昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

釧路市第35回盆栽展

2012-06-29 14:16:57 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 
 市の盆栽展には、6年前までは毎年のように案内状を貰って出掛けていたのですが、大腸と心臓で入院した年には行けませんでした。
そのためか案内状が途絶えてしまっていたので、盆栽展の存在、またその開催時期もすっかり忘れておりました。
それが今朝新聞を見ていた時に、普段はあまり見ることの無い催事案内で、今日から盆栽店が開催されることを知りました。

この市の盆栽展のことは、何度かブログに載せたことがあり、また亡妻との想い出もあってのですが、案内が来ないままにここしばらく忘れておりました。
はからずも今朝記事が眼についたのは、単なる偶然なのか、或いは亡妻の思いが届いたのか、何はさておき早速く会場の市の文化会館へ向かいました。

会場は、休日だったせいか混雑しておりました。その観客の殆どは老人夫婦でしたが、中には僅かながらまだ若い人たちも居て、老人たちの間を遠慮がちに観て回っておりました。
そんなことで、私の主な目的の写真撮りは思うように出来ず、会場の中の行ったり来たりで、時間を過ごしてしまいました。
しかしこれはと思う前でカメラを構えている私が悪いのかも知れないと反省、時間はたっぷり在るのですから、後はじっくり構えることにしました。

盆栽展写真~壱

同  上~弐

同  上~参 


サザエのお焼き

2012-06-26 16:28:48 | 日々の雑記
 一週間ごとに仏壇の供花を取り替えているのですが、今日はその日で、いつも行くスーパーのテナントの花屋での帰り、隣り合わせのお菓子屋さんサザエで御焼きを買いました。
 このサザエは隣街O市からの出張店ですが、一応道内でも良く知られたお店で、亡妻の好物で以前は良く買っておりました。もちろん和物菓子の好きな私の好物でもありました。
 ところが亡妻は三年前から、買物ついでに度々買っていたこの御焼きのを買うのは止めました。
 それは御焼きばかりではありません、やはりO市からのケーキーさんのケーキーを食べることをやめたのです。

 その原因は私にあるのです。三年前私は大腸ガンの手術と、心臓にステント挿入処置を受けております。
 そのため高血圧と糖尿病と動脈硬化症は絶対に避けなければなりませんから、日々の生活でも出来るだけ甘いものや脂肪分の多いものを減らしております。

 そんなことから亡妻は、甘いものはもとより、焼肉などの料理は作らなくなりました。
 亡妻と娘はケーキーも牛肉もそして天ぷらなどは、その後一切食卓に並ぶことはありませんでした。私のために我慢していたのです。
さぞや食べたかったであろうと思うと、本当に済まなく切なく思います。

 そして今日、サザエの御焼きを供えました。全部食べてね・・・!
 
 たくさん供えたいのですが、後の処置に困るので三個にしたのです。

サザエのお焼き



花撮り歩る記~ライラック

2012-06-23 16:35:18 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
  朝の予報では最高気温は15度で日常並みであったのが、嬉しい番狂わせで、昼に近づくにつれて20度を超えて、遂には23度までにも上がった。
 普段の午後は、自転車漕ぎ(アルインコ・バイク)で過ごしているのですが、外気温が23度にもなっているのですから、室内での運動はかなり身には応えますので、寒さのために控えていた外歩き即ち花撮り歩きに出ることにしました。

 先の花撮り歩きが思い出せないほど久しぶりの外歩きで、初めは何処から始めようかと、あれこれ迷った末に住宅街の街路樹を見て回ることにしました。

 今年は不順だったせいか、街路樹や住宅街の庭木などの育ちが思わしく無いようで、これぞと思うものが余り見当たりませんでした。
 そんな中で良く眼についたのが、ライラックでした。札幌方面ではもう大分前に大通り公園でのライラック祭りは終わっているのに、ここ釧路ではこれからが盛りのようで、眼につく花はライラックばかりのようでした。





