波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

【その240】 観光

2015年11月30日 | 【保管】一寸凡師コラム
  「観光とは、そこにある“光”を見に行くこと」だと聞いた。光とは、その場所に住んでいる人。その場所に住んでいる人が光り輝いているからこそ、たくさんの“観光客”が集まってくるのだそうな。昨年の凡師家の観光は、神奈川と仙台に。確かに目的は“人”だった。今年も観光を計画しているが、やっぱり目的は“人”。ちなみに凡師家が出掛けるときは、基本どこでも「車中泊」。かれこれ100泊はゆうに超えている。なんといっても「車中泊の旅」の良さは気の向くままに、好きな時、好きな場所で寝泊まりできる事。出発時間や到着時間も気にしなくて良いし、荷物も適当にホイホイと。さあ、今年はどんな観光になるのだろうか。カメラとウクレレと小説を忘れずに持参したい。
 


 公式裏ブログ「波風食堂、準備中です」更新しました 新聞の「学力テスト結果(管内別成績比較表)」は悲しい。採点したテストを子どもに返す時に「君は全科目最低だ」と学級全員の前で言うなどは何人にも許されず教育と無縁の行為、成績上位にも害悪しか残らない。だが、それにしてもまだクラス内の範囲。無批判に晒す新聞、公器が凶器になる怖さ、文句言いずらい怖さ。
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「 しっかりとしたカタチ 」

2015年11月29日 | 新聞感想

 今朝の朝日新聞。20面に「年齢なんか、関係ないんだ。生島ヒロシ64歳」のコピーで某フィットネスジムの全面広告。35面(社会)に右の記事。新聞は時に、こんな面白いカタチで情報提供してくれる。この種の怪しげなダイエット事業は、こんなのに使えるお金と時間を俺は持っている、お前たちとは違うみたいな層に取り入る、格差社会のあだ花に過ぎないどうでも良いことなんだが、今回の政治家の弁明が面白い。庶民の代表はこんなことを考えて政務に励んでおられるのだね。

 使用前・使用後のやたら鬱陶しいCMを見せられるたび疑問だったジム費用が今回判明。75万円!75万円だって。この政治家、「しっかりとした『カタチ』にする。それが私の政治スタイル」(小見山幸治オフシャルサイトから)が政治信条なんだって。誰のための、どんなカタチなんだろう…と思ったら、自分の肉体のことだったんだね。

 どうでも良い話だが、「ダイエット」と「64歳」と「75万円」に立男はビンビン反応した。俺のカタチはテレビ体操とママヨサンの食事療法で、と決意だけは一人前の11月最後の日曜日であった。

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第82号/「安心」をつくる

2015年11月29日 | 【保管】腹ペコ日記

 年内最後の出張を前にして、相方さんが憂鬱そうだ。まめたの寝かしつけは大丈夫か、ちゃんとお風呂にいれられるのか、腹ペコの食事の確保は大丈夫か、等々。大丈夫だと確認しても、不安は消えないものらしい。 

残される方も不安だが、置いていく方もそれなりに不安だろうと思う。腹ペコが融通の利かない不器用な人間であることも、相方さんの不安に拍車をかける要因だ。そのため、相方さんは「躊躇せずまわりに頼るように」と繰り返す。
 

そんな相方さんの不安を少なくするべく、出張中のスケジュールを組んでいる。大げさなようにみえるかもしれないが、安心して出かけられるよう整えることも、家族の信頼関係をつくる上で大事なことのように思うのだ。

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人間の格付け(中)

2015年11月27日 | 日記・エッセイ・コラム

【前回の〈上〉から続く】少し前の道新コラムで、「よじょう」を図書館から借りて読む。武蔵に父親を切り捨てられた主人公が、世間のニーズで健気に仇討ちする孝行息子にまつり上げられる。そんな気なんか全然無いその男が「あの見栄っ張りのじじいめ、死ぬまで見栄を張りやがった、死ぬまで」と武蔵を笑う場面が小説の山だ。立男は、死ぬまで世間体を気にする武蔵像というより、世間のニーズに応え続ける生活者、演技者の武蔵として読んだ。かくあるべしの武蔵を求める世間、それに応える努力で評価される武蔵、主人公もそうした武蔵を相手に演技し成功者に。めでたし、めでたしなのだ。読んでないから偉そうに言えないが、吉川英治流の武蔵像とまるで違うのは見当がつく。

 俗人とは笑われる、軽蔑の対象なのだろうか。『ぞくじん【俗人】〔高遠な理想を実現させるためには全てを犠牲にしても惜しくは無いなどと言った考えを持たず〕世間的な立身出世に憧れたり、自分の家族の幸福を願ったりして生きる、ごくありふれた常識感覚を身につけている人。』(新明解国語辞典)と辞書に。いいじゃないか、俗人(笑)。世間とは俗世界そのものなんだから。だが立男はここでハタと思い出すことがあった。 【次回の〈下〉に続く】


  本ブログの座付きコラムニスト『一寸凡師』さんと『腹ペコ』さんの正体は、「波風立男」同様に明かされていない。だが読み続けていると、家族構成、趣味、ものごとの考え方などがわかってくる。お2人の新鮮な感覚、しみじみとして幸せ、ちゃんとした考えに刺激を受けられるのは幸せなことだこのブログも来月で6年目に入る。当初目標は『清々しい自己満足』だった。2人から「書き続ける」姿勢と同時に、「自己満足」の清々しさ度合いを自己点検させてもらえることに感謝したい。 

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イラスト(身辺の絵柄3)

2015年11月26日 | 図工・調理

から届いた『なめた鰈』。食べる前に描き食欲と表現欲を充たす。「この魚辞典、ウグイあるのに鰈が無い。変だ」なんて言いながら『淡水編』で調べてるママヨさん。ネットでは、ババ鰈、押すとブヨブヨしていて皮が奇麗でなく粘液多い、別名「なめた鰈」なんて書いてある。今が旬の高級魚、煮付け、塩焼き美味とも。それとこれ、同じなのかなあ。割合に大きい。切り身にして油で焼いて食べた。上手い魚だ。若かった時はこの種の味があんまりわからなかった。材は例によって、クレパス、木炭と鉛筆。スケッチブックで描いたのをPCに取り込んで。つきが面白い。海底の砂の中に潜んで目だけグリグリ動かしているのかな。身体の割におちょぼ口。大きさに比べ顔の造作が小作りで愛嬌がある。来年の波風カレンダーに使えそう。

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