昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

初秋の春採湖

2006-09-29 19:09:51 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 関東と東北に豪雨の被害を齎した低気圧は、更に北上して翌27日には道南の一部地域の道路や田畑にも、冠水などに多くの被害を残して去った。
 ここ東部でもかなりの風雨にも見舞われたが、それほどの影響は受けなかったようで、予報どおりに翌日の午後には青空さえ姿を見せた。
 
 そして今朝は早くから快晴、輝くばかりの秋空が広がっていた。早速く三日ぶりのウォーキングに出掛けることにした。身支度を整えて家を出る段になってから行き先の思案・・・の結果、約4ヶ月ぶりに春採湖の遊歩道に決めた。
 
 このところの気温はずうっと20度を割っていたので、秋物のジャンパーを着込んで出掛けたのだが、湖面を渡る風は考えていたより無くむしろ心地良く、ジャンパーは全く不要で途中脱いでしまったほどだ。
 歩き疲れて山陰の日溜まりのベンチに腰を下ろすと、まるで冬の湯たんぽの暖かさで何時までも座っていたい気持ちにさせられた。
 また別の日溜まりでは、ママチャリで訪れた二人の熟年婦人が二つのベンチを独占して、やや早目の昼食に熱中していた。

 湖周辺の草木は早々と秋色に染まり、ひっそりとした佇まいの中にあったが、足音を聴きつけた鯉たちや水鳥が早々と岸辺に群がって迎えてくれた。中でも真鯉緋鯉はいずれも馴染みのものであった。
 更にオオイタドリの花と思って撮って来たのだが、パソコンで調べたら何と実とのことでビックリ・・・確かに葉が枯れ始めていたから、花の筈が無く実と納得した。
 
馴染みの鯉や鴨が出迎えて呉れた。

可憐な花エゾフロウ

図鑑やパソコンで色々と調べた結果「シラヤマギク」と分かる。

始めて見た物だが」オオウバユリ」の実との事だった。

「オオイタドリ」の花だとばかりに思っていたが実だった。


我が家の今年最後の花

2006-09-24 20:44:04 | 日々の雑記
 我が家の花シリーズを締め括る、今シーズン最後の花「シオン」が無事に咲きました。昨年もそうでしたが、やはりブログに載せようと色々調べたのですが、はっきりした名前は分かりませんでした。約20年前上司の家から株分けして貰って来た時に「シオン」教えられ、ずうっとそれを信じて来たのでしたが、パソコンで調べた「シオン」は全く別物でした。
 その後も折りある度に調べたのですが、結局は分からずじまいです。何はともあれこの20数年間を我が家の花として、年寄り夫婦のために毎年咲き続けているのです。

 もとより猫の額ほどの小さな我が家の庭ですが、この「シオン」の花をしんがり役として、他に春先のツツジやチシマザクラを先駆けに、クロユリ・スズラン・レンギョ・ライラック・シャクナゲ・ミニバラ等々これといった世話などしていないのに、約六ヶ月間もの間次々と楽しませて呉れました。

 ところで昨日のニュースで大雪山の初冠雪を知りました。長い冬の始まりはもう目前です。我が家の花々もこれで終ったようで、後は日を追うように枯れて行くのでしょう。これまで楽しませて呉れたことや、癒やされたことに感謝を込めて唯々見守るだけです。

我が家の今シーズン最後の花「シオン」

同上


もう秋の雲

2006-09-22 18:29:52 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 13号台風が無事に通り過ぎてから、まさに台風一過の清々しさが今日まで続き、秋日和の日々を目一杯に楽しんだ次第です。どうやらその秋日和も今夕までで、明日からは曇りがち乃至は雨模様とか、折角の秋彼岸の中日なのにいささか気が滅入って来ます。

 しかし当地では滅多に無いこの時季での夏日の到来に、その恩恵を思う存分楽しむことができました。先日は久々に訪れた湿原道路で、様々な秋の風景にすっかり癒やされ、特に久々の阿寒連山の雄姿には大感激でした。

 昨夕見た夕焼け雲はやはり秋のもので、夏のとは違ってどこか寂しさを感じましたが、それは余りにも大仰で考え過ぎでしょうか。

 このブログを書いている途中で、どうやら外では心配していた雨が、早々と降り出したようです。長雨にならなければ良いのですが・・・。

かなり暑いのですが、渡る風も流れ行く雲もすっかり秋・・・

久しぶりに訪れた柳町公園の花壇は満開!

