波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

【その88】 師走が始まる

2012年11月30日 | 【保管】一寸凡師コラム
88  11月も今日で最後。明日から大好きな「師走」。やはり「師走」は何かとワクPhoto
本格的に走り出す前に、今年中にやっておきたいことをまとめてみた。

①ポケットwifiの解約/出張の機会が減った今、稼働率の低さはペンタブより上。家庭内仕分けの対象品。2年縛りが解ける今月が勝負。

②除雪機の修理/昨年故障(エンジンはかかる、ローターも回る、でも前に進まない)した除雪機。休日にお義父さんと一緒に直す予定。体が冷えるので、修理後の一杯は熱燗で。熱々のラーメンもいいなぁ。鍋もいいなぁ。よし、まずはお義父さんと一緒に旨いものを食べ、飲みながら修理の打ち合わせをしよう。

③クリスマスの用意/この日は荒馬さんと息子の好きな食べ物を揃えたい。プレゼントはもちろん全員分を用意する。「プレゼントを用意→渡す準備→渡す瞬間」までを総合的にプロデュースし、自分用のプレゼントに一番気合いとお金がかかっていることを悟られないようにしたい。

④年賀状/ペンタブでイラストを描きたい気もするが、基本的に凡師の絵はめでたくない。晴れやかな初笑いを演出したいのだが・・・。笑いのツボがやや似ている人、笑って許してくれそうな人に送って様子を見たい。なお、イラストの下には小さく「絵:荒馬」と書き足すことにしよう。

⑤自宅の机周りの掃除/荒馬さんに注意され、息子と2人で片付け・掃除をすることもあるが、背中を丸めトボトボと片付ける後ろ姿から、凡師と息子を判別するのは容易ではない。(泣きながら片付けてる方が息子、無言で片付けてる方が凡師)最近、荒馬さんの視線がまた気になるようになってきた。40の大人としては、言われる前になんとかしたい。

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「波風食堂、準備中です」10日ぶりに更新しました。 
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一言多いですが【「寄り添い」編】

2012年11月28日 | 日記・エッセイ・コラム

1070_21 …前回【11/10誰でも辛い編】から続く

シリーズで、先生たちの辛さに少し触れた。競争と自己責任、外からの押しつけ施策が、職場を暗くしている。立男はこの頃、身近に知っている先生が悩んでいる時、どんな言葉をかけたらよいのかわからない。40年近く、心を育てる専門職をして…情けなく、恥ずかしい。

校は、「困っていること=学校課題=組織的対応」が仕事だ。しかし今、「困っていること=指導力の無さ=下位の評価番付」の重圧から逃れるのに苦しんでいる。こんな時、間違いが起きやすい。

 相互激励と似て非なる「仲間誉め」、サロン的な、パフォーマンス的な連携(=「演出的連携」)、経験者の「抱え込み指導」、そして理不尽な上意下達。立男は教員人生を通じ、全部体験済みだ。見たし、やったし、まんまと乗せられそうにもなった。その反省で言うと、子どもにも、先生にもためにならない、と自己判断できることが大事だ。そして、課題に正対する勇気を持たなければ、底の浅さを、子どもからも、親からも見透かされ、見放される。
   自慢じゃないが、立男はこの点も立派に経験済みだ。見事に見放され、「もうだめだな」まで行って今がある(笑)一見民主的というのが実は一番危ない…のだが、立男は今、自らを「民主的」人間改造に努めている。長い老後人生、周囲に嫌われたくないもの。特にママヨさんには。だが、一言多い性格が邪魔をする(笑)このブログだって…。

分が心底辛かった時、親身に寄り添ってもらったことを思い出す。何の言葉もいらない、ただ横にいてくれるだけで息がつけた。この頃、ここらへんに、人生で一番大事なことがあるような気がする。波風食堂は一見遊びだし、実際に「食べ物屋さんごっこ」遊びだが、中身は未だ不確定でも、目的は明確に「寄り添う関係づくり」だ。老後こそ、真剣に遊び続けたい。話は変わるが、この食堂建設と、共同墓づくりと、遺言書書きが立男の3大老後事業だ。未来へのささやかだが立男流の夢ある投資だ…なあんて。

…シリーズ「一言多いですが」全5回、今回で終了。ご愛読に感謝。右袖のカテゴリ「日記・エッセー・コラム」で通読可 今日のイラスト、GIFを使って作った6年前の動画。クリックすると雪がちらつくよ。

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【その87】 勤労感謝の日

2012年11月23日 | 【保管】一寸凡師コラム
  荒馬さんは、元同業者。職場での荒馬さんは一言で87 言えば「必殺仕事人」。凡師は後にも先にも荒馬さんを超える女性同業者と出会ったことがない。荒馬さんはしばしば「ドーベルマン」や「ティラノサウルス」、「荒ぶる馬」等と形容されることもあるが、それは彼女の「仕事に対する姿勢」をPhoto_2指しているのであって、彼女の人間性や見た目、言動を表した言葉ではない。

