昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

釧路の茅野公園の桜

2009-05-21 17:04:31 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 釧路市の茅野公園(桜ケ岡2丁目)の桜のことは前から知っては居たが、何しろ我が家から10キロ余り離れているので、どうしても目と鼻の先ほどの柳町公園へ行ってしまいます。
 ただ今年の場合は、柳町公園の桜には{さくらてんぐ巣病}が蔓延しているとかで、例年ほどの見事さは無くなり何となく物足りなさから、地図を頼りに老妻と連れ立って出掛けてみたのです。
 ようやく辿り着いたものの公園は、日曜日のせいか公園内の駐車場は既に満車、だからと云ってせっかく来たのにそのまま帰るのは癪だったので、何処か道路脇にでも停めようと、当ても無く公園の周り走った。
 運良く直ぐ隣のお寺の脇に空き地を見つけて停めた。少しくらいなら黙って停めても良いだろうと、勝手に思ったのだった。
 公園の中へ入って混雑の理由が分かった。どうやら今日は地区町内会の桜祭りのようで、公園の真ん中あたりに大勢の人でごった返していた。
 ちょうど福引の真っ最中のようで、番号を告げるマイクの音声の度に歓声とどよめきが広がった。
 公園内の彼方此方で家族連れなどの宴が開かれ、そこかしこかららも酔った勢いからの嬌声やだみ声が入り混じって、町内会挙げての桜祭りを一層盛り上げていた。

 違法ではないと思って停めたのだが、やはり路上駐車が気になったので、桜だけを撮って早々と退散することにした。どうせ毎日が休日の気楽な身なのだから、来年は土曜・日曜を外して来ようと思った。
 また園内に大分大き目の藤棚があったので、今度は藤の花を愛でに是非とも訪れようと、老妻と話しながら帰途のついた。

 茅野公園の桜(1)

 茅野公園の桜(2)
 桜祭りの真っ最中だった


釧路の桜第二段

2009-05-16 18:04:02 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
  ・初めに・
 
 前回ブログに載せた{釧路の桜}ですが、この時の桜が釧路の桜全体を指すわけではありません。市内の桜の見処して私が知っているのは、柳町公園を初め標準木がある鶴ヶ岱公園、春採湖公園、山花公園、茅野公園などの他にそれぞれの住宅街の公園があります。
 ただ私にとって柳町公園の桜が一番身近なので、恰も釧路を代表するかのように勝手に名付けただけなのです。
 柳町公園に付いては確か前にも書きましたが、改めてもう一度私なりの区分けを書き記して見ます。ですから区分けの仕方や町名などに、間違いや勘違いあるかも知れませんが、どうぞご容赦のうえご指摘頂ければ幸いです。
 もともと運河跡を利用して造られた公園は、新釧路川から釧路川までの全長2、4キロ(札幌の大通り公園より大きい)あって、それぞれ道路を挟んで六ヶ所に区分けされています。
 まず一番目に文化会館がある東川町、二番目にテニスコートがある豊川町、三番目が運河跡公園の真ん中にあってその名のとおり代表格の柳町公園で、桜の名所のうえにパークゴルフ場や噴水があります。またゴルフ場内に藤棚があって見事です。
 次の四番目が遊具とゲートボール場と地区会館がある光陽町、五番目に季節ごとの花で飾られた花壇のある{はなはな広場}の入江町で、最後の六番目にはお花畑や市の公園緑地課出先機関と失業対策事業所などがある堀川町です。

 さて今年の桜ですが、それぞれ区画ごとに載せてみたいと思います。
 先ず初めに、
 
 <豊川公園―第2区画>~21・5・14撮影

 先日よりは開花した桜の木が増えていた。

  広い公園の半分ほどがほんのりと桜色に彩られていた。
 
 同上 


 <柳町公園―第3区画>~21・5・15撮影

 六つある此処の公園では圧倒的に桜の木が多いので、市を代表する桜の名所として親しまれておりますが、今は{桜てんぐ巣病}に犯されて見る影も無く、また更なる蔓延も心配されています。 
これから後に咲き始める{くしろ八重}だけは無事であって欲しいと願わずにはおられません。                              

 中には満開のもありますが全体に歯抜け状態で寂しい

 同上

 例年ならば桜のトンネル状態なのだが、赤茶けた葉っぱだけが目立つ

 
 <光陽公園―第4区画>~21・5・15撮影

ここの桜のは広い園内に分布していますが、中でも千島さくらが毎年見事に花を咲かせています。          
 
 此処だけに咲いている千島桜

同上花びら(1)