プランタに咲いたタンポポ

2012-06-20 16:10:15 | 日々の雑記
 掃除前に茶の間の窓を開けた時、何気なく窓下に置いてあるプランターにタンポポが一輪咲いているのを目にしました。
 このプランターは妻が生前長い間使っていたものですが、昨年の春先に妻が病んでから一年余、殆ど使われておりませんでしたから、いつの間にか雑草が生い茂る状態になっていました。
 妻はこのプランターで毎年のように野菜を育てており、その主なのがミニトマトで、他にえんどう豆がありました。
 雑草が生えたプランターで咲いているタンポポを見ているうちに、痛む膝を抱えながらも、晴天が続いた折などの水遣りなど、毎日のように世話をして居た生前の妻の姿が想い出されて来ました。
そんな妻を手伝うこともしないで、ただ食べるだけの私のすることは、時おり窓から眺めながら収穫を楽しみに待つだけだったのです。
そして待ちかねていた収穫の時季が訪れた朝、妻が食卓に出してくれたミニトマトなどは、イの一番に食べるのが私の役目だったのです。

今にして想えば、なんと身勝手な私だったことか・・・切ないやら恥しいやらです。

亡妻が使っていたプランタに・・・

一昨年まではミニトマトを育てておりました

良く育った年もありました




我が家のペット

2012-06-17 11:26:11 | 日々の雑記
 ペットと言えば犬か猫と思われるでしょうが、我が家の妻が生前可愛がっていた金魚のことで、云うなれば亡妻の形見とも云うべき大切なものです。
 我が家でも昔は人並みに、チコと名付けた雌の柴犬を飼っていた事がおりましたが、そのチコが癌に侵されました。
 その苦しみ様と最後があまりにも可哀そうで、それ以来永らくペットを飼うことは避けて来たのです。
 
 それが数年前のこと、亡妻が知人から不要になった金魚鉢を貰って来たのをきっかけに、我が家のペットとして金魚を飼うことになったのです。
 早速く前にホームセンターで金魚売り場に出掛け、金魚三匹と餌はもとより水草に濾過装置一式を買い込んだのでした。

 金魚の世話はかつての柴犬同様に亡妻の役目となり、私はもっぱら見て楽しむだけだったのです。
 亡妻の可愛がりようが金魚に届いたのか、以前ブログに載せたことがありましたが、亡妻を見覚えて顔を寄せると喜んでいるような素振りで近づきます。
 そして写真でも分かるように、ガラスに近づき亡妻の指の動きに合わせて泳ぎ回るでした。その金魚は長生きして15センチのほどの大きさになりました。                                                            

その金魚の死後飼ったのが今の金魚で、初めは前のように三匹買ったのですが、今は一匹になってしまいました。

昨年の春先に妻が病んでからの金魚の世話は、当然のように私の役目となったのですが、今までずうっと見るだけだった私には全く勝手が分からず苦労の連続でした。
いっその事何処かに引き取って貰おうかと思ったほどでしたが、いやいやこれは亡妻の形見と思い直して飼いつづけているのです。

なお金魚鉢の水の取替えや掃除は、生前の亡妻の見よう見真似でしているのですが、濾過器だけは掃除や取り付けが、私の手に負えず取り外してしまいました。
結局その分だけ鉢の手入れや水の取り替えの回数は増えましたが、今のところ問題無いようで至極順調です。
金魚の方でも私に大分馴れて来たようで、毎朝きまった時間の餌やりが近づくと、催促するようにガラスに近寄って来て激しく泳ぎ回るほどです。
本当に可愛いものですね!

亡妻が飼っていた金魚で、今は亡妻の形見となった・・・金魚

昔亡妻に馴れていた金魚・・・以前ブログ載せたことがある写真




部屋掃除

2012-06-13 17:32:11 | 日々の雑記
※ 掃除機を 手にする度に 膝悪き
   亡妻の掃除を 偲びておりぬ

妻の亡き後の家の掃除は、当然ことながら私の役目となったのですが、家の掃除といっても、家の全部と言うわけではなくて、私が主に使っている茶の間とその隣の仏間の二部屋です。
そのどちらも八畳間ですから、掃除する範囲は知れたものですが、歳のせいで畳での立ち居が苦手となったので、食卓を茶の間の真ん中に置いたのです。
その食卓の座椅子は、ベンチ仕立ての長椅子の上に、物入れにもなっているのでかなりの重さです。
掃除の際には、その座椅子を何度か移動させなければなりませんから、結構負担になります。
今私がしている掃除は二部屋だけですが、亡妻の場合は寝室とかトイレなどもあってかなりの範囲になります。
約20年ほど前から膝を患っていた亡妻には、かなり辛いことだったろうと思われるのですが、ただの一度も口にはしませんでした。

