義父の道具箱にあって一番目をひいた剪定鋏。片手で使うのにギリギリの重さ、鉄の錆を飾る剥げた赤い塗料、そしてカブト虫やサイの角を思わせる刃と繊細なバネと握りの微妙なカーブに心躍る。
未踏の開拓地でどんな枝を切ったのだろう、必死な藪の除去や原生林の伐根の時期を過ぎ、細い枝を相手にする時代が来たのだろうか。
その地を初めて訪れた時、ママヨさんの家族は既に離農し家屋も無かった、ここからあそこまでがうちの土地だったと聞いても理解できず、ただただ左右天地どこまでも広々と延びている牧草地だけがあった。「ハイジの世界だ」と言葉が出ると同時に、ここまでの平地にする労働と暮らしを思った。土と汗と握力で使い込まれた尊い鉄の道具。桜の板を削ってこれを収納する箱を作ろうと思う。
波風家の記憶を言葉とイラストで書き残せた。忘れ物を見つけて目につく場所に置きなおせたようなホッとした気分 スマホ会社のポイントをしみじみ集めている(笑)。このブログに訪問してくれる方が1000人超えた(5/14現在の5月訪問者数1357人)ので100ポイント当たった。読者の皆さんのご支援と運を感じる素敵な今日の朝。