『半端ない』。気に入らない言葉、若者から生まれた言葉。先週の新聞に、4年前の文化庁の国語世論調査では日常使う人2割(16~19歳で6割以上)、「いずれ定着」するだろうと予想。昨年調査では「表記習慣」が定着し、省略形の『パネェ』が現在進行中とのこと。悲しさ超え怖い感じだ。
そのうち、授業レポートや卒論に、「~は、とても強く心に残った。」と書くところを「~は、ぱねえだ。」を目にするかもしれない。そんなのなら内容もしれてる。不可だね。
今だって、「基本的には」を「基本」、「その結果」を「結果」、文頭の「なので」の多用には頭が痛い。赤ペンで×つけ続けても容易に直らない。若者の日常に定着しているようだ。PTAの席や家庭訪問(そろそろ死語になりそうだが)では既に、子供の貧困や学力以前に、大人の言葉格差が起きているのだろうな。
『絶対は否定の副詞』と厳しく教えられ、気づくと蔓延していた「絶対に良い」に違和感覚え、漱石も肯定の意味で使っていたと偉い人が言い出して、まあ仕方がないかなんて思ったが『パネェ』はな…。【次回、「言い得て妙な表現」に続く】
明日から月が替わる。働かないうちに今年度が終わる感じ。チョコレートや恵方巻のあたるはずの、2月だ。少し働くべし今晩、韓国の画家イ・ジュンソブ(1/24NHK教育「日曜美術館」)の再放送。この番組で、「もう一度見たい」は久しぶり。関連動画を裏ブログにUP。