昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

平成21年大晦日 

2009-12-31 23:53:55 | 日々の雑記
 今日は大晦日、平成二十一年度もいよいよ今日で終りです。正月用品の買物の殆どは昨日三十日の午前中に済ませた。
 午後からは、一夜飾りは縁起が悪いからとの親の代からの仕来りを守って、さっそく神棚の掃除と注連飾りを取り付け鏡餅も飾り終え、併せて玄関の玉締めや輪締めなどを済ませていた。
 今日することは、年に一度やってくる孫たち(娘家族)との年越しの準備で、予約注文しておいた鮨の盛り合わせとお節料理の引取りだけです。
 これらの予約注文は老妻の負担を軽くするためにと数年前から始めたもので、今ではすっかりその味に馴染んでおります。

 孫たちとの年越しは紅白を楽しみながら無事に済ませて、孫たちはつい先ほど、爺婆の心づくしのお年玉を手にして笑顔いっぱいで帰って行きました。
 じじばばは、この笑顔を目にしただけで大満足、この数日間の苦労は全部吹っ飛んでしまいます。
 今年も僅か十数分で終わろうとしています。後は寝るだけですが、例年楽しみにしているNHKの{行く年来る年}は欠かせません。
 除夜の鐘の音を聴いたからって、凡人の煩悩はそうそう簡単に消えることはありませんが、古刹の鐘の音に心が洗われる思いだけは確かです。
 
今 年は生まれて77年、この年で初めて大病を患い初めて入院も体験した本当に大変な一年でした。
 来年こそは良い年でありますことを願いながら、今年のブログを閉じることにいたします。 
 ブロガーの皆さま本当にお世話になりました。どちら様も良い年でありますように・・・有難うございました。
 
釧路にしては珍しく平年の倍以上の積雪があった年末でした

時ならぬ昨夜の雨で樹上の雪は殆ど消えてしまった

買物ついでに足を延ばした甲斐あって・・・

  同       上


 何処へ行っても・・・

2009-12-28 21:09:38 | 日々の雑記
 
        初めに・・・ 
このブログは今年の夏大腸の手術を受ける前に載せるつもりでしたが、急な発病のために載せられず今日まで伸び伸びなっていたものです。   

  何処へ行っても・・・年寄りだらけ!
自分だって結構な歳(77歳)なのだから、今さらこんなこと云えた義理じゃないのですが・・・
 「何処へ行っても・・・年寄りだらけ!」とは、医事漫談家として知られている{ケーシー高峰}さんの公演での冒頭の言葉ですが、先日久しぶりに眼科へ行った折、つくづく実感したしだいです。
 その日居合わせた患者はざっと数えて70人弱でしたが、殆どが老人だったのです。私もその一員なのは当然のことですが・・・。
 差しあたって今すぐに急を要するような不具合は無いのですが、7・8年前に白内障で両眼を手術して以来、大事をとって定期的に検査を受けていたのです。
 今日今までに無いような混み具合で、しかも圧倒的高齢者が多かったせいで、冒頭のケーシー高峰の台詞を想い出し、おもわずニヤリとしたしだいです。
 同じ年寄りなのですから私自身もそうなのでしょうが、同じ視野検査などでも掛かる時間がそれぞれ違うのです。
 速い人は10分足らずで出て来ますが、中には15分から20分も掛かる人が居たのです。初めはその時間差がとても疑問に思いましたが、いざ自分の番が来て検査が始まると直ぐに、その疑問が解けました。
検査機械の前に座ると直ぐに看護師から色々と指示が出ますが、簡単にはそその通りにはゆきません。

 「眼を動かさないで、しっかりと中心を見詰めていて下さい」

と何度も云われ、その度にやり直しが続きます。やはり患者一人一人の時間の違いは、それぞれの年齢の差からのものだったのです。
 ただ私の場合はちょうど中ほどで済んだので、内心ホットしました。

 病院の帰りに真っ直ぐ図書館に寄ったのですが、若い人たちが多いせいか、病院の年寄りたち中での気持ちの裕りはすっかり消えてしまい、知らず知らずの内に身構えている自分に気付いたのです。
 やはり気の置けない場所は、同年輩か先輩たちが多い今日の病院だけだったようです。

 余談ですが、ここの眼科の院長さん(元日赤の今は開業医)は白内障の手術時の主治医でしたが、道内でも名医として広く知られている為か、遠くは根室や中標津などの管外から来る人が多く何時行っても大混雑で、今日も5時間ほど掛かりました。
 病院へ行くのは眼科ばかりでなく月に一度の割で内科にも行きますが、年寄りが多いこの眼科の待合室が一番落ち着ける気がします。
 きっと眼が悪いと云う事だけなので、周りのみんなは一様に柔和で物静かな振る舞いに由るのと、自分より年上が多いことからの安らぎが得られるからだと思われます。
 
