助長につながらないかと思う。今後の取り調べや調査で、「精神障障害者による犯行」などの大見出しが出ないことを祈る。

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公式裏ブログ、更新しました。

2016年07月28日 | ご連絡

お題は「100円の至福」。この題で、人は波風氏の何を想像するだろう?あなたのお考えはまず当たってないと思いますよ。波風氏は最近、確かに素敵な「百均」の店も見つけましたが、そんなことで嬉しがるような人間ではありません あなたの想像より、もっとしょうもなく即物的です(笑)それにしても、昔は「100円硬貨」は今と断然違う価値ある光を放っていましたね。高校の修学旅行前に「100円札だと東京で馬鹿にされるから郵便局で硬貨に変えてきた」という奴がいて、「これが100円硬貨というものか」と鑑賞したのを思い出しました

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「ひやしラーメン」

2016年07月26日 | 日記・エッセイ・コラム
冷やし中華でなく「ひやしラーメン」。山形出身の、ママヨさんの友人が送ってくれた家庭でつくる市販品「月山ひやしラーメン」。麺とスープだけでなく、メンマ、チャーシュー、煮卵付き。熱いラーメンそのままの姿かたちで、冷たいラーメン。白く固まらない油が不思議。夏のラーメンは、細縮れ麺に錦糸卵、千切りのハムと胡瓜と塩抜きしたクラゲ、それにトマトを乗せタレかけて「冷やし中華、はい一丁」のはずを、見事に裏切る。中華でなく『ラーメン』を堂々と名乗って叱られない一品
  同梱の「カモせいろ」にも驚いた。蕎麦に味付けカモ肉はまだしも、1本分の長ネギまでついていた。山形の食の執念と気配りは半端でない。
                   
都会から来た客が、流行し始めの「冷たいラーメン」を注文した。田舎の主人は、それがどんなものか知らない。店を閉め数年の艱難辛苦の果てに「ひやしラーメン」を完成させる。最初に口にした客に「世の中に、こんなに美味い、氷の浮かんだラーメンがあったのか」と言わせて息を引き取る、というラジオドラマ。初体験の「ひやしラーメン」でそれを思い出した。
 
 外食の話題は、自慢話の『いいね』みたいでブログにはめったに書かないが、今回は「世の中は広い」ということで。
 

 
仕事が溜まって夏休みは遠い。家の大事な仕事もある。要件を書き出したら小さなメモ用紙では足りなくなった。これでは、「休みになったら」が「休みになっても」に「冷やし中華」を最初に食べたのは小学時代。親戚に遊びに行って出前で。今も好きだ、工夫でサラダみたく楽しめる。
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【その274】 自由研究

2016年07月25日 | 【保管】一寸凡師コラム

 自由研究

  ひょんな思いつきから、“手作りしおり”の制作を計画。まさに大人版「夏休みの自由研究」。“やらされ感”の無い自由研究ほど面白いものは無い。必要な材 料が揃ったら、さっそく制作に入りたい。自由研究と言えば、小凡師くんが“はた織り”に挑戦。なにやら近所のカフェで“はた織り”を習ってきたようで、現 在マフラーを制作中。果たして、はた織りを教えて頂いたカフェの方に、恩返しができるかどうか・・・。“鶴”の恩返しならぬ、“一寸小凡師”の恩返しに期 待したい。 


今日のイラストは「【その20】プロの仕事」(2011年7月21日)で描いたもの。このとき小凡師君は小1だったのではないかな。すると今は小6かい?月日の早さとともに、「一寸凡師の隙間コラム」の継続性にも感嘆しますね。これからもよろしく珍しく3日連続で「波風衝動、準備中」更新。手が滑って「食堂」と「衝動」の間違い。しょ、しょうどう?どんな衝動の準備?(波風立男談)

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