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映画「小さな命が呼ぶとき Extraordinary Measures ’10」劇場公開2010年7月

2010-12-02 11:00:50 | 映画

              
 ジョン(ブレンダン・フレイザー)にはポンべ病の二人の子供を抱えていた。妻アイリーン(ケリー・ラッセル)とともに明るく振舞っているが内心は不安で一杯だった。

 このポンペ病、ポンペという人の発見らしいが、遺伝性で発症すれば不眠、起床時の頭痛、運動の時の呼吸困難があり、さらに進むと筋力の低下、肝臓・心臓の肥大がやがて命を奪う。難病とされ4万人に一人の発症率というし、2001年の日本の調査では29例が報告されているという。(ウィキペディアより)

 そういう難病の子供二人を抱えたジョンとアイリーンの心境は? それを考えただけでも心が落ち込む。このポンペ病ばかりでなく、よく町で見かける障害のある子供の母親の表情は一様に明るい。そのような振りをしているだけなのか? あるいは慣れがそうさせるのか? 私には判然としない。

 ジョンは子供を救うために敢然と病気に挑んだ。それはその道の権威ストーンヒル博士(ハリソン・フォード)に面会を申し込んだ。この変わり者の科学者は、一日ジョンを待たせておきながら目もくれずに帰宅途中に立ち寄るバーへ車を走らせる。その博士を捕まえて製薬会社を起こし、紆余曲折を経てハッピー・エンドとなる。

 この手の深刻なテーマの場合ややもすると極端に暗くなりがちだがそれがなかった。多分、民族性のなせるところだろう。このDVDを観たわたしの娘に「日本人が作ると暗いものになりそうだね」と聞いたところ「そかもしれない」と言って特別の反論もなかった。
          
          
          
監督
トム・ヴォーン1969年10月イギリス、スコットランド生まれ。

キャスト
ブレンダン・フレイザー1968年12月インディアナ州インディアナポリス生まれ。
ハリソン・フォード1942年7月シカゴ生まれ。
ケリー・ラッセル1976年3月カリフォルニア州ファウンテンバレー生まれ。'99ゴールデン・グローブ賞でテレビ・ドラマ部門主演女優賞受賞。’06「M:i:Ⅲ」に出演。
コメント
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