 何か写真でも載せようと思ったのですが、残念ながら、肝心の白鳥たちは大雪を察知してか何処かえ飛んでいてしまったし、また雌阿寒岳なども雪雲に覆われて何も見られませんでした。

つれづれに・・・

2009-12-22 16:18:41 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 
 このところずうっと好天が続いている。その分放射冷却とかで気温が下がるのは当然なのだが、そんな夜中に突然雪が降り始めていた。
 約一週間ぶりの降雪なのだが、せっかく乾いている道路のことを思うと、多少気温が下がろうとやはり雪は無い方が良いのは、老人ならずとも思いは同じだろう。
 除雪などを考えながら床に入ったのだが、なんと朝になってびっくり心配していた雪は、僅か2センチほどで止んでいたうえに空は真っ青に輝いていた。
 道北や道央の大雪に比べたらまったく無いに等しくて、まさに胡麻塩を撒き散らした程度に過ぎない。
 それにいつものように空は真っ青に晴れ上がって来て、ガラス越しに射し込むお陽さんは暑いくらいになって来た。
 日課としている午前中の軽目のラジオ体操(一部省略)と室内歩き(午前中は3千歩)済ませてから、これも今では日課みたいなものになっている白鳥のポイントへ行くことした。
 晴れて陽は射しているようだが、何しろ今朝の気温は今年一番低かったと報じていたから、身支度だけは真冬並みに整えることにした。
 今さら見栄えなど気にする柄でも歳でもないから、とにかくがっちりと着込んだですが、まさに冬山登山にでも行くような身形で、動き辛さに思わず苦笑してしまいました。
 そのお蔭でか、川風がけっこう厳しかったのですが、ぜんぜん平気で川原を歩くことが出来ました。
 それに幸いにも白鳥たちは、川の流れの中央から仁々志別川の河口に集まっていた。ざっと数えると凡そ30羽近い白鳥が集まっていた。おそらくここで近くの住民からでも餌でも貰って居たのでしょう。真新しい足跡が水際まで残っていたから、私が歩き寄るとキットまた餌でも貰えると思ったのでしょうか。
 いっせいに向きを変えて再び岸辺に近寄って来たのです。しかし私がポケットから取り出したのはカメラだったから、白鳥たちは直ぐに食パンではないことを察して遠ざかり始めた。
 昨年よりかなり遅れたが、この数ともなればしばらくは留まって呉れるだろうから、当分楽しめるだろう。

30羽近い白鳥は今年初めてだ。餌でも貰えるかと近寄って来たが・・・

本当に呉れるのかな・・・

なぁんだ!やっぱり駄目だったよ・・・行こう行こうっと!


やっとまた出合えた白鳥たち

2009-12-15 19:57:30 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 ブログの更新は日々気になっていたのですが、夏の手術後とやはり歳の所為からか、身体のあちこちにガタが来て病院通いに追われておりました。
 それに合わせて、やはり師走ともなれば、年齢相応の用事が色々とあるもので、数こそ昔に比べてぐうんと少なくなりましたが、お歳暮品の品選びなどでの店通いも増えました。
 しかし何といっても一番時間を取られたのが病院通いです。
 手術後の定期検査に始まり、心臓血管内科の診察と投薬・手術前の各内臓検査を受けた折に勧められていた胃カメラ内視鏡検査などが、この12月に重なってしまったのです。
 それに加えて、7年ほど前に受けた白内障手術後から、ずうっと受けてきた3ヶ月毎の定期検査もまた今月だったのです。
 これらの病院の待ち時間は、中には予約制の場合もありましたが、なにしろ患者の数が多いものですから、時には朝の7時に家を出て並ぶこともあって、それでようやく昼前に帰宅できる始末です。
 また中には、7時半頃に家を出て30分ほど戸外に並んで順番待ちをすることもあるのです。
 また他にも歯科通いもありました。ここは大きな病院とは違ってあまり待たされることはありませんでしたが、手術後の体重の減少からか、歯茎も痩せてしまって入れ歯が合わなくなってしまいました。
 その入れ歯の調整で2度歯医者さん通いが、この忙しい12月に起きてしまったのでした。
 幸い病院通いの方は、今日の15日ですっかり終わってしまいましたので、後の年内一杯は、年賀状書きくらいなものですから、ブログ更新に専念出来そうです。

 さて、今日の病院からの帰りが思っていたより少し早めに終わったので、それに昼飯時にも早かったから河畔まで足を延ばしてみました。
 それが幸いして2度目、否3度目でした。やっと待ち焦がれていた白鳥たちに出合いたのでした。
 取りあえず何時ものポイントまで行く時間もなかったので、直ぐに路肩に停めて撮ったのが下の1枚目の写真です。
 しかしどうしても白鳥たちが気になってならなかったので、昼寝の後再び河畔へ出掛けたところ今度は、対岸のいつものポイント近くに移っていたのです。

