昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

我が家のペット・・・金魚

2005-05-30 20:47:06 | 日々の雑記
 昔柴犬を飼っていたことがあったが、その犬の死に際の余りの痛ましさに懲りて、それ以後はペットなるものは一切買わずに過ごして来た。ところが神社のお祭りの夜店で、孫にせがまれて始めた金魚掬いが思いのほか上手くゆき、5匹もの金魚を掬い上げることが出来た。

 孫たちも当座の内は何かと興味を持っていたが、数日もするとすっかり飽きて仕舞い話題にすらしなくなっていた。私らも夜店の金魚ことだから、どうせ長く生きることも無いだろうからと高をくくっていたのだが、どうしてどうしてそれが我が家の水にうまく馴染んだのか、5匹の内の2匹が三ケ月ほども生き延びてしまった。これは本物だとばかり鉢を取替え更に濾過器なども備えて本格的に飼い始めた。それが今なお生き続けている写真の金魚である。
 実はその内の1匹も20センチ程におおきくなっていたのだが、数年前の冬に突然死んでしまった。生き残った1匹はその後もどんどん大きくなり今や、25センチを軽く超えるほどになった。金魚すくいの時の孫が今年高校生に成ったのだから、人間に喩えたらかなりの年齢であろうと思う。金魚の寿命など良く判りはしないが、この後どれほど生き延びて呉れるのだろうか。
 
たかが金魚と言えども長く飼っていると可愛いもので情が移る。また金魚の方でもこちらにも慣れ親しんで来るのか、餌を与える時刻が何時もより遅くなると水面に口を出して催促する。その上顔を寄せて覗き込むと向うからも顔を寄せて来る。また指を出せばその指の動きに合わせて口を近づけて来る。その仕草がとても可愛いくて、時折り退屈しのぎに一緒に遊んでやるが、こちらが癒やされていることが多い。
優に25センチを超える金魚

指の動きに合わせて口を開けて餌をねだる金魚