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音楽「スターダスト」もうこういう曲を聴く人は少なくなったかな???

2018-12-14 16:24:32 | 音楽

  
 「Star Dust 星くず」夜空の輝き、きらめく星の数々にロマンを感じる人は多いだろう。まさにこの曲は、自由で甘美な抒情に満ちた作品で、インディアナ州ブルーミントン生まれの作曲家ホーギー・カーマイケルが1927年に発表、1929年にリトアニア生まれアメリカ育ちの作詞家ミッチェル・パリッシュによって歌詞がつけられた。現在ではスタンダード・ナンバーとして多くの歌手に歌われている。

 一番最初にレコーディングしたのは、ビング・クロスビー。もうすぐクリスマスだがこの人の「ホワイト・クリスマス」という曲が、一年に一度必ず電波に乗るのは往年のスター歌手では例を見ない。ちなみにこの曲は、1954年のミュージカル映画「ホワイト・クリスマス」の主題歌。

 スターダストは、ナット・キング・コール、フランク・シナトラ、最近ではロッド・スチュワート、マイケル・ブブレそれにジャズ・ミュージシャンの演奏など多彩。

 なお、日本人歌手も歌っている。ご存知ですか、ザ・ピーナッツ、それに美空ひばり。美空ひばりについて一言。当時、江利チエミ、雪村いづみ、美空ひばりの三人娘は、歌謡界で群を抜いていた。

 江利チエミと雪村いづみは洋楽派で、美空ひばりは演歌派だった。関西の母を見舞っての帰路、国道20号線新宿付近午前2時ごろNHKラジオ「深夜便」を聴いていた。この三人娘の洋楽が流れた。その時のアナウンサーの話では、アメリカ人が一番耳になじむのは、美空ひばりだと言っていた。耳から聞く発音がいかに重要かが分かる逸話だった。

 この曲を朝、聴くものではない。紫色に染まるたそがれ時、人工光の届かない高原や海辺で眺める夜空が纏わりつくような雰囲気の中が最高。もちろん、愛しい人とともに……。

 聴きながらいつも思うのは、時間を戻せればなあということ。それでは作曲家のホーギー・カーマイケル、甘い歌声のナット・キング・コール、20世紀のジャズ界で巨人の一人といわれるサックス奏者ジョン・コルトレーン、そして美空ひばりの「スターダスト」を聴いていただきましょう。星空を見ながらでなくても、ビールを飲みなが聴くのもいいかもしれない。曲の意訳を下記に。
  

  

  

  


紫色の夕暮れが迫る時
わたしの心は草原を静かに横切る
小さな星が高く昇るような空
それは私たちが離れ離れなのを思い出させる
愛はきのうの星くずとなり
過ぎ去りし音楽は消えることのない歌となる

孤独な夜
夢の中で歌のメロディを聴きながら過ごすのに驚く
何度かのキスが新しい愛を生み
再びあなたと一緒の夢想
しかし、それは過去のこと
今は歌の星くずが私の慰め

星降る夜、庭の壁の横で
あなたは私の腕の中にいる
素敵な声であなたは囁く
わたしの見た夢は心の中に残るだろう
愛の思い出の記憶として、星くずのメロディが……
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