波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

9月のお誘い【波風食堂】

2018年08月31日 | ご連絡

 

波風食堂を会場にした9月の予定。まず、第2回『ほんのつきあい』を9月9日(日)14:00~15:30で。「わたしの一冊」(3冊まで可、10分)の紹介後、おしゃべり開始。珈琲代200円、当日参加でOKですが準備の都合で参加申し込み(→ namikazetateo@gmail.com)してくれたら嬉しいです。

うどん屋さんごっこは、9月16日(日)12:00~13:00の1回。完全招待制につき、1週間前に参加申し込み(→ namikazetateo@gmail.com)してください。定員6名、早い者順、お断りする場合あり。

別会場(「ぎゃらりい華」)で、波風氏とその息子の2人展を9月29日(土)~10月21(日)に開催。こちらにも足を運んでいただけると嬉しいです。こういう形の展示はこれが最後だと思います。


波風食堂のうどんを喉に通していただいた方、3ヶ月で22名(8月31日現在)。スゴーイ。うどん屋さんごっこ遊びは11月で年内分終了、来年再開。「ほんのつきあい」は今後も毎月開催。大好評だった「珈琲教室」の2回目を年内開催予定昨日、樹木希林さん、一時危篤のニュース。危機回復しよかった。こういう時にあのイラスト、すごい。

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気づくと樹木希林

2018年08月28日 | 日記・エッセイ・コラム


回ブログで、老人は飄々とふざけているのが一番と書いた。樹木希林(敬称略)が浮かぶ。この人が浮かぶと他はどれもこれも小物で、春風駘蕩な感じが薄い。自然な演技と存在感が圧倒的で、多くの映画に出ているのに飽きない。インタビューで「人は人、私は私」の生き方に驚き笑い唸る。世間のルールとだいぶ違う人生観も、大女優の特権的な物言いとは違う。衣食住のセンスも抜群だ。老人の理想像の一つにこの女優の生き方があるかもしれない。                

て、見たい映画。『万引き家族』と『モリのいる場所』。必ず見たい。「人は見るために生まれてきた」(映画『あん』)の言葉は、狭い「生きる意味」を飛躍的に転換させてくれた言葉だが、この俳優のまなざしと語り口がなければ記憶に残らなかった。10月封切りの『日々是好日』は、多部未華子、黒木華に樹木希林。凄い(笑)。多部は波風氏、黒木はママヨさん、樹木は両者の大好きな女優。雪降る前だから、9時間の往復、またやってみようかな。


公式裏ブログで『退職の頃の言葉』を連載開始。今日、その1回目 詩文『伝説』を彫った板を居間に架ける。来月からの展覧会に並べる予定。それまで架けてあった八木重吉の『草にすわる』と『雨』を玄関に移す。移す前にゆっくり読んだ。

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髪も仕事のうち。

2018年08月27日 | 日記・エッセイ・コラム

同一地域で仕事した旧知の集まり。当地から往復9時間はこたえたが楽しかった。趣味、体調・病気、再就職、ボランティアの交流、老人はひょうひょうとふざけているのが一番いいね。

角線向こうの禿げている方、顔も名前もわからない。声も覚えが無い。宴会お開き後、失礼と思いつつ「どなたでしたか?」と尋ねたら、波風氏と入れ替わりの方。退職祝賀会で短いあいさつ交わした切り。だがその時は、ふさふさ黒々のはず。

の話しをしたら、「退職時点でカツラを脱ぎました」と笑って解説。沖縄の翁長さんにもそう思ったが、髪は、いやヘアースタイルは仕事の公的フアッションなのだ。有ると無いでは、印象が全然違う。公的な時のスーツや靴を選ぶように、ヘアースタイルも、本人の「こうありたい」と周囲の「こうであって欲しい」に応えて選ばれていたはず。今回、一番心に残ったこと(笑)。環境に対する個の適応なのだが、自分に対する自分からの適応とも言える。


画像は、宴会場の近くの洒落たCAFEで抹茶をいただくママヨさん。陶芸作家の方が建てられた『gallery+cafe zen.』。庭や陶芸作品、建物の雰囲気、もう少し居たいと思った。

