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30年間逃亡のベトナム反戦過激運動家の動揺と葛藤「ランナウェイ/逃亡者」劇場公開2013年10月

2014-03-09 17:56:21 | 映画

                 
 1980年に「普通の人々」でアカデミー監督賞を受賞したロバート・レッドフォードが監督し出演もしている。そのほかにもアカデミー賞受賞者やノミネート経験者を多数揃え、一言で言えば豪華配役陣といったところ。

 何しろスーザン・サランドン、クリス・クーパー、ニック・ノルティ、スタンリー・トィッチ、リチャード・ジェンキンス、テレンス・ハワードという演技派が出ているのだから期待するなといわれてもやっぱり観たい。

 ベトナム反戦運動ほど感情的なものはなかった。 といわれその中核をなしたウェザーマンが「ミシガン銀行強盗で守衛の一人が射殺され、容疑者ミミ・ルーリー(ジュリー・クリスティ)、ニック・スローン(ロバート・レッドフォード)、シャロン・ソラーズ(スーザン・サランドン)の3名が逃走中」とテレビが伝える。

 30年後、ニューヨーク州のガソリンスタンドで給油中のシャロン・ソラーズがFBIによって逮捕された。ジム・グラント(ニックの変名)は、地元新聞オルバニ・サンタイムズの記者ベン(シャイア・ラブーフ)の追求とFBIの捜査網が迫る中、娘イザベル(ジャッキー・ユヴァンコ)のため身の潔白を証明するためミミを説得しなければならない。

 娘を弟ダニエル(クリス・クーパー)に託して逃避行を敢行する。逃亡者と聞けば有名なテレビドラマが思い浮かぶ。主人公と追う刑事の個性が際立ったドラマだった。

 この映画は、いい俳優をそろえている割にはいま一つ印象が薄い。しかし、新聞記者ベンを演じたシャイア・ラブーフは、かなり抜擢された感じがある。セリフも明瞭だし、演技も水準以上となればこれからの有望株には間違いない。私はこのラブーフが印象に残った。反面、ロバート・レッドフォードの顔の皺が気になった。
              
              
                           
監督
ロバート・レッドフォード1936年8月カリフォルニア州サンタモニカ生まれ。1980年初監督で「普通の人々」でアカデミー監督賞受賞

キャスト
ロバート・レッドフォード シャイア・ラブーフ1986年6月カリフォルニア州ロサンジェルス生まれ。
ジュリー・クリスティ1941年4月インド、アッサム州チューケア生まれ。1985年「ダーリング」でアカデミー主演女優賞にノミネート。
ジャッキー・ユヴァンコ2000年4月ペンシルベニア州ピッツバーグ生まれ。
テレンス・ハワード1969年3月イリノイ州シカゴ生まれ。
リチャード・ジェンキンス1947年5月イリノイ州生まれ。
スタンリー・トゥッチ1960年11月ニューヨーク州生まれ。
ニック・ノルティ1941年2月ネブラスカ州オマハ生まれ。
クリス・クーパー1951年7月ミズーリー州カンザスシティ生まれ。
スーザン・サランドン1946年10月ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。
アナ・ケンドリック1985年8月メイン州ポートランド生まれ。
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ニューヨークの公衆トイレ事情を全く知らないが……有料トイレが出来るという。

2014-03-07 21:47:17 | 社会

             
 私はニューヨークへ一度も行ったことがない。で、公衆トイレなるものも分からない。ただ、ニューズウィーク日本版の記事から推察すると公衆トイレは「汚い」のではないか。でなかったら会員制有料トイレが出来るはずがない。

 記事には「この施設は「ポッシュ・ストウ・アンド・ゴー」という会社が提供する。マンハッタン南部のサウスストリート・シーポート付近と中部のターミナル駅ペン・ステーション、およびグランドセントラル駅の3カ所でこの夏に開業する予定だ。
 利用するには15ドルを払って会員になったうえで、利用パスを購入する必要がある。料金は1日パスが8ドル、10日間で60ドルなど」とある。

 創設者のウェイン・パークス氏の言葉を借りれば、 「マンハッタンを訪れる観光客には拠点となる場所が必要だ。会員が増えれば拠点を増やす。「他人の音を聞かされるのはごめんだ」という同氏の思いから、トイレの個室は頑丈な扉と防音材の壁で囲って音楽を流し、音が外に漏れないようにする。強力な換気装置も付ける予定だという。トイレのほかにも、荷物を預けられる安全なロッカーや休憩所を併設する」らしい。

