波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

WILD FOX №24/夜明けの海で

2021年07月31日 | 【協力】Wild foxギャラリ

7月の早朝、浅瀬の海でじっとしている鹿がいた。
涼んでいたのだろうか?

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言葉のケイコ【その九拾陸】

2021年07月27日 | 【保管】言葉のケイコ

正しさとは(上)

つものスーパーの駐車場。買い物を終えて車へと戻ると、隣に大きな車が。着いたばかりらしく、降りてきたのは若い夫婦。エンジンをかけたままだ。暑いからかなとぼんやり思いつつ、荷物を載せるべく後部座席へ。はたと、隣の車の助手席でぐっすり眠る子どもの姿を目が目の端に映る。ああ、もしかして子どもを置いて買い物に行くのかな。そう思ったのに身体はいつもの動きをして、何事もないように車に荷物を載せてしまう。そうしている間に少し離れたところから夫婦が戻ってきて、眠っている子どもを降ろし始めた。起こされてぐずる子どもは父親に抱かれ、エンジンの切られた車から家族が離れていく。ケイコはその光景を間近で見ながら、あの夫婦はケイコに見られたと思って戻ってきたのかなぁと考えた。もちろん、そもそも置いていくつもりなどなかったのかもしれない。隣の車のケイコが戻ってきたから、ケイコの車が出て行くまで待とうとしたのかもしれない。色々とぐるぐる考えているうちに、果たしてケイコは、もしもあの夫婦がいないところで子どもが車に残されているのを見たときに、どう対応するだろうと考える。もしも何かあったらと考えて店の人に言うだろうか。そのまま静かに子どもの見張りをしているだろうか。それとも、エンジンがかかっているということはエアコンも効いているから大丈夫だろうしすぐに戻るだろうと、何事もなかったかのように家に帰るだろうか。

うすれば正しいのかということはわかっていても、そう動けるかどうかがわからない自分に愕然とする。まずどうして考えることがあるだろう。そもそも考える必要などないことなのに。(来週火曜日掲載の下に続く)


【波風氏談】画像処理の難しいスマホ環境で作成した今回。シンプル過ぎて物足りない感じもするが、言葉を味わうには悪くない感じ

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今月の読書交流会は全面的お休みです。

2021年07月26日 | ご連絡

暑い日が続き、発見がありました。波風氏が半袖シャツを持っていないこと。家ではランニングシャツで、昆布干しは長袖で、無風快晴高温の日中に外出せざるを得ない時に着るものがない(涙)。当地は我が国で根室とともに唯一、エアコンと半袖不要の極限地と思っていたのに。春の次は秋のハズだったのに(嘘)、恐ろしや地球温暖化。

 

ということで、常識があればとても本なんか読んでいる場合じゃないので、読書交流会『ほんのおつきあい』は誌上交流含めて中止にします。コロナと暑さに負けず8月を元気に生き延びていただき、いつもの地球環境になりましたらまた皆で集まって楽しく交流出来ますよう願っております。当方、ウドンの技も早く発揮できますことを切に願っております。「三密」が売りの波風食堂開店がコロナ終息の証だろうと密かに思っております。この件に関して、我が国関係者から波風店長には未だ援助の連絡等はございません。

 

【追伸】非常識な波風氏は何時もと変わらず読んでます(笑)いや、いつもより読んでいるかも。痛い腰をカバーしつつ。

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70歳代の波風氏【60歳ルールの自己評価:前半】

2021年07月20日 | 日記・エッセイ・コラム



「70歳代の波風氏(プロローグ)」から続く。さて、60代をどうやって生きていくかルールの自己評価。
★★★・・・ほぼ完璧ですね。
★★・・・・・まあまあです。
★・・・・・・・ぜんぜん駄目でした。