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『ゴリラからの警告』を読む。

2018年08月23日 | 読書


にふれ浮かぶ、人を人ひとたらしめているもの、しなやかな人間を創る教育、争いは人間の本性か、の問い。これらを、ゴリラの目で見た人間社会の不思議から解き明かす『ゴリラからの警告 「人間社会、ここがおかしい」』(毎日新聞出版:山極寿一著)。テレビで、著者(現京都大総長)の只者でない存在感を感じていた。若い時からずうっと抱え続けてきた前述の疑問、人生後半に入っても満足な回答は全然得られない。いや、ますます、生半可な体験で少しわかったような気分にだけはなりたくないのだ。

             
箋を貼って読む。本の上側が付箋の雑木林(笑)。1章のゴリラと比べる人間の苦悩が興味深い。人間以外の霊長類の脳の大きさは集団規模に対応し、狩猟採集民の村の平均は150人、なんていう話に心動く。このブログの読者数(笑)。年賀状もそのくらいの枚数なのかな。この著作の元が新聞コラムのせいか、ページ毎に唸るツボあり。その分、主題の一貫性には欠けるが、自分の「常識」が振り回されるような快感。父親という余分な役割、なぜ人は誰かと食べるのか、メスと母親、授乳期が短かく多産な人間、近親相姦の禁止が文化の始まり、動物と人間の笑いの違い、白目の効用、老人の社会的な役割…一日の合間合間に読む。小麦粉踏みながら読む。かわいい表紙絵が読みやすさを象徴しているかのよう。

             
章「しなやかな人間を創る教育とは」、3章「人類が見落としている平和への近道」に共感。特に、研究と教育が機能する「学生が主人公」の大学への道筋だ。全ての大学教員、いや関係者が絶対にこうであってほしい。この本の良さは内容だが、知性を感じさせてくれる。全編これ「難しいことを面白く~」の表現で、人間を巡る最先端の研究成果を教えてくれる。ゴリラと寄り添える知性は、自分も人間社会も冷静に客観化し、深刻な人間の課題を小気味よく明らかにする。だから、最終頁まで楽天的な気分続く。庶民が期待する大学人とは、こういう人物(波風氏と同じ1952年生)ではないのかなあ。


相当怪しい学長・総長・理事長の噂聞く昨今、こんなリーダーを未だ選べるこの国の高等教育 台風により当地の大イベント中止。よって、何年間も踊りを練習された愛媛19人の方々が来ることできず、その無念さ思うと言葉も無い 公式裏ブログの方で、還暦の時に書いた一文を掲載予定。初心を確認する気持ちで。続けて、45歳時の信州松本旅行記もかなあ。今年が、大きな節目みたいな感じがして。

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人生、七味とうがらし

2018年08月20日 | 新聞感想

 


な心の持ちようを「~み」で名詞にし、『人生、七味とうがらし』(8/16朝日朝刊1面コラム)と、ひとまとめにして客観化。この「宿痾であり業」と正面から向き合うことで人生の味わいも深まるというから、まず七つの言葉を広辞苑で引いた。

■恨み、怨み:酷い仕打ちした人に機会あらば仕返ししてやろうと思う気持ちをいつまでも忘れないこと。■辛み:相手の仕打ちを辛いと思う気持ち。■妬み:他人の幸運、長所を恨んで、幸福な生活のじゃまをしたいと思う心。■嫉み:他人の幸運、長所が自分には望み得ないのを不満に思い相手に悪いことが起こればいいと思う気持ち。■嫌み、厭み:①自分を目立たせようとする言動が目につき、接する人に不快感を与えがちな様子。②相手の弱みなどを衝くようなことを遠回しに言ったりして引け目を感じさせるようにすること。■僻み:曲解して自分ばかりが損な立場にたされていると思い込むこと。■やっかみ:(東北、関東方言)やっかむ=ねたむ、そねむ。

るほど嫌な心だ(笑)。とうがらし味の強い知人数名浮かぶが、波風氏自身はこの味ではない気がした。ここらをママヨさんに伺うと「全然違いますよ」の即答。続けて「自分のことを最高と思っている人に薬味は必要ないでしょう」(涙)。もっと悪い。彼女も辞書で調べ、自分にあてはまると思ったらしい(怖)。だが、もっぱら波風氏にだけ振りかけて日頃の鬱憤を晴らしているそうだ(涙)。


午後から高校野球決勝戦(大阪桐蔭:秋田金足農)。午前中にちゃちゃと用事済ませなければ 19人のお客さん(全員女性)が週末に波風食堂の見学予定。事件ですね。何を準備したら良いか分からない(笑)。何て面白いんだろう。

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