 さて、そのトイレの実際はどんなものだろか。日本製のウォッシュレット・トイレを用意するのだろうか。日本はトイレ先進国と言っても過言ではない。日本人はいつからこんなにキレイ好きになったんだろうか。 と思ってしまう。

 1月の来日観光客のうち中国人や韓国人も増えたらしい。特に中国人の日本の印象がキレイの一言に尽きるらしい。日本人には当たり前の風景が中国人には新鮮な驚きのようだ。

 日本も街が汚い時期があった。その頃には、有料トイレもあった。それがいつの間にか姿を消した。マンハッタンの有料トイレがなくなる日が、トイレ先進国への参加資格を得るときだろう。
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どうやらわたしのスイスのイメージが変わりそう!

2014-03-05 16:37:12 | 国際

              
 スイスと言えば「アルプスの少女ハイジ」が有名だろう。それと共にアルプスの山々を背景とした牧歌的で爽やかなやさしさに包まれたイメージが浮かぶ。

 ところが人間という生き物は、そんな風景とは全く違う側面を見せる。スイスに限らず地球上の人間はみな同じなのだろう。怠け者で自分勝手は世界共通に思える。スイスで露呈したえっと思える出来ごとがある。ニューズウィーク日本版からちょっと引用してみよう。それはスイス空軍のお話。

 「エチオピアの首都アディスアベバからローマに向かっていたエチオピア航空機が副操縦士にハイジャックされ、スイスのジュネーブ国際空港に緊急着陸。イタリアとフランスの戦闘機が緊急出動して同空港まで誘導したが、スイス軍の戦闘機は姿を見せなかった。
 スイス空軍によれば、理由は業務時間外だったから。事件が起きたのは早朝だったが、空軍の活動は午前8時〜正午と午後1時半〜5時に限られているという。「夜間と週末は空軍基地が閉鎖されるため出動できない」と、「予算と人員の問題だ」空軍の広報官ローレン・サバリーは語る」

 まさにえっえっえー……???本当? となる。日本のブラック企業も見習って欲しいものだ。軍がこれだから市民もライフルを持ち歩くのが珍しくないともいえる。

 さらに「EUなどからの移民を制限する提案を国民が可決したという。賛成・反対が拮抗していたが僅差で制限する法案が成立したらしい。

 「移民を嫌うスイス人の感情は、いささか不可解だ。スイスに住む人の4分の1が外国生まれで、失業率は4%とヨーロッパで最も低く、経済は非常に好調だからだ(そのため失業率の高いEU各国からの移民が増えているのだが)」とニューズウィークにある。

 この記事だけでははっきりと分からないが、例えば日本が人口減少対策に移民受け入れを緩和すれば、多数の中国人や韓国人がやってきて、それぞれのコミュニティを構築して政治への圧力団体になるとも限らないし、結果的に外国人に乗っ取られるとも限らない。

 そう考えると、スイス人も同じように考えてもおかしくない。とはいっても従来のスイスのイメージの変化は確実だ。このイメージは私のイメージで、ほかの人は別のイメージをお持ちかもしれない。どんな清潔なイメージを持つ国や人でも、目先の利益を優先するという人間の習性に変わりはないようだ。
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アジアのベストレストラン50のうち日本が12店を数える

2014-03-02 17:14:13 | 料理

 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版の記事に載っていたのは、イタリアのミネラルウォーター・ブランド「サンペレグリノ」などが後援して、シェフやレストラン店主、料理関連の執筆者、批評家、料理研究家、「旅の経験豊かな食通」など、世界の900人以上による投票で選ばれた。投票は持ち回りで担当し、毎年、約3分の1は交代するという。その人たちが選んだ今年で二度目のリストになる。

 その中身についてこんなコメントが付されてあった。「アジアのベストレストラン50」リストのトップには、東京の「ナリサワ」に代わって、オーストラリア人シェフ、デービッド・トンプソン氏のバンコクのレストラン「ナーム」が選ばれた。昨年はナームは3位だったが、今年は1位に躍進し、ナリサワは2位に後退した。
 3位はバンコクのインド料理レストラン「ガガン」で、昨年の10位から7ランク上昇した。香港のフレンチレストラン「アンバー」は4位だった。5位は東京の日本料理「龍吟」で、昨年の2位から順位を下げた。他の日本勢では、東京の「神楽坂 石かわ」が前年から26位順位を上げ、16位に躍進した」

