昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

Y-400

2012-07-31 20:58:35 | 日々の雑記

 この度、大腸の手術後満三年目の内視鏡検査を受け、その検査結果が後日の診療時で、手術以来の主治医から説明がありました。
そして今回も大腸には、何の異常も認められなかったことを知らされ、心から安堵して早々に帰宅し、仏壇に灯を点して亡妻に知らせました。
検査日が告げられてからずうっと、ふと心に忍び寄る不安感に慄いていましたから、きっと亡妻も心配してくれていただろうと思い、その喜びを分かち合いたかったからです。

なお手術後3年間何の異常が無かったのは、亡妻が手術後直ぐに近所の知人から、大腸に効果的なY-400が良いと聴いたからでした。
ところがそれは市販品でなくて特別な物だったので、亡妻はまたその知人を介して、入手方法を探し当てました。
それ以来亡妻の薦めるままに毎日飲み続けた結果が、術後3年目の今回の好結果となった確信しました。
色々と考えてみたところ、毎日欠かさず食べる食事の中で、手術後新しく食べ始めたのは、このY400だけだったのです。

今回の検査を担当してくれた女医さんが、とても明るい声で
 
「まったく以上は認められませんでしたよ!腸内はとても綺麗でしたよ!」

と告げて呉れた言葉、それは神のお告げのように有難いもので、検査を告げられた3ヶ月前から、絶えず心を覆っていた黒雲が見事に晴れて、心はいつもの明るさ取り戻しておりました。
 
病院に着いてからの3時間余りの待ち時間や、検査中の痛さや苦痛はとても辛いものでしたが、そんなことは何もかにも吹き飛んでしまいました。

そして心に残ったものは、亡妻への大感謝だけでした。


アイロン掛け

2012-07-28 20:30:26 | 日々の雑記

 明け方から小雨模様の一日で、外出する気も起こらないままに、自転車漕ぎやテレビで過ごしていたが、昨日娘が洗濯をしたハンカチが目に付いたので、
せめてアイロン掛けでも手伝おうと思いました。
 
 想えばアイロン掛けなどは独身時代以来のことで、当時はアイロン掛けばかりか、ワイシャツや下着類は洗濯もしていたのです。
何故そんな気を起こしたのかと言うと、生前の妻が洗濯の後で良くしていたのを想い出したからでした。
アイロンやそれに使うアイロン台などの収納場所は見知っていたので、早速く取り掛かることにしました。
ただ霧吹きが見付からなかったのですが、それは昔のアイロンと違って、今のにはスチームアイロンの仕様があるのに気付きました。
 
 そして亡妻が生前していたのを見よう見まねで、先ず延長コードを繋げて水を入れてスイッチオン。
 やがて蒸気が吹き出てきたところで、ハンカチに押し当てアイロン掛けを始めました。
 思うに、このスチーム使用は便利ですね。昔はワイシャツでは、霧吹きの吹き加減で随分苦労しました。
 これならわざわざ洗濯屋に出さなくても、普段着の半袖シャツ位なら自分で出来るだろうと、自信が付いたしだいです。

 それに付けても何もかも妻任せで過ごした年月を、またあらためて想い返したひと時でした。


サマージャンボ宝くじ

2012-07-24 17:01:33 | 日々の雑記
 今度のサマージャンボ宝くじは、縁起を担いで売り出し当日直ぐに買いに行こうと思っていたのですが、生憎当日は一日中雨模様でその上買物などの予定が無かったものですから、すっかり忘れてしまいました。
 せっかく予定していた当日買いが駄目になってしまったので、後は何日でも良いだろうと、それに今度買う予定の売り場は、生前妻が買って一万円を当てたことがあった、家からかなりの距離のある場所でしたから、一日延ばしに延ばして今日買いに行って来たのです。

 ジャンボ宝くじは、これまでにも売りだされる度に、毎回バラ券で20枚から多くて30枚買って来ましたが、これまでの約10年間で一万円が1度当たったきりで、後は殆ど300円でした。
 
 今回もばら券を20枚買って来ました。妻は生前中買って来た宝くじは、いつも神頼みとして神棚に置いて居ましたが、私は仏壇の下の引き出しに置いております。神頼みならぬ仏の慈悲を頼りに・・・
 
