波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

筍を描く

2023年04月30日 | 図工・調理

肌色から茶に変わり黒へグラデーションする皮、繊維に沿って触るとすべすべしながら正確に計算された凸凹感や生き物特有の毛並み。内から外に張り出す力を被う皮の張り方と重さ、暗闇で何も言われず触らされたら、植物か動物かがわからない。描いたので安心して食べられる(笑)、描いて食べたら2度楽しく、2倍美味しい。

小さなスケッチブックに収めようとしたのが失敗で、野性に欠けてる。隣で大きなスケッチブックに大胆に描いていたママヨさんのに見とれた。目の前に突然現れた急峻な山。俺のは丘。絵はまとまっていれば良いというものでは全然ない。※次回、ママヨさんの筍、掲載予定


目的無く急がず心ほどいてただ街を歩くのはふだん得られない楽しみの1つ、5月がとくに良いと長田弘著『なつかしい時間』に。「自分がゆっくりと通り抜けてゆく。風景がくれる感覚、音や匂い、色彩、時の感触、そういったものから語りかけられているという深い印象。そういったことが一瞬の記憶となってまざまざと残る」(「街を歩こう」)A4版のスキャナーに乗るスケッチブック多用していたが大きいのが必要だな。チマチマしないよう、久しぶりに絵の具を使ってみよう。

コメント

蕨を描く

2023年04月29日 | 図工・調理

この前、魚くれた方から筍と京蕗と蕨いただく。魚(赤がれい)は寄った目も、おちょぼ口も何とも言えない味があったが、味覚の方の味が勝ちすぐに煮て食べた。ほろりと骨から剥がれる純白の身はもちろん、次の日の煮こごりが大ごちそう。絵にしなかったのが大失敗😢

今回は描いたぞ。ママヨさんも描いた。蕗は葉を描けそうもないのでやめた。久しぶりにクレパスと木炭使った。この画面では分かりづらいが、4Bの鉛筆で描線描いた後、白いクレパスで大まかに一度被いつぶし、そこに色鉛筆(緑2色)を置いた。本物らしく、という気持ちは全然なく、形の面白さとホッとする緑色を描きたかった。「蕨」と言われなければ、何を描いたか当ててもらえないかもなあ(笑)。


読んでいる途中の本が6冊もあるというのに又1冊買ってしまった。ものすごく面白いから、これを読み終えてから残りを片付けることになるなあ。詩人 長田弘著『なつかしい時間』(岩波新書)、人と人との関わりをこんな言葉で集中的に考えさせられるのは初めてだなあ波風食堂の床を半分塗る。ワックスをいくらかけても効果が無いのは無塗装の合板だから当たり前で、「やっぱりやるしかないか」と腰上げた。

コメント

まいど はんど めいど

2023年04月25日 | 図工・調理

波風食堂製品の新しいロゴマーク。濃紺の暖簾に『波風』の文字と『へへつ』印をあしらう。こうするとアラフシギ、自家製ママレードジャムがそれなり風に見えてきて、思わず「おいくらですか?」と店員さんに訊ねたくなる。
下に小さく『まいど はんど めいど』と加えたのは、「ハンド メイド」と入れようとしたら「毎度」が浮かび、おおっ脚韻揃いで面白いじゃないか、意味としても間違っていないし、ということで。これからの手作り品(お土産としてさし上げる)にはこれをシールとして使いたい。

ママレード作ったママヨさんの評判は、「なんでもかんでも『波風』『波風』って付けないでくれません(怒)」といたって悪い。君にはわからないのかなあ、このセンス(涙)。


今月末日曜に予定していた読書交流会は常連参加者の方々の都合も揃わない(5月連休の入り口だもね)ので中止にします 岩波の総合誌『世界』が面白い。今月でやめる朝日新聞の良質な情報が過不足無く並んでいる感じ。じっくりゆっく1ヶ月かけて読むのも老人にはあってるなあ。消費的情報の新聞を疑い、テレビも録画するのが毎朝のルーティーンになり、「とりあえずテレビ」は消滅。

コメント

街の灯り守る人

2023年04月21日 | 日記・エッセイ・コラム

街の本屋本を頼んだ。ここが無くなると街に行く楽しみが無くなると後ろめたさありつつ、アマゾンを利用していた。予約票に名前を書いていたら、店主から「お元気そうですね」と声をかけられた。昔、PTAで縁ある方だった。孤軍奮闘している本屋さん、がんばって下さいと言ったら、とても嬉しい、それだけで励まされると言われた。大判の広辞苑を頼んだのは5年前ぐらいかなあ、それ以来の注文。背表紙で本選ぶのは楽しい。本を頼んで連絡が来ていそいそと取りに行くのも楽しい。ゆっくり暮らせるスピード、血の通った生身の人間とのやりとり、残さなくては。

この店が消えたらこの街からこの業界そのものが無くなってしまう。畳屋さん、布団屋さん、眼鏡屋さん、時計屋さん・・・・困ってみて実感する街の衰退。限界集落ならぬ限界商店、限界街角。15歳から修行しプライドも腕もあるのに「修理して使う時代は終わった」と店仕舞い広告を出したら「それは困る」と言われ、踏みとどまった80歳代の時計屋さん。散歩途中、「(閉めないで)良かった、高齢者の鏡」と一言告げた。修理したばかりのボンボン時計が眩しげだった。眼鏡屋さんは後継ぎ育成状況を地元新聞に。なんだかホッとして、嬉しい。


 

 

 

 

 

 

雑誌『世界 5月号』買いに行き、予定通り無い。一昨日まで郵送料350円、今日から無料のアマゾンに発注。代わりに望月ミネタロウ『没有漫画 没有人生』頼んできた全国学力テスト(中3国語)、公立高入試(道内)よりコミニケーション能力に傾斜した問題、詩や小説無し。説明的文章がさらに類型的になり授業が「学力テスト対策」用にならないかとても心配。

コメント

『♪ 林檎の木の下で』暗唱記念

2023年04月19日 | 図工・調理

外を歩くときに歌ってる『林檎の木の下で』。歌詞もメロディも覚えられない、というか覚える気が無い波風氏。だが、途中で止まると何だか気分が悪い。足だけ動かして歌を適当に誤魔化してきたが「絶対に覚えてやる」と、紙に書いて覚えた。ちなみに、どこで止まっていたかというと「楽しく~」のところだが、ここを覚えたら次の「恋を~」を思い出せない。そんなんで何だかんだ2ヶ月余り(涙)。一昨日、初めて貫通して歌えたので記念に歌詞を描いてみた。


赤い色にしたかったのでスケッチブックにクレパスで「描く」。歌がぎゅうっと詰まって収まっているみたいで面白い。囁くの口偏と紅の旁が上下して並び『エロ』に見えるのがご愛敬 先日の暴風雪で屋根に積もった重い雪と一緒に屋根材の一部が落下し、板金屋さんに修理してもらう。鹿よけ網も雪でさんざん、張り替え必要。農家の方々を思う。

コメント