 其処で撮れたのが、やや大きめの白鳥たちです

やや遠すぎたが対岸の何時ものポイントまで行くには一寸・・・

午後になって対岸の何時もの河畔へ行くと・・・仁々志別川の河口で

親子白鳥と思われる2羽が遠慮深げに群れからやや離れて・・・


病院の帰りに・・・  

2009-12-06 16:41:23 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 月に一度の病院へいつもより早起きして出掛けたせいか、思って居たよりかなり早く済んでしまった。
 真っ直ぐ家に帰ろうとも思ったのだが、白鳥が来ているか如何かも気なっていたので、ともかく河畔まで行って見ることにして新釧路川の堤防に向かった。
 そこからは、先日今年初めての白鳥を見かけた支流の仁々志別川の河口と、本流の新釧路川も見渡すことが出来るからだった。
 堤防道路を走り始めて直ぐに目をうばわれたのが、流れの中ほどに群れるカモメの大群だった。
 その数の多さではおそらく今まで見たことも無いほどで、先ずその物凄さに圧倒されて仕舞い、しばし写真を撮ることまでは思い至らなかったほどだ。
 いざカメラを取り出してみたものの、広い範囲に群れ広がるカモメたちを一度に撮り込むのは、私のデジカメでは小さ過ぎてとうてい無理だった。

 初めは折からのシシャモ遡上時期だったので、それを狙って群がっているのかとも思ったが、カモメたちの動きかして、そうでもない無いらしかった。
 それにさらに目を惹いたのが、カモメたちの大群の直ぐ近くに、意外にも待ち焦がれていた白鳥の番いがいたことだった。
 しかし白鳥にしろ、またカモメたちにしてもにしてもあまりにも遠すぎたから、写真は如何かなと思われたが、対岸のいつもの場所からではもっと距離があるようだったから、取りあえず此処から撮ることにした。
 その後いつもの河畔にまわったが、やはり遠すぎてカモメより大きい白鳥ですら豆粒ていどにしか見えなかった。
 やはり向こう岸で撮って来たのは正解だったと、ホットした。

 河畔で少し歩いてから、今度は雌阿寒岳のポイント回ったが、何時もの雲は無かったものの、このところずうっとなのだが、やはり雌阿寒岳全体が霞んでいたうえに、さらに雄阿寒だけは厚い雲に完全に覆われていた。

今まで見たことの無いほどのカモメの大群!カメラが小さ過ぎた・・・

  同上・向こう側の支流は仁々志別川の河口

初めはカモメの大群に圧倒されて白鳥に気付かなかった・・・


雌阿寒岳はやはり何時ものに霞んではっきりしなかった


私の徘徊・パートⅡ 

2009-12-01 16:14:25 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 徘徊・パートⅡなどと大袈裟に書き出したものの、何のことは無く時間を持て余した年寄りが、これと言った当ても無いままに彷徨い歩くだけのことです。
 ただしカメラは忘れられません。なんと云ってもこの時季の外出の目的は、唯一つブログのネタ探しなのですから、カメラは絶対に忘れられることは出来ませんし、また携帯電話も欠かせない必需品です。 
 こうして天気さえ悪くなければ大抵の場合午前中に一度は外へ出掛けますが、
晩秋からは夕焼けの美しい季節となりますから、とくに釧路の人々が口にするだけに、釧路の夕焼けは日本一です。
 ですから良く晴れた日などの夕方近くになると、じっと落ち着いてはおられませんから、夕焼けの有る無しには関係なく外へ出てしまいます。
 私好みの夕焼けのポイントはそれぞれあるのですが、一番近くて気に入っているのは製紙工場真向かいの河畔です。
 茜色に染められた工場の煙突と煙、時にはそれらが水面に映える様はまさに芸術作品と云っても過言ではありません。
 ただし残念ながら、私のカメラと技術では撮り尽くせませんが・・・。
 こうして私の徘徊は、一度から二度になるのは普通ですが、日によっては三度になることも少なくありません。
 幸いこの日は、珍しく気温が上がり昼時には10度近くにもなったせいで、3時過ぎてもあまり寒さを感じなかった。それに雲の状態が夕焼けには格好の出具合でした。まさに打って付けのひと時だったので、さっそく飛び出したのです。
 かくしてその日三度目の徘徊となったしだいです。
 
 ちなみに、夕焼けには雲一つ無いよりは、大小の雲が少しあって適当に散らばっているのが最適で、それらが程よく茜色に染まっているのは最高なのです。
 
日本製紙釧路工場と夕焼けそして新釧路川

仁々志別川堤防道路からの製紙工場の夕焼け