 抽選日は8月7日ですから、約1ヶ月ほど待たなければなりませんが、
  
若し当たったら・・・の夢は大きく日々膨らんで行きます。

サマージャンボ団扇




花撮り歩る記~自転車道路

2012-07-21 16:33:55 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 
 買物で少し離れたスーパーの帰りのこと、午後からの気温がほど良く暖まって来たのを幸いに、通りかかった自転車道路を歩いて来ました。
 この自転車道路は阿寒町まで延びているのですが、この道路の途中が約1キロ程度に区切られているのです。
 そしてその場所には、車を一~二台停められる空き地が在るのです。
 ですからその日の体調とか時間などに合わせて、その都度区切りよく切り上げられる目安となるのです。
 私の場合はどちらかと言うと歩くよりも花撮りが主な目的なので、昨日歩いた区間にはこれと言った花などが無かったから、次の歩きはその先の区間にしようといった具合に、花撮り歩きには効果的なのです。

 こうして場所を選びながら、日々の花撮り歩きの範囲を広げているのですが、
やはり春先の低音の影響なのか、或いは気のせいなのか、何処へ行っても花の数や咲き具合に少しばかり異常を感じます。

アザミの花

キンロウバイ

ギンロウバイ

名前不明の花


家の花

2012-07-17 16:57:44 | 日々の雑記
        妻逝きて 荒れるがままの 家の庭
          季節巡れば 花は咲きけり
 
       
前にも書いたことですが、我が家の庭の手入れなどは全て亡妻任せでした。
私は、あんた心臓が悪いのだからと亡妻の云うがままに、膝の悪い亡妻の手入れを見ているだけでした。
 そんなわけで、亡妻が発病した昨年は手付かぬままのうえに、今年も私の手に負えないものですから、今の我が家の庭は雑草ばかりが生い茂り、見るも無残な荒れようです。
 
しかしそんな如何しようも無い状態の我が家の庭ですが、それぞれの季節が巡って来れば、それぞれの花が咲いてくれるのです。
亡妻が手を尽くしてくれていた頃に比べれば、花々の数もその勢いも劣りますが、私を癒してくれる存在であることには、まったく間違いありません。
これも亡妻のお蔭なのでしょうが、それぞれの花々をカメラに納め、亡妻の存在の大きさをしみじみと想いかえし、辛い日々を過ごす糧としての日々が続いております。

こんな状態がいつまで続くのかは分かりませんが、季節が変わり花木などが全て散り尽くしたの後の庭に、いったい何が残るのでしょうか。
そんな先のことよりも、今の花をしっかりと愛でることが、これもまた亡妻への供養であることを信じて・・・

レンゲツツジ

クリンソウ

テッセン

ゲンペイウツギ




名前の分からない花

2012-07-13 20:05:47 | じゃこしか爺さんの見て歩る記

 2年ほど前から毎月のように通う病院があります。
おそらく市内では一番大きくて、また混み合うことでも良く知られている病院ですから、行く日の朝は6時半には家を出ます。
家から病院までは4キロほど離れておりますので、病院に着くのはいつも7時頃になり、帰りは10時半近くになります。
その日の自動受付機での順番は10番以内だったので、予定していたとおり10時少し前に病院を出ることが出来ました。
いつもより早く終わったので、いつもの幹線道路から外れて静かな住宅街を通って帰ることにしました。
そこは閑静な住宅街として知られていましたから、或いは何か珍しい草木にでも出合えるかも知れないとの、淡い期待もあったからです。

もともと閑静な住宅街ですから、車と出合うことも無く、また歩く人も少ないので、のんびりとあちこちを眺めながら走行が出来るのでした。
しかし何処の家も殆どが高い塀をめぐらせているので、高い木などは見られるのですが、草花の観察は容易ではありません。
車から降りていちいち塀の中の覗き見するなんてことなど出来ませんから、今日の花撮りには苦労しました。
閑静な住宅街だから、庭も多くて簡単に撮影も出来るだろうとの思惑は、完全に空振りでした。

