波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

木で遊ぶ

2022年09月28日 | 図工・調理

朝食後から夕食前まで木で遊ぶ。チェンソーや丸鋸を使わないから気持ちも身体も楽。浴びる木屑には困ってしまう。

廃棄した油こしの蓋で胴体。同型の木をはめて強くし竹の脚つける。前に作った鹿の尻尾にとまらせる。変にリアルにして説明過多にしたくないので彩色もさりげなく。題名もシンプルに「黄色頭の鳥」。

題名は「黒くて長い尾の赤目鳥」。これも見た目そのまま(笑)、そうしておかないと後で検索しようとしても「あれっ何ていう名前にしたかな?」と困ってしまう。赤目は赤いネジ、胴体は使い終わった流木の端っこで曲線が面白い。頭から胸にかけ彫刻刀で少し彫り翼部分と違う感触に。嘴(くちばし)など彩色したいところをぐっと我慢。ママヨさんイチオシの一品。

 

題名「背負う人」。油こし容器を籠に見立て、朽ちてバラバラになりそうな丸太材を胴体、枯れ枝で四肢。一番考えたのが頭と首。その名残が籠の後ろにつけた麦わら帽でその大きさの頭をつけようとしたがスマートじゃ無いので曲がった枝で完了。この方がヤレヤレ疲れたよ感が伝わる。手は動かないけれど、脚はボルトなので可動し組んだり正座も可(だと思ったが無理)。籠にガラス瓶を入れて花を飾りたい。時間が経って全体がもっと灰色になったら味が出ると期待。


夜、煮てあったヒジキと油揚と人参を寿司飯に混ぜ、薄焼き玉子で巻く。芯に胡瓜細切りとカニかま置きワサビマヨネーズ塗って。オクラの味噌汁。波風氏はこういうのがご馳走だと思う。だから、やろうと思えば1日1食は ご馳走。裏ブログの「玉子かけご飯お握り」ももちろんご馳走(笑) 昨日、「国葬」。政権危機を一気逆転目論む気味悪いイベントを持ち上げる人、きちんと反対している人、その間で上手に立ち回っているみたいな人、こういう感じが「政治はもういいや」になっていくのが恐いなそんなに面白くはないが働いていて、家族のことも考え、時々はお酒を飲んだり友だちと笑ったりできるのはとても幸せなことだと、教え子から話を聞いていて思った。50歳近くになってアプリでデザインなんかも始めて本当にすごいやと思った。すると、「前は人と比べて妬んだり落ち込んだりしたけど、努力できる楽しみが出来たのが嬉しい」、「先生がわかってくれるから嬉しい」と言った。

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食用鬼灯を描く

2022年09月25日 | 図工・調理

赤くならず黄色に実る食用鬼灯。苗を買うとき、ちゃんと赤くなるのだろうねと念をおして、「大丈夫ですよ」と答えるまでに少し間があった(笑)食用と言うのだから食べて大丈夫なんだろうと口に含むと甘いのなんの。ビタミンCがたっぷり入った甘さ(だと思う)。この甘さは1日1個で十分な感じ。
やっと描けた、腰が痛いのを我慢して描いた、うつ伏せになって寝るのは止めた方が良いな。木炭、鉛筆、クレパス2色、ペインティングナイフでところどころをいじって。

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花を踏む

2022年09月22日 | 新聞感想

家の前に車を停めた時、隣の家に生えていた菊をタイヤが少し踏んだ。その時は気づかなかったが、帰りに母から「うちの花を踏んでいる、やめて欲しい」と言われた。その後に何回か隣の家の主人と会ったが型どおりのあいさつをして過ぎた。そんなことを忘れた頃、母から「菊を踏まれた」と何回も言われたと聞いた。悪かったなあ、謝っていなかったなあ、「便所菊」を大事にしている人もいるのだなあなんて思った。10年以上前のことで、母も亡くなり謝る機会も失してしまった。

日のコラム(朝日新聞に毎日掲載『折々の言葉』)で、突然そんな記憶を思い出した。コラムの趣旨とは異なるが、自分にとってはどうでもよいものをとても大事にしているひとがいることを思った。自分の大事なものがひどく扱われたら怒ってもその逆には冷淡なことが多いとも思った。他人のプライドはなかなかわからない。
「便所菊」というのは子どもの頃からの呼び方で、昔はどこの家の庭先にも生えていた黄色の丸い中心に白い花びらが囲む少し背の高い菊のこと。波風氏の畑にもどこからともなく種が飛んできてその花の一群が出来、そのたびに波風氏が抜いている。


珍しく無風快晴。プランターの土を再利用するため黒いゴミ袋に詰めて日光にさらす作業2度目  ホーキ草で作った箒を尻尾にする木馬のアイデア練る。材料が足りない、流木拾いに行きたいが熊が怖い公式裏ブログ9/17の『敬老の心』と、今日書いた「プライド」は同じことを言っている。

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吾亦紅を描く

2022年09月20日 | 図工・調理

今みたいな台風の秋でなく、少し夏らしさ残っていた頃に描いた吾亦紅(われもこう)。飾ったり描いたりするために咲いてくれるのかと思う枝の張り方、花の咲き方。細いけれど直線の枝を巧みに使って空間を支配している。花でも、葉でもなく、最初から抽象画のような描線で何も無いはずの空間を「ほらこんなふうにあるんだよ」っていう感じで教えてくれる。知人からいただいて3年目、うちの土に馴染み根付いてくれた。


波風工房(波風食堂はこんなこともする場所)で電動彫刻刀を入れる箱を作った。佃煮が入っていた木箱を2つに切り分け底と蓋に。雨の日もこうやって遊ぶ 椎名誠著『遺言未満』読んでいる。家にあるはずの同著者『ぼくいま、死について思うこと』が見つからず発注。後から出てきてもいいや。『死』を普通の生活者の感覚で言葉にできる作家は得がたい晴れてきたので木片でニワトリを作り始めようかな。

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青い鳥をつくる。

2022年09月16日 | 図工・調理

丸太テーブルにとまる顔が赤くて羽の青い小鳥2羽。使い残しの厚い板で。嘴は錆びた丸ネジ、脚は3.8ミリの針金、塗装はアクリル絵の具にミルクペイントの汚しを入れてビンテージ風に。こんなのを飾ると、庭先の空気が和らぎ気持ちが優しくなるよう。地球の片隅で戦争反対・平和実現・9条厳守を願いサイトの画像を参考に、熱中して2時間。


椎名誠『遺言未満』(集英社)、死について客観的でリアルで暖かい文章はそう多くない。情緒とは違うシ-ンとした気持ち湧く。『ぼくがいま、死について思うこと』(新潮文庫)で多様な葬送のあり方を知ったが、70歳超え心静かに『死』に正対する人生に共感。奥さんにも大いに興味湧く 金属の使わなくなった油こし(蓋が三角形の)で花台作ってみよう。人が籠を背負うような感じがいいなあ。

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