波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

万年筆で書く

2019年02月25日 | 日記・エッセイ・コラム

年筆を20年ぐらい使っている。パソコンを使い始めた頃からだ。ワープロを便利だ便利だと喜んでいたが、もっと便利な道具の出現で逆に不安になった。イラストやポスター、文字組のデザインにとても便利だが、写真より手描きイラスト、既成フォントでなくデザインした見出し文字にこだわってきた。やたら時間がかかるが、手描きの風味が好きで、それが気持ちよいからだ。機械任せのテクニックで、自分の残したいものや技量を自分で誤魔化してしまってはたまらない。

50歳ぐらいから、毛筆、鉛筆、色鉛筆、そして万年筆を手に取る。前は卒業証書(さすがに文面は印刷)も生徒名も筆で、今は手紙を万年筆で。鳩居堂の無地便箋に黒インクの文字は書いていて気持ちいい。文字でなく「文字の形の絵」を描いている感じで飽きない。字は誰が見ても下手で、書き方も間違っている。達筆の友人から「全部がルールに違反している」と笑われた。万年筆から力まずに言葉が流れ出てくるような感じは他に代え難い。青インクのは日記、黒の中字は少し長い手紙、黒の太字は便箋1枚用に使っている。

ートリッジを買えなかった話しをしたら、多くが水性ボールペンを使っていると言う。自分の使わなくなった万年筆をあげる、という方もいて色々な理由で困惑した。インクの方なら喜んでいただくのに。今や絶滅危惧種ならぬ絶滅器具種の万年筆。この前ママヨさんが、立男君のことを『積極的 引きこもり生活』と笑っていたことを思い出した。


 昨日、第6回『ほんのおつきあい』を4人参加で。小説が紹介されなかったのは初めてかもしれない。近日中に概要紹介  万年筆のイラストは、油性クレパス(白)と鉛筆(4B)で。こういう感じが、理由はわからないけれど好きだ。公式裏ブログを「積極的 引きこもり」で更新インクカートリッジを大手通販サイトで発注。仕方ない。便利と思わない、管理されている感じ。

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万年筆で歩く

2019年02月23日 | 日記・エッセイ・コラム

年筆のインク・カートリッジを買いに行く。春みたいな天気だから、書いた封書を持って少し遠くの郵便局まで歩いて行こう。予想通りコンビニになく、少し期待したホームセンター(文房具コーナー)にも無く、文房具店に無かったのはさすがに落胆した。買いに来る客が全くいないらしい。社長が自分の机の引き出しを引っ張って、「少し前まではあったのですが」と自分用のも無くなったと告げた。もう店に置くつもりはないようで、絶滅危惧種ならぬ「万年筆=絶滅器具種」なんだね。

こまでで、普段の2日分を歩く。文房具店を出たら足の萎えが襲ってきた。往路は坂道の下りだが、復路は上り道。箱根駅伝と違い誰かとバトンタッチもできない。途中、ジュースの自販機、パチンコ屋、ケーキ屋、ゆったり休める図書館の誘惑を振り払いながら歩き続ける。一度止まると動けなくなる不安で、腕を強く振り左右の足を調子よく踏み出し続ける。12634歩は、新宿界隈を歩き回った東京散歩1日目とほぼ同じ。今朝、身体の変調は無い。年寄りの疲れは遅れて明日に出る。(次回、「万年筆で書く」)

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第6回『ほんの おつきあい』開催ご案内

2019年02月21日 | 読書

 

■日時:2月24日(日)14:00~
■会場:波風立男宅
■進行:最初に、参加者から本の紹介(3冊以内で、『おすすめ』を1冊)。「こんなことが書いてある」と「読んで思ったこと」を。「みんなに聞いてみたいこと」もOK。(司会がやりやすくて有り難い)
■司会:波風立男氏
■その他:珈琲代100円。文字通り、本による交際だけの集まりで参加ルール特になし。読んでなくて読んだ人の話を聞きたいも歓迎。


公式裏ブログを『旅立ちの桜』で昨日、『チキンラーメンの昼』で今更新 この頃開いている本。井上ひさし著『この人から受け継ぐもの』(エッセー)、川上健一著『トッピング』(小説)、沢木耕太郎著『作家との遭遇』(作家論)、『多数という奢り オルテガ「大衆の反逆」』(NHKテキスト 100分de名著)。どれも面白いいつもと違った3週間が過ぎ日常生活に戻る。チキンラーメンの昼。

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悪い冗談

2019年02月18日 | 新聞感想

日か前、我が国首相がトランプ大統領をノーベル平和賞に推薦、というニュースを知り、世の中には何て面白いニュースを捏造する方がいるのだろうと笑った。新聞投書欄の角の『嘘ニュース』みたいだ。自国でも他国に対してでも平然と分断し嘘をつく代表選手みたいな方々が相互に褒めあい、よりによって『ノーベル平和賞』推薦。これがブラックジョークでなくて何なのか。この賞が平和貢献に本当に値した人に与えられてきたかどうかは別にして。

朝の天声人語(2/18朝日新聞)で、まさか、と思った。韓国大統領からでないか、という話もあったのに。唖然とする。天声人語は、アベシのポチぶりを皮肉り、今まで以上に世界的に馬鹿にされているリーダーぶりでは「いかにも外見が悪い」と結ぶ。

しつこいが、この話は事実なのだろうか?嘘であって欲しい!我が国首相の名誉のためにも。いや、それはどうでもいい。我が国国民のために。


 今日の週間天気予報(当管内周辺地域)でマークが一つも無いテレビ画面。今の時期、こんなことがあっただろうか公式裏ブログを『豚汁(深夜食堂のレシピで)』で更新昨日、岡山市『はだか祭り』の映像で驚く。川上健一著『トッピング』を読んでいる時だったので。なるほど、気絶するわけだ。

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『やばい』の記憶

2019年02月15日 | 新聞感想


ブログの『やばい』は、中学1年生で一緒になった「やばい連中が使っていた言葉」だった。中学で一緒になった隣の小学校の連中が、「おひかえなすって」から始まる挨拶言葉、「舎弟」「シノギ」、そして『やばい』を使っていた。

いことをして(万引きを『ぎる』と言っていたな)「やばかった」と自慢げに話していた。1学期のうちに「やばい」連中が鑑別所に行き、クラスの男子は「やばいべや」なんて噂した。
『やばい』は、昨年買った辞書では、①不都合である。危険である。「-・い事になる」②のめり込みそうである。「この曲はくせになって-い」(広辞苑 第7版)。中学時代の意味では①だが、どうもなあ。感動表現の②も、ちょっとなあ。

ういう時の新明解国語辞典(2013年発行)。意味の変遷を総括的に見事にカバーしている。新規さが絶えず求められる今、内心の高まりを表す「仲間内の隠語」が、テレビで繰り返し使われて、コソコソとした犯罪感は薄れ、共犯者的な親密さのある感動表現として定着してきたのだろう。そろそろ飽きられるはずで、次はどんな言葉が消費されるのだろう。


 裏ブログに載せたかった記事。一昨日まで裏ブログがサクサク使えたのに突然びくともしない。こういうのを・・・実にやばいと言うのだ(涙)。ブログ会社に問い合わせメールした(午前中)。いじっているうちに何とかなった(午後)(2/15)裏ブログのブログ会社(はてなブログ)から、編集不可の理由を丁寧な説明でいただく。その上、早い(涙)。感謝の返信した。最近、こちらより、『波風食堂、準備通です。』の方をほぼ毎日更新。

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