波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

第8回『ほんのおつきあい』全記録 (下)

2019年04月29日 | 読書

※前回(中)から続く残り3人の読書紹介。

MS(女) この読書会で紹介された本を借りて読みました。絵本『花さき山』(斎藤隆介著・滝平二郎絵:岩崎書店)。良いことをすると心に美しい花が咲く、花の咲く生活をしていきたい(笑)。漫画『イキガミ』(紹介済み)、死について深く大人向け。小説『雨鱒の川』(川上健一著:集英社文庫)、切ない両思いの二人。泣きました。

ママヨ 『茨木のり子詩集』(岩波文庫)。詩はわからないところが多いが、はっとする言葉との出会いが時々ある。この作者の詩は教科書で読み、大人になってからも読んできた。作者没後に発見された、それまでの印象と違う詩が収録されている。選者の谷川俊太郎氏は苦手な詩人だが、反戦詩『死んだ男の残したものは』の作者だと知り少し考え直した。

波風 おすすめは、詩集『えーえんとくちから』(本ブログで紹介済)。『秘密の本棚』(いしかわじゅん著:小学館)は、同著者の『漫画ノート』、『今夜、珈琲を淹れて漫画を読む』に続く漫画評論。漫画好きにはたまらない。あと、小説『パンとスープとネコ日和』(本ブログで紹介済)。


死んだ男の残したものは』(谷川俊太郎詩、武満徹曲)は、ママヨさんが若い時に衝撃を受けた曲。一昨日のTV『サワコの朝』で、倍賞千恵子さんがとても大切な曲に挙げていた 画像は『花さき山』から。よいことをすると・・・

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第8回『ほんのおつきあい』全記録 (中)

2019年04月28日 | 読書

参加者6名の読書交流の紹介です。

HF(女) おすすめは、長編小説『伽羅の香り』(宮尾登美子著:中公文庫)。戦前、戦中、戦後を香道を通して生きた女性の物語。香道について知る一冊でもある。香木を焚いてくれ雅な雰囲気で読書交流。もう一冊は、『電磁波・化学物質過敏症対策』(加藤やすこ著:緑風出版)。スマホ、電子レンジの血流障害、パソコンを長時間使えない、柔軟剤等の化学物質に反応する体験が参加者から。

HY(男) 退職して老後を送る上での指針になるような本を読んでいる。今回は、『老いへのけじめ』(斎藤茂太著:新講社)、『生き方上手はよく笑う』(斎藤茂太著:新講社)。仕事のために漁師をやってきたが、人生の目的は人の為に役立ちたいと思っている。読み聞かせ、バルンアート、手遊びもその手段。司書と司書教諭の資格をとり視野が広がった。芥川賞作品も読んでいる。

SN(女) おすすめは、漫画『寄生獣』(岩明等作:講談社)。20年ぐらい前の大人向け作品、社会批評に通じる深い内容、全10巻の長編。波風夫妻も一押しの漫画で、読んだ者どうし盛り上がる(笑)。もう一冊は、コミニケーションが苦手な主人公、漫画『風子のいる店』。寄生獣と同じ作者。    ※字数が多くなるので、残る3人(MS、ママヨ、立男)は次回紹介。


公式裏ブログ「波風食堂、準備中です」を、4/25『ケインズの美人投票』、4/27『波風新聞』発行準備、4/28『昭和はいつから始まる?』で更新。

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第8回『ほんのおつきあい』全記録 (上) 

2019年04月27日 | 読書

先週21日(日)開催の読書交流会。参加者が語ってくれた「なぜ読書するのか?」と「人生最初の読書体験は?」を紹介します。

ママヨ 自分以外の体験を経験できるから。厚紙の絵本の桃太郎だと思う
MS(女) 知らなかったことを知ることが出来る。例えば、自分とは違う人の片思いの気持ちとか(笑)。幼稚園の時の『いないいやいやえん (福音館創作童話シリーズ)いないばあ』や『ノンタン』のシリーズ。
HY(男) 東京にいた青年時代、地元に関係する本をすすめられて読んだのがきっかけ。知床が舞台の『ひかりごけ』(武田泰淳)や、利尻の『青年の汚名』(大江健三郎)。子どもの時、お祖母さんが買ってくれた鉄人28号や鉄腕アトムの載った月刊漫画誌『少年』。地元に本屋が無かった。
SN(女) 実は本を読んでいなくて、読んでも年にノンフイクションを1~2冊(驚)。この読書会に誘われて「まあ一度ぐらいなら」の気持ちで参加したら面白くてそれから読み始めた。覚えているのは『ベトナムのダーちゃん』(早乙女勝元)
HF(女) ストレス解消のお菓子に似ている読書、活字が大好き。親が働いていて本を読んでくれなかったので、ひらがなを50音表で覚えて自分で読んでいた。最初の長編は絵本『いやいやえん』(中川李枝子)。

立男 この頃の読書は、バラバラな記憶がつながっていく、整理されていく感じ。小学生の時に買って貰った学習年鑑。漫画以外これしか本が無くて暗記するぐらい読んだ。
※次回の全記録(中)で交流の紹介。

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赤い実(唐辛子)

2019年04月26日 | 図工・調理

去年の秋、枯らしてしまった唐辛子(園芸用)。それからずうっと描こうと思っていた。同じ頃に枯れた吾亦紅、霞草は描いた。「半年間捨てなかったのは描くつもりだったのでしょう」とママヨさん。これで、去年の宿題は完成。枝と葉が枯れても実はちゃんと赤い。いや、枯れた方が赤みがくっきりした感じ。

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かたくりの花

2019年04月25日 | 図工・調理


新聞紙にくるんでアイヌネギをくれた方が、その上にそっと置いた春の花。手渡しで壊れ物注意のように渡してくれた。随分遠くに咲いた野の花だからクターッとなっていた。水を吸うと少しだけ元気になった。元々、首を垂れて可憐に咲く美人『カタクリの花』。急いで描いた。首の細い花瓶に、葉も花もバラバラなのを何とかまとめて。本当はこんな風には向いてくれない花だけれど仕方ない。アイヌネギの葉も間違って入っているかもしれない。


公式裏ブログ、『ケインズの美人投票』で更新ママヨさんが蜜柑でママレードを作り、立男が焼いた鰊に添える大根をおろしました。少し苦みあるこのジャムが好き。

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