夕焼け雲さえもがすっかり秋色・・・


台風(13号)一過

2006-09-20 18:44:06 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 沖縄と九州それに広島県などの中国地方で猛威を奮った大型台風13号は、今朝の9時ごろには熱帯性低気圧に変わってオホーツク海に抜けたとのことです。
本州各地の大きな被害からすると、一部地域の住宅などに被害があったもの、
幸い大したことにならず、ホット胸を撫で下ろした次第です。

 昨夜の天気予報とは大違いで、昨日から未明まで降り続いた雨が早々と上がって、朝からカラリと晴れた最高の秋日和となった。名残りの風はやや強かったが、気温は実に久々に夏日の27度近くにまで上り、待ちに待ったウキーキング日和とばかりに、放たれた駒の如くに何時もの湿原道路に出掛けました。
 
 まさに台風一過とはこのことばかりに大気が澄み切り、この時季いつもは余り見られない阿寒連山が姿を見せていた。それに少しの間に葦原も色付き、花なども残り少ない季節を惜しむかのように、強風にもめげずに花を咲かせていた。
 また何をどう迷ったのか、小さな蛙が一匹道路中央に飛び出して来て動かない。後からの自転車などの犠牲になってはと、しきりに追い立てたのだが一向に動こうとはしなかった。とても心配だったのですが、そのままその場を離れて帰宅した次第です。
 
台風一過大気が澄んだ所為か久々姿を見せた阿寒連山

可憐な秋の花「ヤマハギ」

何の花か色々と調べた結果「キクイモ」では・・・

これも秋の花の一つ「ツリフネソウ」

久々の夏日の暖かさに迷い出たのか・・・時ならぬカエル




こんな近くにトリカブト

2006-09-17 18:25:38 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 久しぶりに訪れた自転車道路で見た物は、それは初秋に相応しい濃紫の花、これはこの辺りでは「エゾトリカブト」と呼ばれている。私はこの花の名前を知ったのは、この道路のずうっと奥の湿原内でのことで時季も今と同じ頃で、偶々ウォーキングで知り合った人からだった。

 普通「トリカブト」と云えば、その根株に猛毒があることで広く知られ、その上余りにも有名な二つの毒殺事件を直ぐに思い出す筈である。確かどちらの事件も5・6年前の事だったと思うが、その一つは埼玉県での事件と、もう一つは三人の奥さんを次々と手に掛けた事件である。その二つの事件はどちらも「トリカブト」を使った毒殺であり、そのどちらも多額な保険金詐取事件だった。

 一般住宅が犇くように建ち並び、また老人介護施設や色々と沢山の作物が生る畑が続き、更に多くの老若男女がサイリンクに訪れる自転車道路の直ぐ傍に、こうした禍々しいほど不吉な花が何故在るのだろうか。自然の摂理だと云われればそれまでだが・・・何か釈然としないままに、カメラに収めて帰って来た。

トリカブトの花の数メートル先に建つ老人介護施設

近くの老人が収穫したじゃが芋(メイクイン)

他に大根・ネギボウズに花までが・・・

豆類もしっかり育っています。

ここ北国では無理だと思われる「ソラマメ」さえも・・・


秋祭り

2006-09-15 18:28:29 | 日々の雑記
 ただ今当地区の氏神様「釧路鳥取神社」の秋祭りの最中で、昨日の昼からお神輿さんの渡御があった。ちょうどウォーキングに出掛けていて、肝心の本神輿にこそ間に合わなかったが、渡御のしんがり役の獅子舞が向いの家の玄関先で舞っていたのを、折り良くカメラに収めることが出来た。