今私は週に一度、土曜日ごとに掃除をしておりますが、亡妻はそんなことでなく、汚れが目立ち始めたらしていたようです。
しかし日曜日だけは避けていました。それは私が仕事に就いていた頃からで、せっかくの休養のための日曜なのだからとの配慮だったのです。

今掃除機を手にして、亡妻の掃除を色々と想いかえしています。
どうして少しでも手伝わなかったのか・・・と反省仕切りです。

ちなみに私が二部屋だけの掃除を始めたのは、同居している娘の負担を少しでも軽くしようと思ったからなのです。

このように掃除機は見よう見まねで何とか使えるのですが、他の家事にいたっては、恥ずかしいことにレンジは牛乳の温めだけで、炊飯器などは一切分かりません。
 
 本当に駄目ジジイの見本そのものです。



今が盛りのエゾムラサキツツジ

2012-06-10 17:15:06 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 今当地は毎日が15度未満の日が続いて、未だに朝晩ストーブは欠かせません。
道内には本州にひってきするほど高温の地域もありますが、何故か東部の太平洋側だけが低温が続いているようなのです。
 
 明日から一週間の予報では、曇りのマークの連続です。そしてその中には一日の最高温度が12度で、さらに最低温度が6度にしかならない日があるのです。
 その上当地特有の強風と海霧(ガス)の注意報が重なる始末ですから、老人にとって外歩きなどはとうてい考えられません。

 しかしそんな不順な気温のもとでも、タンポポなどの草木だけは、健気にも花を咲かせて呉れています。
 本当に有難いことに、エゾムラサキツツジは今が盛りのようで、道路や公園はもとより、住宅街の各家の庭で満開状態です。
 有難いことに、買物帰りの折など、あちこちで咲いている花々を眼にして、癒されているのです。

公園で咲いているエゾムラサキツツジ

国道脇のエゾムラサキツツジ

空き地のエゾムラサキツツジ

通りの住宅の裏庭のエゾムラサキツツジ


まだ残っていたチューリップ

2012-06-07 17:58:57 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 外出は買物がほとんどで、他はめったに出掛けることは無いのですが、今日、三ヶ月毎の予約外来で出掛けた帰りに、途中にある鶴か岱に寄ってみました。      

 この公園では、先週の日曜日にチューリップ祭りが行われておりましたから、
まだ見られるかも知れないと、わずかな期待を持ったのです。
 遠目には見とめられたのですが、駐車して近寄って見ると、チューリップが咲き残っていたのは、二面ある花壇の一つだけでした。
 もう一つの花壇では、すっかり刈り取られてしまい、その周りで清掃員が後片付けの最中の上、さらに5・6人が花壇の中に座り込んで球根の採集中でした。

 見物に来た人は私だけかと思いましたが、他に二人ほど来ておりましたので、気楽に写真撮りができました。
 
 想えば、このチューリップ祭りには昨年は亡妻が入院中だったので、やはり病院帰りに一人で立ち寄ったのですが、それ以前は毎年のように亡妻と連れ立って訪れたものです。
  
 昨年は撮った写真は病院に持って行き、病室で横になっている亡妻に見せたのですが、今年は仏壇の遺影に見て貰うより他に手はありません。
 そんなことや、在りし日の亡妻を想いながら、咲き残っていたチューリップを、念入りにカメラに納めて来ました。

