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議場のヤジについて……ラジオ聴き書き

2014-06-27 21:07:33 | 政治

 いつものように今朝のTBSラジオ。金曜日はサラリーマンの声と題して、いろんな意見を聞くことになっている。

 先だってのセクハラ・ヤジもあったが、今朝はいわゆるヤジについて聞いたものだった。議場のヤジ肯定派55%、否定派45%でやや肯定派が多い。私は否定派だが、肯定派でも質の悪いヤジは否定的だ。いわんやセクハラ・ヤジは論外と皆さんは言う。当然でしょうね。

 どんなヤジがいいのかとなると、かなりレベルが高い。知的でユーモアがあって適切なタイミングで周囲が納得するものならいいとなった。これはもうセンスの問題で、誰でもヤジれるものではない。

 スポーツの世界で例えば野球センスといわれる。長嶋茂雄なんかはそのセンスを持った選手だった。この鋭いセンスは天性のもので努力して身に着けたものとは一味違う。

 政治家も同じだと思う。敏感な政治センスを持った政治家は大成する。下劣なヤジを飛ばすのは政治センスのない輩だ。そのヤジを受けたほうも、にやりと口元を緩ませているようではセンスがない。後になって誰かに炊きつけられて抗議行動を起こした。言われた直後「今のヤジはどなたが言ったのですか?」と鋭く迫ればいいものだ。

 早速、週刊誌が噛み付いた。新聞の下段広告欄「週刊新潮」は、実は女の敵だった。「美人都議」白いスネの傷。元彼から慰謝料1500万円。不倫報道!複数の婚約者!と、まあ派手派手しい。

 「週刊文春」も負けていない。涙のヒロイン塩村文夏「華麗なる履歴」。
▲たけしの“熱湯コマーシャル”ビキニで写真集PR
▲”恋から”秘話「別れた男から1500万円」にさんまも絶句
▲維新塾からみんなの党のアイドルに朝日記者・大企業御曹司にも大モテ
▲許可なしポスター地元でヒンシュク、家賃未払いで訴えられた! ここまで書かれれば信じたくなくても「ありそうな感じかな」と思う人もいるだろう。

 実際中身はこのタイトルほどでもないかもしれない。これは何かを意図した記事かな。私はこんな記事は読みたくない。彼女次の選挙でどうなることやら。

 メディアをあまり信じない私としては、例えば新聞記事の信憑性をどう見破るのか。かなり難しい問題だ。そこでヒントはある。

 今私が読んでいるミステリー、マイクル・コナリーの「スケアクロウ」。これはロサンゼルス・タイムズの新聞記者が主人公。で、今殺人事件を追っている。その記事を書くにあたってこう言っている。
「記事に広がりと深さを与えろ。何が起こったのかを伝えるだけにするな。そのニュースにどういう意味があり、この街と読者の生活にどのように関わるのかを語れ」というくだりがある。

 著者のマイクル・コナリーは、ロサンゼルス・タイムズにも勤めていたこともあり、記事でピューリッツアー賞の最終選考まで残ったという実績の持ち主。そういう視点で記事を読んでいくのも一つの方法かもしれない。ついでながら、まだ四分の一しか読んでいないが、歩きながらでも読みたいと思わせるほど面白い本だ。
コメント
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