 この神社の秋祭りは例年九月の13・14・15日の三日間で行われていた。最近ともすれば神社のお祭りと謂えども、実入りを目論んで週末に重ね行うことがとかく多いのだが、ここだけは一貫してこの三日間で決めていた。
以前は地区内の小中学校は、この本祭りの日を休みとしていたから、神社境内の出店は一段と混雑していたものだった。
 我が家でもまだ孫たちが幼かった頃には、毎年のように押しかけて来てはせがまれたものだった。しかしその後は小遣いを餌に、幾ら呼び寄せても振り向いても呉れなくなってから久しい。

 遠くから聞えて来るお神輿渡御の祭り囃子や、目の前での獅子舞に遠く子ども時代を想い出していた。子ども時代のお祭りの記憶は、よき時代の樺太の炭砿町での「炭山祭り=やままつり}である。炭住(八軒長屋)の庇という庇一杯に飾られた、桜の花びらをかたどった、炭山祭り用の花飾りの華やかさは、今でもはっきりと想い出すことができた。そしていつの間にやら、あの懐かしい唱歌をついつい口ずさんでいた。
     
お祭りの人気者獅子舞

縁起物で幼児の頭を噛む獅子舞

向いの家の玄関前で舞う獅子舞


新調した携帯電話

2006-09-13 18:42:06 | 日々の雑記
 先日の夕方携帯電話が突然圏外となった。我が家でしかも充電を終えたばかりなのに、何故か何度と無く電源の入れ直しを繰り返したが、一向に改善される気配が無かった。普段ならば余り必要としない携帯電話だが、明日に限って隣村の親戚を訪ねる所用があった。
 距離こそ30キロ足らずだが、人家の少ない山道が続く場所だけに携帯は必需品であった。素人が幾ら弄繰り回してラチが明かないままに、折り良く最近程近いところに出店して来たドコモショップへ出掛けた。

 思うに、此の携帯電話も車同様に、現役を引退してかれこれ3年も経つから、己の年齢と経費のことを考え合わせると無理してまでも持つような代物では無い事は、日頃から充分に弁えているつもりだ。しかし車も携帯も一旦その便利さを体験したからには、唯の理屈だけでは通らないものがあるのだ。

 初めは修理に出そうと思ったのだが、店員の説明を聞く内に修理よりも新規取替えの方が、手っ取り早くてその上予想以上に廉価いことも判った。
 予想していた修理価格の半分にも満たない価格を提示されたので、この際思い切って妻の分も併せて取り替えることに決めた。老妻の携帯は約4年前、兄弟姉妹での沖縄旅行の際に買ったものだから、かなり旧式で機能的に劣り常日頃から姉妹間でのメールの遣り取りでは随分と苦労していた。それが二人とも一気に新品でそれもカメラ付きとなったのである。
 カメラこそ家に二台(ソニーとルミックス)在るから、無理してカメラ付きでなくとも良かったのだが、しかし手にして見るとても便利ですっかり気に入ってしまった。

 因みに機種は以前と一緒で「NEC」だが、今度のものは「ムーバN506iSⅡ」というもので、価格はファミリーとシニアーの各割引きにポイイトを足して、何と一台1,575円(現金払い)に手数料が2,100円(料金と後払い)の〆て3,675円であった。
 かくして夫婦併せて2台とも、新品と取り替えることが出来たわけでまさに「目出度し・・・目出度し」と相成ったのである。こんなチッポケで高々3千円そこそこの物でも、七十歳過ぎた老夫婦にはこの上ない幸せなことであった。

