波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

2人展のご案内

2018年09月29日 | ご連絡

5年前に初めて「あとりえ華」を訪れ、画家の故髙橋英生さんからお話を聞き、牛舎を改造した「ぎゃらりい華」を見せていただき驚いた。最北の地で文化を育て見守られている精神と暮らし方に心を動かされた。

 
ご縁があり、今まで2回ここで展覧会をさせてもらった。今回の2人展で、「あとりえ華」「ぎゃらりい華」が閉じられると聞いた。残念な気持ちがないわけでないが、そんなことよりも、ご夫妻に対してただただ感謝と尊敬の心で一杯だ。ご夫妻が創られた「華」の精神を、私のこれからの人生でずうっと忘れないでいたい。
 
 
一昨日、華に関係されてきた方々が何人か集まり話しをした。公式裏ブログに「華の光」として少し書き残しておく。
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『長いお別れ』の助走みたいな

2018年09月27日 | 読書


ATMで3千5百円の送金を3万5千円と勘違いし、最後の「確認」ボタン押した直後に気づいたこと。「これは大事だから無くしてはいけない」入金取り扱い票を、提出直前になって「あれどこいったべ?」と探し回り、冷や汗かきながら再発行もお願いし、結局は最初に保管したファイルケースにあったこと。用事3つ果たす外出で2つ実行し、「用事3つ、用事3つ」と言葉だけは忘れず、最後の1つを家につく直前で思い出したこと。

           

のごろ、一日に1つのことしかできない感じ。2年前から始めた日記風メモも書くことが少なくなってきた。前は、風呂に入ったり、ブログを書いたり、何を作って美味かったなんてことも絵記号で記録。このごろは、手紙4つ出す(誰に出したか書いてない)なら良い方で、何も書かない日もあり後で思い出して書いたりする。メモを欠かさないママヨさんは必須(笑)。
退職後の一日一日は結構色々あり刺激的で面白いのだが、もう一方で面倒臭がりやの面も増えた。1ヶ月単位いや1週間単位で考えると何をやったかがすぐに思い出せず、過ぎ去る時の早さに驚く。えっ、もう週末。わっ、もう月末、っていう感じ。もうすぐ、ぎゃっ、もう年末、のはず。

                              

つて中学の校長だった主人公が認知症をわずらい予測不可能なアクシデントに周囲を巻き込みながら、病気が進行していく話。『長いお別れ』(中島京子著:文春文庫)。毎回同じ場所で開かれる同窓会に辿りつけず家に戻ってきて、異変に気づいた妻が病院に連れて行き認知症と診断。この主人公が妙に愛わしく哀しい。嫌だなあ、行き先を忘れてしまったり、家に戻って来られなくなったら、と波風立男氏は近未来を想像するのであった。


昨日は、展覧会搬入の準備作業しあとは車に積み込むだけ、夜は医療講演会に出かけ講師の楽しい話しに笑いながら学ぶ。帰りに、実に珍しく外でラーメン食べる。朝と昼の食事も思い出せた(笑)。まだ大丈夫だな 丸い月をしばらく眺める。空や雲が月の光でこんなにきれいなんだ。一昨日、手作りの焼いた串団子(粒あん、きなこ、黒蜜)が昼食だったな。ヨモギの草団子が美味かった。

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10月のお誘い【波風食堂】

2018年09月24日 | ご連絡

波風食堂を会場にした10月の催し案内。まず、第3回『ほんのつきあい』を10月14日(日)14:00~15:30で。「わたしの一冊」(3冊まで可、10分)の紹介後、おしゃべり開始。珈琲代200円。

前回大好評だった『珈琲教室』の2回目を10月31日(水)19:00から。今回は、参加された方が淹れ方を体験できる進め方で。参加費500円(全額、子ども支援活動のカンパに)この教室も、「ほんのつきあい」も当日参加でOKですが、準備の都合で参加申し込みをいただけると嬉しい(→ namikazetateo@gmail.com)。

うどん屋さんごっこは、10月7日(日)と10月20日(日)の2回開催しますが既に予約完了。前々から「是非食べたい」と言っていた方が、波風店主の「ではこの日なら遊べるよ」と運良く合意できて「ごっこ遊び」開始ということに。日頃からのつきあいと運が何事でも決めて(笑)。手作りうどんの出来は間違いなく上がってきました。

別会場(「ぎゃらりい華」)で、波風氏とその息子の2人展を9月29日(土)~10月21(日)に開催。こちらにも足を運んでいただけると嬉しいです。こういう形の展示はこれが最後だと思います。また15年間、最北の文化創造に貢献いた本会場もこの展覧会を最後に閉じることに。とても残念です。


波風食堂のうどんを実食していただいた方、4ヶ月で26名(9月24日現在)。このごっこ遊びは11月で年内分終了、来年再開。「ほんのつきあい」は冬場も開催予定。予想以上に面白い公式裏ブログを「名店の風情(笑)」で本日更新。