片面だけに残っていたチューリップ

同         上

来年の為に球根を採集する市の公園課の人たち

池の畔にまだ咲き残っていた桜


亡妻へ大感謝続き

2012-06-04 14:20:55 | 日々の雑記
  今になって想いかえせば、若い頃はもとよりその後もずうっと妻あっての私で、まさに妻に{負んぶに抱っこ}の私でした。
 
 根っからの仕事人間の私は、朝5時から帰りが6時から7時というのが当たり前で、時には日曜日でさえも半日出勤するのが当たり前のことでした。
 そんなわけで、育児を含めて家の事などは妻任せでしたから、家の中のことは勿論、戸外の庭の草取りや、また冬の除雪なども妻が受け持っていたのです。
 妻は見掛けによらず器用な方で、押入れや物置の棚板の取り付けなども一人でこなしていました。今になってそれらを見る度に、ただただ済まなさが先立ち切なくなります。

後年私も少しは役立ちたいと思っておりましたが、肝心の心臓の不具合が見付かり、除雪どころか家から僅か30メートルほどのゴミ集積所へのゴミだしさえさせて貰えず、より以上に妻に負担を掛ける始末でした。
もともと私は地方の中小企業の職員でしたから、家計の遣り繰りでも妻には苦労を掛けたことでしょう。
特に娘たちが進学する頃は大変だったと思います。そのために妻は一時期ですが、一寸したアルバイトに出たことがありました。
ちょうど隣が弁当の仕出屋だったので、其処へ手伝いに出たのですが、朝一番の出荷に間に合わせる為の作業ですから、夜中から明け方までの手伝いでした。幸い直ぐ隣でしたから、時どき家の様子を見に戻っていました。
また私と違って理数系が得意の妻は、娘たちの勉強を良く見てやっていたようで、娘二人が地域一番の新学校進学ができ、そして一応名のとおった東京の大学に行けたのは、みんな妻の影響であり、また遣り繰りなど妻の才覚のお蔭でした。

 今の我が家では、私が買物役で娘が炊事に洗濯と二人がかりでこなして居りますが、今にして思えば何のことは無くこれらのこと全ては、妻は当然の事として日々独りで行っていたのです。
 それに比べると私と娘のしていることは、妻が生前していたことの半分くらいです。いやいや半分どころか遠くにおよびません。
 
 こうして何事に付けても、亡き妻への感謝と切なさに明け暮れる日々が、続いているのです。


高齢者運転講習会

2012-06-01 16:53:12 | 日々の雑記
 
 この度免許更新のため、七十歳以上の高齢者運転講習会に参加しました。私にとっては3回目の講習会でしたが、参加していつも思うのは、高い料金を取りながら、単なる年寄り苛めに他ならないと言うことです。
しかし法律なので、勝手に拒否するわけにはゆきませんから、指定の時間に約3キロほど離れた市内の自動車学校に向かいました。

一時半から開始された講習内容は、まずお定まりの事故の再現ビデオで始まり、記憶力テスト・シミュレーション運転の検査・視野検査・動体視力・暗視検査、そして最後が学校の車での実地検査でした。
私の場合はと言うと、シミュレーション運転は楽しかったのですが、一番苦手なのは暗視の検査で、全然駄目でした。
また試験コースでの実地運転は受講者3人が同乗して行われましたが、ふだんから乗り慣れている自分の車なら未だしも、試験用ディゼルエンジン車のアクセルの力加減さが分からず、私ばかりか同乗していた他の二人と愚痴り合ったほどです。
 
始まってから約3時間余、どうにか無事に受講を終えましたが、私の成績は、
5~(優れている)4(やや優れている)3(普通)2(注意を要する)1(注意)の3番目の(普通)でした。
 ちなみに前回の3年前の成績は、2番目の(やや優れている)でしたから、それも歳をとったと云うことなのでしょう。
 後は免許の更新手続きだけで、これは誕生日の前後各一ヶ月の期間が在りますから、7月に入ったら直ぐに手続きをする予定です。

 何はともあれこれからの3年間は、誰にも遠慮することなく乗り回すことが出来るのです。
 但し常に安全運転を肝に銘じ、更に長距離とか夜の運転は極力避けるつもりでおります。