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デジカメ持って小旅行 会津のお寺紀行(3)

2010-06-26 13:24:24 | 旅行
 6月4日午前4時半起床。いつもは6時半ごろ起きるが、昨夜は早く寝たので目覚めが早い。日の出には少し早かった。午前5時前、山の稜線から真っ赤に燃える燭光が現われた。今日も穏やかな朝だ。
           
           すがすがしい日の出
           
           朝の斜光を受けるキャンプ場
 クーラーから缶ビールを取り出した。キャンプでの朝のビールは旨い。私の楽しみの一つ。で、お日様に乾杯。
 管理棟は朝8時半には窓口が開くと聞いているので、それにあわせて撤収の予定。午前7時というのにもう日差しは肌を焼くほどの強さになっていた。テント、タープを畳んでその他こまごまとしたものを車に積み終わると、ひと汗かいてビールのアルコール分は抜けてしまった。
 地元では鶴ヶ城と呼ばれる会津若松城の側を通り国道49号線に出る。事前に作ってあったラリーなんかで使うコマ図(私のは相当な略式)に従って勝常寺についた。このお寺は、弘仁年間(810年~824年)徳一によって開かれたと言う。創建当時は、七堂伽藍の荘厳さを保っていたが、応録5年(1398年)に焼失。室町時代初期に薬師堂が再建された。国宝に薬師如来坐像、日光菩薩坐像、月光菩薩坐像があって薬師堂に安置されている。ところがここでも不運に見舞われた。「六月四日、五日仏像拝観休み」という無情の張り紙には、大谷資料館の休館に続き、なんとも尽きの無い星回りに言葉もなくただ立ち尽くすのみだった。国指定の重要文化財として薬師堂ほか多数。
           
           勝常寺仁王門
           
           勝常寺本堂
           
           拝観休みの無情の張り紙
 次は北上して喜多方市にある願成寺。会津大仏としても有名らしい。嘉禄3年(1227年)浄土宗の開祖法然の高弟隆寛が開基したと伝えられる。国指定の重要文化財として、木造阿弥陀如来及び両脇侍坐像があり、鎌倉時代の作といわれる。
           
           喜多方市の願成寺
           
           会津大仏
 さて、帰路に着いた。国道121号線から2008年に開通した国道289号線を走る。ここはかつて栃木県と福島県を甲子峠で越える林道が結んでいた。楽しい林道走りだった。今は長いトンネルで一気に栃木県に入る。ここでも雷雨の歓迎を受けた。さらに、新国道4号線の宇都宮付近でも強烈な雷雨に見舞われた。なんと今回二日間で三回も強い雷雨と遭遇したことになる。おまけに休館や拝観休みまで加わった。ガソリンの浪費に終わった今回の旅だった。
コメント
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