新調した二人の携帯電話「ムーバーN506iSⅡ」


秋の日に

2006-09-11 18:29:38 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
  書き出しを「秋の日」などとすれば、あの高名な詩人「ヴェルレェヌ」の抒情詩でも始まるとでもお思いでしょうが、日頃から認知症ばかりが気懸りで、ウォーキングに余念の無い田舎老人にはそんな高尚な趣味はトンと持ち合わせておりません。
 ただ若い頃の夜学時代に聴かされた詩集から「落葉」の冒頭を、柄にも無くふと思い出したに過ぎません。

 異状とも思えた今年の暑かった夏は、季節の移ろいにつれて初秋の気配が色濃くなって来たようです。
 先日の午後のことですが、所用で市の観光漁港へ行った折に、駐車場の無料時間帯に余裕があったのを幸いに岸壁に出て見ました。ちょうど低気圧を避けて帰港したサンマ漁船が河口に犇いていました。どの船の上でも舫綱などを手渡しながら忙しげに立ち働らく、老若漁船員たちの姿が目に付きました。
 これこそ漁港釧路の秋を代表する風物詩の最たるものと、強く惹きつけられました。

 更にその後時間が在るのにまかせて、周辺商店街の裏小路の散策続けました。表通りの華やかさに較べて意外とひっそりとしたしたもので、その中に庭というよりは小さく囲った敷地の隅に、可憐に咲く花を見付けてカメラに収めて来ました。
 これもまた秋を代表する花の一つ、紫色が奥ゆかしいキキョウの花でした。

 書き出しがとてもキザッポクなってしまいましたが、秋の日の午後の一時に我ながら感傷的になった一瞬だったのでしょう。

低気圧を避けて釧路川河口に集結したサンマ漁船

商家の裏庭に咲いていたキキョウの花


孫の吹奏楽コンクール

2006-09-09 17:54:30 | 日々の雑記
 北海道吹奏楽コンクールの地区予選が市民文化会館で行われ、孫娘からビデオ録を頼まれ老妻と出掛けて来た。

 会場でのビデオ録りカメラ撮影は原則的に禁止され、座席最後部の通路でのみ許可されていた。座席ならともかく最上部の通路のみとなると、場所的にかなりの制約を受けるから、年寄りながらやはり人並みに良い場所を確保したいので、かなり早い時間に車を出した。

 駐車場は予想通りほぼ満杯状態だった。
 漸く見付けた場所からは、会場の大ホールまではかなりの距離で、その上途中には二段階の急な階段があった。これまでの距離になると老人には、身一つのでも結構大変だった。しかも今日の場合はその身一つで無くて、両肩にはビデオカメラのバックと三脚のバックを掛けていた。
 そのビデオカメラは、孫娘が幼稚園時代に買ったもので、一応はデジタル仕様ではあるが、今のようにコンパクトで無くてとても大きくて重さもかなりなものである。それに三脚もリモコン付きなので、これも普通よりはかなり重たい代物で、老人には相当にきついものだった。

 それでもどうにか孫の希望通りに録り終えて帰宅、早速く編集からダビングへと無事に済ませ、孫娘の希望通りにその日の内に届けることが出来た。






今・・・ハマッテいます

2006-09-07 18:48:04 | 日々の雑記
 今夫婦二人でハマッテいることがあります。それは「バラ漢検定」です。
先日NHKのテレビ番組からヒントを得たのですが、それ以来年齢をも顧みず、また柄にも無く連日夜更かしをするほどに夢中になっております。
 これを始めた一番の理由は、ボケ防止なのですが、現在二人が共に恐れているのは認知症です。寝ている間にポックリ逝ければ一番なのですが、認知症で徘徊を繰り返すことになったならば、肉親はもとより他人様への迷惑は計り知れないものがある筈です。先の事は全く分かりませんが、やはり一番望ましいのは、いわゆる「PPK=ピンピンコロリ(ピンピン元気のままコロリと逝く)」でしょうね。それにあやかろうとウォーキングは勿論ですが、昨夜も「ボケ防止」を目ざして、「バラ漢検定」に取り組んだ次第です。





       皆さん如何でしたか。少し易し過ぎたかも知れませんね。
       下記に参考までに正解を載せてあります。