 同上花びら(2)

 ゲートボール場横の桜


 <入江公園―第5区画>~21・5・15現在

特に目立った桜は無く、また{はなはな広場}の花壇はまだ手付かず状態だった。

 <堀川公園―第6区画>~21・5・15撮影
 
 このにも桜は見当たらなかったが、チューリップだけが逸早く咲いていた。

 色とりどりのチューリップが咲いていた。

直ぐ横の遊具場には一組の親子

  

釧路の桜

2009-05-12 18:31:13 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 先日のテレビニュースで、道北の稚内と道東の釧路・根室のさくらの同時開花と、桜前線が2ヶ月かけてようもっとも遅い地域に漸くたどり着いたことを告げていた。
 開花の様子を見るために2,3日前柳町公園へ行ったときには、蕾こそ色付いて大きく膨らんでいたが、そんなに急に咲くなんて気配はまったく無かったのにと、半信半疑だった。
 それで今日眼科の帰り、柳町公園の豊川町区画に寄って見て、先のテレビニュースが本当だったことを知った。
 公園内の桜の内1,2本だけだったが、確かに咲いていたのだった。
 柳町に比べて桜の数こそ少ないのだが、この運河跡公園内では開花の早いことで知られていた。
 きっと三日ほど前からの気温の上昇のお蔭だろう。これからは柳町・入江町とそれぞれの区画の桜も順を追って咲いて行き、それに{くしろ八重}の開花も間もないことだろう。
 毎日のぶらぶら歩きにも励みが出るだろうし、また{くしろ八重}が咲き終わるまでは、一番楽しくて充実した日々になるは間違えないことでしょう。
 レンギョの黄色とツツジの紫に桜のピンクが、それぞれ入り混じり春爛漫が一気に弾けることでしょう。   まさに時間の問題です。

 たった一本ですが、桜の開花がもっとも遅い釧路の桜が咲き始めました。

同 上 (壱)

 同 上 (弐)


ふたたび柳町公園へ

2009-05-08 17:41:41 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 気温が珍しく20度近くまでに上がったうえに何時に無く風も穏やかな昼時、ぶらぶら歩きのついでに柳町公園まで足を延ばした。
 このところ晴れて暖かい日が続いていたので、桜の芽吹きの様子が気になったからでもあった。
 折からの連休の事もあってか、ブランコなど遊具が色々と揃った一画には幼児と一緒に遊ぶ家族が多く見られた。
 そんな中で、老人がわざとらしく幼児とブランコを取り合っているのが、如何にも愛嬌があってとても微笑ましかった。そうした祖父母の姿から、孫を囲んでの家庭の温かさが窺えた。

 ただ公園内の他のところは、パークゴルフ場はまだ開かれて居ないせいで、全体的にはひっそりと静まり返っていた。
 遠くからの見た眼には、全般的に前回来た時とは同じように枯れ木ばかりに見えたが、近づくにつれて若干赤みがかった部分もあった。
 さらに近づいて見ると桜並木の中にははっきりと芽吹いているのが見られたし、中でも千島桜の蕾は大きく膨らんで色付き今にも開きそうだった。
 釧路の桜の開花予想は確か五月中ごろと聞いていたのですが、標準木はともかくもう少し早くなるのではないだろうか。
 若し、今日のような暖かさが続くようならば、今度の日曜日か或いは来週早々には開花するのでは・・・と、俄然期待が大きくなりました。
 幸い、週間予報によれば今のところ雨の日は無いようなので、桜の開花の先ず間違い無いでしょう。
 
 桜の種類こそ分かりませんが、開花は間もないことでしょう。

 こちらは同じ公園内の千島桜です。

 赤く色付いて今直ぐにでも咲き出しそうにまで膨らんだ千島桜の蕾

 無人のパークゴルフ場には、ひっそりと蝦夷紫躑躅が咲いていた。


札幌の紅梅

2009-05-04 20:29:17 | 日々の雑記
 
 先日札幌の弟から、今年も自宅の紅梅の写真がメールで来ました。見事な満開の紅梅で、弟はこれまでにも毎年のように桜に先がけて咲く梅の写真を送ってくれているのです。
 道央に比べてかなりの気温差があって、とかく花の季節が遅れてブログの更新に苦労している私を気遣ってのことなのでしょうが、この紅梅に助けられたことは確かで、前にも一度ブログに載せたことがありました。そして今回もさっそくブログの更新に役立てたのでした。
 