●信号は無視する(ただし、周囲をよく見て)   ★(ママヨさんと一緒の時は守る)
●宗教活動、政治活動に関与しない(無常を知り、控えめに生きる)  ★(腹立つこと多いのだもの)
●妄想に生きる(想像力を喚起する、短歌、俳句…やっぱり川柳かな)   ★(詩は読むが作れない)
●名声を求めない(何を今更…気持ちよく忘れ去られるのも努力と才能)  ★★★
●仕事の話はしない(もう忘れ始めたからしたくてもできない)   ★★
●義理の集まりへは行かない(疲れる、金かかる。空気読めてこそ不良定年)   ★★★(礼服ばかりでスーツは着たことが一度も無い)
●矛盾を飲み込み二律背反で生きる(自分には優しく、他人のは厳しく)  ★★★(笑)
●腕組みしない(服に皺がつくからね)★★★(昔、役立たない話聞くときにやっていた)
●風とともに去る(危ない時は、ひらきなおって逃げちゃう)   ★★★(そもそも近寄らない)
●競争しない(わが道を行く、決して他者と自分を比較しない、疲れる)★★★(威厳より機嫌)
●裏道で立ち小便する(もらすよりいい。大きい方はなるべく我慢する)  裏道通らない、熊出るし
●チャンスがあれば浮気する(一期一浮気。ママヨさんに内緒。相手は公募)   ★愛より情
●とぼける(老人の特権。具合悪くなったらアクビする、すかして放屁する)  ★★屁は日常
●耐える(ほどほどだが、そうしないと嫌われる。そして、自分を惚れ直す)  ★★★そのはず
●ぐれる(とことん堕ちて地べたから世間見つめる。姑息にブログ材料に)  ★★人も自分も見える
●昼間から風呂に(銭湯で一番湯に…風呂嫌いだけれど快楽に身を任せる)  ★風呂嫌いは治らない
●ナンセンスのセンス(理屈っぱく生きるのは愚の骨項。言葉遊びから…)★★大好きナンセンス
●権威と無縁に(もともと無縁だけれど…変な背護霊ついていたら怖い)  ★★前半戦が無ければ満点
●ハイカラ主義(身なり良くするのは、不良定年者の基本。アロハは危険)   ★20年以上前のを着る
●バランスに心がける(アンバランスのバランスで定年まで来られた)    ★★★これが最も大事
●唯我独尊(うぬぼれにひたる。名刺も職場も無く誰にも迷惑かけず…)★★ママヨさんに叱られる
●風狂でいく(そのための読書。古典や世界の名著にも学ぶ。食事は柔らか志向)★★本は前より読んでる
●遊び続ける(遊びは精神力と好奇心が大事。そして継続)★★★子どもの時みたく遊んでる
●友人を大切に(共犯者がいてこその活力と情報収集力) ★★本当の友だちがわかってくる


60代の隠居ルールを考えていた頃は、ママヨさんに働き続けてもらい主夫道の修行に励むつもりだった。だが、世間のしがらみが色々あって5年間大学教員やることになりルール遵守とは全くいかなくなった。世間様にお世話にならざるを得ないからだ。そんなことで、満点★★★は65歳以後の完全退職暮らしが多い。次回「60歳ルールの自己評価:後半」に続く イラストは冬に買ったオーバーシャツ(ユニクロ製)、ここ数年で一番気にいった衣料昆布干しのアルバイト賃もらう。「早起きは5文の得」・・・・時間を長く使える、ダイエット効果、身体を動かす、身体で地域を知る、その上でお金をもらえる。             

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言葉のケイコ【その九拾伍】

2021年07月20日 | 【保管】言葉のケイコ

 

ありがたきこと。妻が頼んだ買い物を正確に成し遂げることのできる夫。不倫をしても炎上しない有
名人。試合中一度も塁に出ない大谷翔平。「ここだけの話」を守ることのできる人。スーパーで突然止
まらないオバサン。「ここが潮時」の本来の意味を知っている人。落としても割れない硝子のコップ。
どれだけ食べても太らない身体。絶対に愚痴を言わない人。世の中や社会、大人に不満を全く持たない
若者。

 

嫌だから目に入れないようにしようと思うものもかえって気にしすぎたりして、それを回避しきるこ
とは難しい。閉塞された世界の中で、全くストレスをためないでいることもありがたきこと。
書こうと思ったときにはもっとどんどん書けたはずなのに、いざ書き並べようとするとうまく出てこ
ない。こういうときにすっと筆が進むこともまた、ありがたきこと。

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