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アメリカの商習慣は、ずるい消費者にとってものすごく美味しいもののよう

2014-03-14 17:42:31 | 社会

 これはラジオ聴き書きである。昨日木曜日TBSラジオ森本毅郎の番組8時からのコメンテイターは、東京大学名誉教授の月尾嘉男さんだった。この人のお話はいつも興味深く聴いているが、昨日のは想像もしない内容だった。

 私たちは、買い物をすると傷物以外返品という発想はしない。それが日本での商習慣といってもいい。ところが、アメリカではいうなればお試し期間が90日間もある。従ってずるく利用すれば、例えばクリスマス・ツリーを買ってクリスマスが終わって返品すれば現金が返ってくるという。ドレスも同様にすれば、レンタル料無料で楽しめたり身につけたりできる。

 これは業者にしてみれば困った現象ではあるがどうしょうもない。長年の商習慣が沁みついた消費者のご機嫌を損ねることも出来ない。来てくれた消費者は、返品目的でなく何かを買ってくれる可能性があるからだ。業者も対応策を考えているらしいが決め手に欠く。

 これをワードロービングというそうだ。ワードローブつまり洋服ダンスで、お店があらゆる品物のタンスの役割を果たしているという気の利いたネーミングになっている。心配するのは、日本はすぐアメリカの真似をするから、これだけは勘弁してというのが業者の願いのようだ。
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