 札幌でも梅が咲くことを知ったのは、そんなに古いことでは無くてせいぜい4.~5年まえのことで、札幌に住む弟が自宅裏に咲いているのを、パソコンのメールで送ってくれたことからでした。
 それまではずうっと札幌での梅の花は、北大の植物園か、またはどこかの温室ぐらいだろうと思っていたのです。

 梅の花と云えば、何といっても福岡は太宰府天満宮が有名ですね。戦前の国語の教科書に載っていた、学問の神様として名高い{菅原道真}の和歌が想い出されます。
 <東風吹かば においおこせよ梅に花 あるじなしとて 春をわすれそ>
 
 ※~小学校の国語の読本では・・・春をわするな・・・と習った筈なのですが?

 樺太で生まれて育った私が、ずうっと後々まで梅の花は関西以南の花であると思い込んでいたのは、キットこの和歌にまつわる当時の左遷物語に大きく左右されていたからなのでしょう。  
 後になって、水戸の偕楽園の梅林などを知るようになってからでも、やはり梅の花は北関東までであって、東北北海道無理だと信じていたのです。
 それが一気に札幌でも咲いていることを知らされてのですから、如何に花音痴だったとしても、余りにも世間知らずだったようです。
 こうして今年も梅の花とはまったく縁の無い道東で、{札幌の紅梅}を楽しみ、併せて元気をいっぱい貰っているのです。

 なお余談ですが、梅にも桜のように{枝垂れ梅}があるのを知ったのは、先年親戚の結婚式で関西方面を旅行したときでした。

 今年も札幌の弟から送られて来た満開の紅梅

 同上・1

 同上・2


まだまだ続くわたしの徘徊・・・

2009-05-01 20:28:03 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 先日の猛吹雪後の天気は偶に晴天の日もありましたが、とりたてて良いとは云えない日が続いていた。ただ強風が吹くわけでも、また雨が降るわけでも無かったから、気の向くままに近場のコースを主に毎日ぶらついていました。
 前にも述べましたように私の徘徊まがいのぶらぶら歩きは、もともとがブログのネタ探しが主な目的でした。でもやはりこの時季ではまだまだ無理なようで、眼につく花など無くて空振りの日々の連続です。
 
 しかし無駄足が続いていたから、今日の外歩きはやめようと思うのですが、やはりいつもの時間が来ると家の中でじっとして居られ無くなり、知らずしらず内に外出の準備をしてしまうのです。
 そんなことで今日もやはり出掛けてしまったのですが、別段行き先がはっきりと決まって居ないので、いつもの河畔(新釧路川)から支流(仁々志別川)へ回り、更に自転車道路へにも行って見たのです。
 どうせ期待は出来ないだろうからと何処も素通り状態でしたが、まったく思いがけなくも仁々志別川で、家族連れと思われる4羽の白鳥と、住宅街の小路に咲いていたタンポポを、そして河畔の土手で土筆を見つけたのです。
 さて4羽の白鳥たちですが、どうやら4月の初めにこの場所で見たのと同じ群れでないかと思われたのです。
 もとより白鳥に詳しい訳でないので確かなことは云えないものの、前に見た4羽の白鳥たちの中に羽の色から、明らかに2羽の幼鳥が交じっていたのですが、今回の4羽にはその違いがありません。
 見た目にはそれぞれの羽の色こそ同じでしたが、その中の2羽だけがどうやら体が小さく見えるうえに、他の2羽に時おり見せる仕草などからも、未だ幼鳥だと分かったので、前に見たのと同じ白鳥たちと勝手に判断したのでした。
 それにしても先日の猛吹雪をどのようにして過ごしたのかと、また親子揃って無事に北へ帰られるのかと、心配でなりませんでした。

 今日出たついでに車で支流の河口から上に向かって暫く走ったのですが、あの親子の白鳥たちの姿は見られません。
 きっと無事に帰ったのだろうと、ホットしたのでした。

 この前と同じ親子連れの白鳥かな・・・と思ったのですが

 余り人目の付かない場所に土筆がひっそりと・・・

 今年初めて見た一ヶ所にかたまって咲いていたタンポポ

 同上