 その内容の都市別には、東京が断然1位で11店、香港9、シンガポール7、バンコク6と続く。日本は大阪の1店が入っていて合計12店となる。

 韓国のソウルが今回初めて1店加わった。中国はマカオを入れて6店だった。和食がユネスコの無形文化遺産に登録された時、中国人の一人は「何千年の歴史のある中国料理が世界一だ」と絶叫していたのを思い出す。世界一なら何で6店なんだと言いたい。

 東京の場合全てが日本料理というわけではないが、いわゆる食の水準は高いといえる。ただ、選ばれた店はどれも高級料理店で庶民が気軽に使える店ではない。アジアで1位になろうと私には関係がない。中国や韓国に対して溜飲を下げる役目しかない。

 「何であんなに日本料理は高いんだ?」と中国人じゃないが絶叫したくなる。きわめて単純に言えば、小芋の煮っ転がしが何で高い? 確かに手間ひまはすごくかかるのも分かるが、会席料理の一品となると目が飛び出す。

 これは自己防衛しかない。つまり和食を手作りにすることだ。子供たちは嫌な顔をするかもしれないが、健康にもいいから週に一度でもやってみる価値はある。そこでふと思ったことがある。ソチ五輪のフィギャー女子シングル5位のロシアのユリア・ニプニツカヤだ。15歳のスレンダーな可愛い女の子が中年になるとロシアの太る女の典型をみる感じの女装のタレント、マツコ・デラックスのような巨漢になる可能性が高い。
     

 そこで日本食で青春時代を過ごせばどうなるのだろう。 と思った。日本食と言っても、私たちが日ごろ食べているものという意味だ。これもやって見ないことには分からないが。多分、肥満のDNAが入っているはずだから。

 もう一つ、おととし行ったスリランカのコロンボの日本料理店「日本橋」が44位に顔を覗かせている。ここは高級店でもない。ランチで1200円程度の日本では標準的な店だ。すべてスリランカ人で行い天ぷらなんかは、我家で揚げるものと大差がなかった。スリランカで日本食を選んでいるのも面白いが、スリランカでは目を引く料理がないとも言える。
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たまにはB級アクション映画も何も考えずに観ていられるからいい「2ガンズ2GUNS ’13」

2014-03-01 17:46:42 | 映画

                  
 こういうアクション映画を作る人や演じる人の気持ちを想像すると、結構楽しんでいるという気がする。人間誰しもいつも深刻な顔をして日々を送るなんて出来るはずもない。あるいは毎食フランス料理か会席料理というのも飽きるはず。たまにはラーメンやサンドイッチが旨いと感じる。

 映画も同様で毎度ヒューマン・ドラマも飽きる。時には頭を空っぽに出来るアクション・ドラマもいい。そういう意味では、この映画は面白かった。

 なにしろDEA(麻薬取締局)やアメリカ海軍情報部にCIA、それにメキシコの麻薬シンジケートが絡んで43億円という大金を取り合うという漫画チックな展開の後、最後はなにやら楽天的な結末が洒脱と言えば洒脱だ。

 物語のほんのさわりはこうだ。DEAの潜入捜査官ボビー(デンゼル・ワシントン)と海軍情報部のマイケル(マーク・ウォールバーグ)が、麻薬シンジケートが預けている銀行を襲う。300万ドルと見込んでいたのが、貸金庫にあったのは4312万ドル(43億円)という途方ない大金。実はこの金CIAの裏金だったというわけでCIAの強面も絡んでくるという寸法。

 ついでながら、アメリカ海軍情報部が何で麻薬に絡むのかと思って調べてみると、仕事の内容に麻薬密輸、密漁、放射性廃棄物等の監視も含まれているのを知った。

 こういう映画で遊びながら報酬を稼げるなんて結構な身分だよなあ。デンゼル・ワシントンもマーク・ウォールバーグも。この程度の映画なら私にも主役を演じられると思ったよ。ただ、お呼びがないだけが欠点だけどね。劇場公開2013年11月
             
             
             
監督
バルダザール・コルマウクル1966年2月アイスランド、レイキャビク生まれ。

キャスト
デンゼル・ワシントン1954年12月ニューヨーク州マウントバーノン生まれ。
マーク・ウォールバーグ1971年6月マサチューセッツ州ドーチェスター生まれ。
ポーラ・パットン1975年12月カリフォルニア州ロサンジェルス生まれ。
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