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デジカメ持って小旅行「新上総国三十三観音霊場第32札所不動院(ふどういん)」

2009-08-19 12:45:21 | 旅行

 久しぶりの晴天になった。例年なら梅雨明け十日(とおか)といって、太平洋高気圧が張り出し海や山に繰り出す絶好の天候が続くが、今年は男の腐ったようなぐずぐずとしていた。
 この新上総国三十三ヶ所は、千葉県の南部市原市、木更津市、君津市、富津市などが主な分布地域となっている。さて、期待にこたえてくれるか。何分千葉県は、農業と漁業のイメージが強く、お寺に関しては、京都や奈良のような派手さが無いが、坂東三十三箇所めぐりでいくつか訪れてみて、地味ながらそれなりの魅力を湛えていると思う。
          
          仁 王 門
 お寺には五・六台なら置ける駐車場がある。成東山不動院長勝寺は、千葉県山武市成東2551にある。国道126号線からJR総武本線「成東」駅方向の近くにある。 天平3年(731年)行基が東国巡錫(じゅんしゃく=高僧が各地を回って仏法を説くこと)の折、不動明王の尊像を刻み海難除けを祈願し開基したとされ、その後平安時代の初め弘法大師が関東教化の折り、現在地に移して建立。民衆救護のため大護摩を催し民福増進の秘法を行ったとされる。
              
               朱塗りの本堂
 本堂の創建年代は不詳で、改修に当たって発見された棟札によると、元和4年(1618年)と記されてあったと伝えられており、現在の本堂の建立時期は、少なくとも江戸時代初期にまでさかのぼると考えられる。その後、何度か改修が行われ、明治以降も明治45年(1913年)、昭和30年(1955年)に改修が行われている。昭和49年(1974年)には基礎石積工事が完成し、懸崖造りの維持保存がされている。
 朱塗りの本堂は、標高30メートルの石塚の森の中腹の岩石上にあり、入母屋造瓦葺き、間口三間(約5.4メートル)、奥行四間(約7.3メートル)、欄干・回廊をめぐらしてあり、基礎から内陣まで貫通している通し柱2本と含め26本の柱によって支えられている。
              
               阿形(あぎょう)仁王像
              
               吽形(うんぎょう)仁王像
 仁王像は漫画チックでちゃちな感じがする。
           
            観 音 堂
           
            観 音 様
 観音堂から中の観音様を写したが、こちらは金箔に覆われて輝いていた。(金箔だと思う)
 文化財関係は、県指定の天然記念物「石塚の森」と市指定文化財「本堂」がある。不動院からの帰途、白里海水浴場に立ち寄ったが、オフシーズンには無い「海の家」が並んでいた。海水浴客も来ていて賑わっていた。
           
           
 それにしてもかつての、よしずばりの建物からチョットましな板に変わった海の家は、相変わらず雰囲気の無い安っぽいもので、もう少しリゾートの洒落た雰囲気が欲しい。雰囲気は私の子供の頃、60年も前と変わらない。これでは千葉は、いつまでもダサいと言われ続けるだろう。

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