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樹木希林さんの言葉で

2018年09月18日 | 日記・エッセイ・コラム

技とインタビューのわずかな映像しか知らないが、見事な終わり方だなあと思った女優の死。ひょうひょうとした口調なのに重さのある言葉だった。「どれだけ人間が生まれて、合わない環境であっても、そこで出会うものがすべて必然なんだと思って、受け取り方を変えていく。そうすると成熟していくような気がするのよね。それで死に向かっていくのだろうと思う。でも人間ってだらしないから、あんまりいい奥さん、あんまりいい旦那さん、いい子供で楽だと、成熟する暇がないっていうか。」(サイトで「樹木希林 言葉」で検索し拾った言葉) 
 
風立男氏は、人生とか人格とかはほぼ「環境」が決定すると思っている。「出会うものがすべて必然なんだと思って、受け取り方を変えていく。そうすると成熟していく」を、先週の停電にあてはめると考えさせられる。
自分で自分の暮らしを全くコントロールできなくなった事態。台風や大雨による悲惨なニュースを見聞きしても他人事だった。ただただオロオロし「早くつきますように」と念じるしかなかった。早く通電したところや自家発電機ある人をを羨ましく思う浅ましさ。いやはや。原発事故でなくて良かったとも思った。それを「まさか」と思ったり、もう停電はしばらくないなどと考えると、人間としても、暮らしの面でも、「成熟」がどんどん遠くに行ってしまう気がする。 これで『水』が止まったらどういうことになったことか。どんな環境になっても楽しく暮らせる術を真面目に模索しなくては。時間はまだだいぶ残っているはず。

身に転移した癌を受け入れ、「一人でできなくなったら、「これにてご無礼いたします。そうだね、最後のセリフは『「はい、みなさん、今世はこれにてご無礼いたします』。いいセリフだよね」(前同)という生き方を貫いた希林さん。それに比べ、闇夜に見た星空に驚いたり、冷凍してあった食材を一気台放出のご馳走を喜んだりして不安を紛らわせていた波風夫婦。生の根本のところが実に弱かった発見。暗闇をくれた停電と希林さんの死は、自分で自分をコントロールできない環境と自分の生きる力の脆弱さを思い知らされた。暗闇にオロオロしたことを電気のせいにしてみたり、個性派女優の見事な生き方を希有の才能のせいにするのではぜったいにもったいない。合掌。樹木希林さん、享年75歳。
 

 
画像は、ランプの光を調節するママヨさん。本を読むには暗く、ご飯のおかずは判別できる明るさ 一昨日の食堂ごっこに4名来店。とても元気良い同年齢女性の方々。話題豊富で率直、楽しかった。相席の面白さもある。未だ格好つけたがる同年齢男性ではとても太刀打ちできないなあ(涙)環境が人格形成に決定的でなければ教育の存在理由は無い。
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気になる車が

2018年09月16日 | 新聞感想

 

聞に『ビートル 生産中止』の記事。宝くじ1等当選か、大金持ちの叔父さんいることが判明し莫大な遺産を受け継ぐことが出来たら買おうと思っていた車。ものすごく残念(笑)。買っても修理工場探しが面倒臭いから、製造中止になってよかったと思い込もう。

          

イトでこの車の仕様や口コミ、中古車情報を何回も見ている。デザインに愛嬌があり、「狭くて乗りづらい。せいぜい2人乗り」、「燃費が悪く運転もしづらい」、「その割に値段が高い」という評判でも、あのヒットラーの命令で作られた車でも、どこか人間的で好きだ。後ろ姿が特に。似た車無く、デザインコンセプトを80年間も引き継いで「ビートル」らしさ失わなかったのが好ましい。これなき後、残るはダイハツの『ム-ブキャンバス』ぐらいか。

              

の趣味は全然無い。一度に5台まとめて買ったり(購入予定者をかきあつめて)、色々調べて最安値の時期を探ったり(このかけひきが面白い)、高額商品購買方法(現金購入。借金してまで乗るものでもない)を楽しむだけ。今乗っているのは、東北の地震被害に負けずに作っていた工場出と、値段と燃費と修理工場の多いことから。だが、小さいくせに威張るな、と言いたい小賢しい顔つきの奴(笑)。友だちにはしたくない顔。
 このごろの車は、やたら多い車体金属面の切り替えしと吊り上がった目(ライト)ばかりで、何ともチンピラ顔。プリウスも年々品のないちゃちな顔つきになり、ミニバンもやたら居丈高。他社も同じで、あおり運転してなにが悪いという顔つき。


公式裏ブログを「女性の言葉を読む」でただ今更新。久しぶりだ。今日は「波風食堂ごっこ」の日。お客さん役の人4名で相席満席昨日は夕方から4時間、麵と出汁と梅ゼリーづくり。ママヨさんは、食パンと竹輪パンとソーセージパンづくり。働く老人2人、明日敬老の日。

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