波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

裏ブログ、更新しました。

2018年02月27日 | ご連絡

最近、転た寝しない。オリンピックで寝るのが遅くなったからだが、加えて、布団に入りタダで貰ったタブレットで映画見るからだ。そういう生活リズムを反省し7時に起きて生ゴミと一般ゴミを捨てに行く公式裏ブログの方を8日ぶりに「ジーンズのツギ」で更新。背中で「そんなもの出すんじゃありません」とママヨさん。

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「生きるかなしみ」を思う旅

2018年02月25日 | 新聞感想

朝の朝日「折々のことば」は、このブログにもある「生きるかなしみ」(山田太一編:ちくま文庫)から。先週、病気見舞いで渡した本のひとつ。この言葉の後に、「重病にかかった人の記録は、私たちがただ外を歩いているというだけのことが、どれほど大きなことかを教えてくれる」、「自他への不満をかかえ、追い立てられる様に生きるのもいじめである。心して『生きるかなしみ』に思いをいたしたい。」と続く。

ったが、他に「いのちの対話 死に方上手」(鎌田實他:岩波ブックレット)、「蕊」(杣田美野里著:北海道新聞)を手渡す。死から目をそらさないことで余計な不安に苛まれず、今生きている有り難さを直視し、命のエネルギーを増幅して欲しいと選んだ3冊。自分用にあらためて発注し、あえてメモ書きのある既読の方を渡す。ママヨさん作のヨーグルト・スコーン、立男作のスモークチーズ、是非食べさせたい「甘平」(愛媛からいただいた美味しい蜜柑)も入れた『お見舞いセット』を持って出かける。

海道縦断の鉄路往復。車中、故伊丹十三氏の随筆集(「女たちよ!」「再び女たちよ!」)読む。笑い声を押し殺し、70年代にこんな洒落男いたのかと驚く。64歳の突然の死に方、ますます信じられなくなる。文庫本に疲れ、どこも多雪の車窓に目を移す時、大杉漣氏と金子兜太氏の死が浮かぶ。家に帰ったら、「波風食堂」予定地の雪を少し片付けておこう。疲れているのに妙に頭は冴えている感じ。

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『伝説』という詩だった。

2018年02月18日 | 読書


と女がいて、蟹をとり、市場で売り、米を買って子どもに食わせ、年老いて自分の親たちのように静かに湖に沈んでいく、その繰り返しが、生きることであり、命の意味なのかと思った。いや、感じた。40年前の夏、日焼けした畳に寝そべりながら、借りた古い岩波文庫で読んだ詩の記憶。それ以来、再び目にすることは無かったが、心の底に重くあり続けていた。画像は、昨日の夜に10枚書いた最初の一枚、「どんな言葉とリズムが刺激し続けてきたのだろう」とペンにインクをつけながら書いた。もっと硬くて、細くてガリガリした線で書きたいと願った。

の詩は、『蟹を食う人もあるのだ』という言葉1つで鮮烈なイメージを持続してきた記憶。作者も題も知らない。ふと思い立ち、「詩  蟹を食う人」でパソコン検索したら一発で出た。からくり不明な不思議。これからの老後生活、今までの思い出は次々に忘れ去るだろう。だが、こんな欠片から思い出が再生できる時代。記憶とは言葉。言葉が思い出の実体だ。こんなことなら、他人に自分の記憶や思い出をらくらくと操作される危険性だってある。言葉は自分で管理するに限る。もっと強い線で、ガリガリと刻み込まなくちゃ。

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♪ 「二人の銀座」ですよ。

2018年02月14日 | 日記・エッセイ・コラム

『二人の銀座』 和泉雅子 山内賢

テケテケテケのベンチャーズが66年に日本で発売。これに故永六輔氏が作詞し、若い和泉雅子・山内賢(11年逝去、享年67歳)のデュエット曲に。粋で、洒落てて、古く感じない。映画スターにつき歌はもう一つだが何とも初ういしい。和泉雅子氏(71歳)は、泰明小学校の卒業生。

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アルマーニの言葉

2018年02月13日 | 日記・エッセイ・コラム
(前回「アルマーニ校長」から続く)
んな時こそ、『広辞苑 第7版』の出番。「やぼ【野暮】➀世情に通じず人情の機微をわきまえないこと。②洗練されていないこと。」を引き、もう一冊(面倒と言えば面倒な2分冊の机上版)で対義語の、「いき【粋】(「意気」から転じ)気持ちや身なりのきっぱりと垢抜けしていて、しかも色気を持っていること。」を確かめる。この校長に感じたことは当たらずとも遠からじだね。同義語「無粋」の方がいいかな。
 
風氏の「銀座」は、松屋デパート周辺を歩き回った思い出。デパート裏の小路の食堂で「カツ丼」食べたっけ。修学旅行の自由時間。田舎の高校生は、ネオンまたたく圧倒的に大人な街並みに魅了された。全部が洒落ていた。山内賢・和泉雅子の「♪ 2人の銀座」を小声で歌いながら、学生服・制帽ではしゃいだ。「本州」で笑われないよう、100円札を100円硬貨に替えて小遣いに持って行った。
今の銀座は、ずうっと愛用している鳩居堂の便箋、捨てられない田家のネクタイ。そうそう、大事な人からもらったアルマーニは優香良織のとともに使わずとも宝のネクタイ。シンプルで、楽しく、粋だ。
「見せかけの真実は見たくない」は、貧しい子ども時代、母親が布地を寄せ集め手作りした服を誇りに思うと自伝(ジョルジュ・アルマーニ著「帝王の美学」)にある言葉。(明日、【銀座】のオマケあります)
画像はジョルジュ・アルマーニ氏。特別っぽい雰囲気。「ほーっ」っていう感じだね(笑) 「3万円で品質以上に特別な価値が得られる」って?いつから学校はTV通販になったんだい!「奨学金破産 延べ1.5万人」(2/12朝日朝刊 1面トップ)学ぶことは債務奴隷の一里塚。何と貧困・悲惨な教育施策。

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