それでも如何にか撮れたのが下の写真です。

名前不明の花~1

名前不明の花~2



私とデジカメ

2012-07-10 22:18:17 | 日々の雑記
     吾がために 買え替えて呉れた デジカメを
       今日も手にして 外歩きかな


私とデジカメの繋がりは、パソコンを始めた今から約10年前のことで、デジカメであれば日常撮った孫たちとのスナップ写真などのは、わざわざ写真屋に頼むことなくパソコンで手軽に作成できると知ったからなのです。
 その時初めて手にしたデジカメは、パソコンの購入時に色々とお世話になったソニー専門店の店員さんに選んで貰ったものです。
 このカメラの想い出は、沖縄・京都・奈良・伊勢神宮・熱田神宮・永平寺・兼六園などの旅行で持ち歩きました。
 これらの旅行は全て亡妻と一緒でしたから、辛さと切なさがつのります。

ソニーサイバーショットDSC-S70


そして次に買い替えたのは、ブログを始めた時で8年前でした。
 それはパソコンで他の人のブログ拝見したのがきっかけで、歩きながら鳥や花などが気軽に撮れるうえに、新しい技術搭載の手ぶれ防止付きの小型のデジカメでした。
 投稿を長く続けるためと内容を盛りだくさんにするには、デジカメは是非とも必要であることが分かったからです。

※ ルミックスDMC-FX9


それから程なくしてソニー専門店でパソコンを買った時、色々と世話になったに店員から頼まれて、義理買いしたものです。      
※ ソニーサイバーショットDSC-P72

※ ルミックスDMC-TZ7

このカメラは、いつも一緒に歩いていた亡妻に持って貰い、ブログに載せる写真を競い合ったものです。
 ですから私のブログの写真には、生前亡妻が撮った写真も多いです。

 そして2年前に買ったもので、現在主に持ち歩いている、望遠が今までの2倍以上あるもので・・・


これは望遠が効くので、鳥類などを撮るのに重宝しております。 

  




たこ焼き

2012-07-07 17:30:09 | 日々の雑記
 先日3月に次いで眼科検診に出掛けて来ました。三月の場合、早朝の玄関前での受付待ちは、私の今の体調では無理だったので、9時に受付をしたのですが、前回にも書いたとおり市内ばかりか、遠くは根室市や中標津方面から患者で込み合っているので、院長の受診までには少なくとも3・4時間は待たなければなりません。

 そんな訳で今日は六月の半ばですから、三月とは違って朝の気温も10度ほどの違いうので、7時前に家を出て並んだのです。
 私の前のお婆さんはご夫婦で来ていて、旦那さんはかつての私のように車の中で待っていました。
 多少の風はあったのですが、それは三月と比べるべくも無く穏やかで、さらに雲が切れて陽が射してくると、念のために重ね着して来たコートが要らなくなるほどでした。

 診療の方は朝早く並んだ貝割れ甲斐あってか、10時半には薬局での薬の受け取りまで全て終わっておりました。
 お昼までの大分時間ありましたので、昨年亡妻がそうしたように、眼科から少し離れた量販店に寄って、そのテナント{銀だこ}でたこ焼きを買いました。
 
 その日の午後のおやつ時間に、亡妻には陰膳にして一緒に食べたのは云うまでもありません。


空き家の庭に咲いていたスズラン

2012-07-02 16:28:04 | じゃこしか爺さんの見て歩る記

 先日のこと地元スーパーでの買物が意外に早く済んだので、その近くの住宅地を一回りしました。
 元社宅風の住宅やアパートに一軒家などが、ひしめく様に建ち並ぶ中に雑草が生い茂る空き地などもあって、其処には例年ならばそれぞれの花木が咲いて居たはずなのに、今年はまったく見当たりません。
 やはり今年の低温が影響なのでしょう。何しろ6月半ば過ぎと言うのに、未だに10度前後の毎日なのですから・・・と納得しました。
 そして帰りかけた時、とある塀に囲まれた一軒家を目にしました。どうやら空き家のようで、塀はあちこち壊れ掛けておりました。
ただその中にはかなり広い庭があるようでしたのでした。辺りには幸い人の姿も無く、又車も殆ど通らない住宅街の奥地だったので、その壊れかけた塀から中を覗き見したのです。
立ち木はほとんど枯れかけ、さらに庭一面にはタンポポなどの雑草がびっしり、そうした中にスズランを見つけたのです。
きっと此処のかつての住人が、移植して大事に育てていたものなのでしょう。

空き家の荒れ果てた庭で、ひそかに咲いていたスズラン・・・それが今日の花撮り歩きでの貴重な写真です。

雑草の中にスズランが・・・

同     上

同     上