     荒馬さんに初めて会った人は「想像していた人と全然違う」と安心することが多い。はっきりいってそれは「凡師の布教活動」によるところが大きい。しかし、誤解のないように申し上げたい。凡師は1を100にして言っているだけであって、0を100にして言っている訳ではない。
 そんな荒馬さん、諸処の理由から現在は厩舎(家庭)に。厩舎に入って1年以上経つが、荒馬さんを知る関係者・諸先輩・社長の方々からは今でも「最近、奥さんどうしてる?」と声をかけていただく。とてもありがたいことであると同時に、やっぱり荒馬さんはすごい人だったんだなあとつくづく感じる。

    キリンと形容される凡師。仕事のストレスが積もり積もって、鉛色の海に向かって「ボウッ!ボウッ!」と叫びたくなることもあるが、そんな思いも働ければこそ。荒馬さんにとってこの職業に就くことは夢だった。そんな荒馬さんの思いを背負って働いてるなんていう認識は全くない、というか背負える程度のちっぽけな夢ではない。凡師は時々「自分は仕事を続けさせてもらってる」と考える時がある。背中の小さな凡師は「ボウッ!」と叫ぶ前にやらなければならないことがあるのだ。

 本日勤労感謝の日。何かにつけて自分にプレゼントを贈ってきた凡師。日々の労働にかまけて、何も考えていなかった。凡師うっかり。今日も朝から出社。荒馬さんから学んだ仕事観を活かし、「ドーベルマンに憧れているキリン」の気持ちで仕事と向き合いたい。


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凡師さんが、上記原稿と一緒に職場通信「優厳同士」に好評掲載中のコラムも送ってくれた。笑った。職場の気持ちよい目覚めを思い出す。タブレットで描いたイラスト【題名「TOTORO is standing next to TAMORI who is holding a microphone.」、「邦題「トトロのとなりのタモリのマイク」)】も送ってくれた。 ママヨさんと今年度最後の10時間の冬道運転。行き帰りで事故2回見た。JAFは必需品。
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「舟を編む」(三浦しおん著)

2012年11月22日 | 読書

Photo 何を今更の、「2012年 本屋大賞 第1位」の小説(初版11年9月)。深刻なドラマ無く、辞書編纂の特殊な世界が興味深い。昨晩の寝る前と、今日の朝飯前でスラスラ読めた。楽しい前半、予定調和でややつまらない後半(その分、早く読める)。

 立男はこの頃、「言葉持つ者」と「言葉持たない者」の関係が気になる。前者は、経験と立場で獲得した言葉を、必要以上に意味ありげに演出で使っていないかの不安。、後者に、そうした演出に反発しつつ、言葉持たない故にいらだつ感情を抱え続ける不安。両者が言葉で関係を危うくしている。立男も、言葉でつまづくところだった(汗)言葉の意味が全く逆に伝わり相手を傷つけるところだった…運良く教えてくれる人いて謝る言葉を使えた。
 

 だから、この本の、「(板前には)料理の感想に複雑な言葉は必要がない…でも、修業のためには言葉が必要」「記憶とは言葉…曖昧なまま眠っていたものを言語化すること」、「言葉とは…個人と権力、内的自由と公的支配の狭間という、常に危うい場所に存在する」というところで立ち止まった。たぶん、この本で一番難しい言葉。

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この小説、映画化され来春公開との話。松田龍平と宮崎あおい、小説イメージから遠い今週から「観測史上に残る遅い積雪」の始まり。昨年の大雪に懲り年内3つの対策。①BSアンテナの移動、②プロパンガスボンベの機種替えと移動、③落雪で周囲に迷惑かけないための屋根工事 。この3つが原因で事故あったら、ただでは済まなかったはず…怖い。

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【その86】 ペンタブ

2012年11月15日 | 【保管】一寸凡師コラム

87   前に買って、あまり稼働していなかった「ペンタブレット」。気まぐれで使ってPhoto みたら、これがなかなかおもしろい。さっそくペンタブでせっせとイラスト作り。学生時代、美術の成績は「2」だったが、今になってつくづく思う。「先生の見る目は正しかった」と。でも、上手い絵を描かなければならないという強迫観念のようなものは全くなく、口笛を吹くような気楽さで描く絵というのは、なかなかよろしい。「上手い」の反対は「味がある」、そう考えるだけでペンが進む。

  今はまだ模写の段階だが、オリジナルにも挑戦したい。
ちなみに現在の作品は、亀仙人、踊る大捜査線の青島刑事、トトロとタモリを合わせた「となりのタモリ」・・・。絵を活字で表すと、とたんに凡師の愚行があらわになっていくような・・・。

    絵は「絵」として見るからいいのだ。

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「波風食堂、準備中」更新しました。「マルちゃん 正麺」、右サイドから入れます 凡師さんがコラムを書いて送ってくれそれを立男がUPする。それを見て小幸さんがイラストを描いて送ってくれ立男がUPする。3人の打ち合わせが一度も無い不思議。ジャズの即興演奏のような…コラボ、いやコラムも早86回。

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