昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

公園で

2010-05-30 21:25:53 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 公園の桜はもうそろそろ咲き出すだろうから、週が替わったら様子を見に行こうと思っていた矢先きのことです。
 次週の天気が大幅に崩れる予報が、週の数日間は雨マークで記されていたので、急に思いたってその日の午後に街中の公園に出掛けた。
 初めに向かった公園の中央の駐車場は、思っていたとおりで、パークゴルフの車で空きは無いばかりか、数台の車が入り口の付近に停めてあったから、出は入りにはさぞかし苦労するだろうと、思われるほどの混みようだった。
 
 仕方なく走りながら公園内の様子を見ようと、公園沿いの走って見ることにした。公園の木々の中には少しばかりピンクがかったのも見られたが、その他の木には兆しは見られず、開花はまだまだ先のようだった。
 せっかく出掛けて来たのだから、少しウオーキングでもとして行こうと、隣の公園のテニスコートの駐車場に乗り入れた。テニスコートには人影が無く、その駐車場はガラ空きだった。
 その公園にも十数本の桜の木があったが、まだ開花には至らず蕾が薄く色づく程度だった。
 午後からは良く晴れていてかっこうのウオーキング日和だったが、広い園内を歩いているのは、数組の老人夫婦と犬連れの数組だけだった。
 そうした静かな公園で目にしたのは、目的の桜の花ならぬ珍しい小鳥でした。初め這い松茂みを出入りしているのを見たときは、少し離れて居たこともあってスズメが群れているのだろうと思ったのですが、静かに近づいて見るとまったく違って、羽の色が赤い色をした小鳥だったのです。
 スズメも混じっていましたが、大きさからもそうでないことは、はっきりと分かりました。
 家に戻ってからパソコンで調べた結果、ベニマシコと分かりましたし、また小鳥にとても詳しいブロガーさんの写真で見たのと同じだったので、これは間違いなくベニマシコと確信しました。
 そのブロガーさんは、釧路でも見られる小鳥だと言ってくれていたのですが、湿原の余程奥辺りまで行かなければ見られないと思っていましたから、それがこんな街中の公園で見られたなんて、とても幸運でした。
 その後二・三回見に行ったのですが、何処かへ行ってしまったのか、二度と姿を見せて呉れませんでした。
 それにしても今日は、桜に代わって珍しい小鳥たち出合えて満足しました

初めて見たベニマシコの雄、写真にも撮ることが出来ました。

同じく

一緒にいたのできっとベニマシコの雌に違いない?慌てていたものでピンボケに・・・

珍しくありませんが今年初めて見たセグロセキレイ

家の庭に良く来ていた見覚えあるシメ


阿寒の山

2010-05-25 17:35:33 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 私の今年の外歩きは、いったいにして買物に出たついでとか、または病院帰りに限られています。
 昨年まではそうした買物などには関係なく、ある程度天気さえ良ければ自分の思うままに、好きな場所に出掛けたものです。
 しかし昨年の夏、思いもよらぬガンに侵されてからの今年は、天候の不順にもよるのでしょうが、半分くらいに減ってしまいました。
 樺太生まれで寒さには強いと日頃から自慢していたはずだったのに、今年の春先の天候不順、特に例年に無いほどの気温の低くさが身に堪えたからでした。
 そんな訳で今日の外歩きは、予定していた労災病院予約診療と、眼科での投薬が思っていたより早く済んだうえに、曇り日との予報が外れて青空が広がって来たのを幸いに、眼科からはあまり遠くないところの運動公園に行って見ることにした。
 今年初めてになるのだが、私の目当てはそこの野球場の前にある小さな池だった。これまでも毎年のように行って、マガモやカルガモを写真に撮って来てはブログに載せていた。
 今年ももっと早くに来たかったのだが、なにしろ今年の異常な気象で出そびれていたのだった。
 それに今日は、幸いにも二つの病院が早く済んだことだし、また割り合い天気も少し良くなって来ていたので、少し遠回りになるのだがどうせ帰り道の一つだからと、足を延ばしたのです。

 運動公園に着いたのですが、去年通った通路は何故か閉じられていましたから、やむなく少し離れたテニスコートの駐車場に停めて歩いて向かったのですが、その池にはマガモどころか動くものは何一つ見当たらず、その辺全体がしーいんと静まり返っていました。
 がっかりして帰る途中のこと、街の外れまで来て一気に視界が開けたとたんに目に飛び込んで来たのが、阿寒の山々でした。
 直ぐに車を道路脇に停めて撮ったのが、先日より雪が3分の1ほどにも減った雌阿寒岳と雄阿寒岳です。

マガモたちの姿は無くただ風だけが水面を揺らしていた。

         雌阿寒岳

        雄阿寒岳


思わぬところに・・・桜が

2010-05-18 20:56:06 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 買物帰りのことでした。今日はそのスーパーの特売日だったので、いつもことながら当然混み合うものと普段より早めに出掛けたのですが、今日に限って客数が少なく30分待ちを覚悟していた精算も余り待たされなかった。
 真っすぐ家に戻るには勿体ないほどに陽射しの上、いつもの風が殊のほか穏やかだったので、街中の公園まで足を延ばした。
 その公園の桜は市内でも数の多いことで知られておりますが、今年の天候の不順から何時になったら咲くのかまったく分からないままに、これまでにも通院の帰りとか、今日のように買物帰りなどに何度か訪れていました。
 今日も買物が予想外に早く済んだので、若しやの思いで足を延ばしてみたのですが、やはり数日前とあまり変わらない状態でした。
 がっかりしての帰りの裏通りで、まったく思いがけずに目にしたのが満開の桜でした。この通りは孫たちがまだ小さかった頃に良く通っていた公園沿いの近道でしたが、ここに桜の木が在ったとはまったく知りませんでした。
 何気なく通った帰り道でしたから、その驚きと喜びは一入でした。他の車の迷惑などはまったく考えずに即停車、いつも持ち歩いているカメラに収めて来たのです。そして今日のブログにさっそく載せたしだいです。

帰り道で見付けた満開の桜

           同       上

              同      上


春採湖

2010-05-13 20:30:34 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 先日の病院の帰りでした。ちょうどその日は、週に二回の診察前に行われる病棟回診が或る日だったので、いつも以上に待たされるのは覚悟の上で行ったのでしたから、診察を終えて家に着くのはお昼になるだろうと思っていました。           
 ところが一時間とされている回診が早く済んだのか、30分ほどで先生が戻って来たのです。
 直ぐに私たち通院患者たちの診察が始まったので、私の診察が終わったときには、予定していたよりずうっと早く済んだのでした。
 その日は珍しく風が穏やかな日でしたから、そのまま直ぐに帰るのには勿体ないような気がしました。
 それで前々から思っていた春採湖へ云ってみようと思ったのです。なにしろ春採湖はその病院とは隣り合わせだったのです。
 幸い平日だったので駐車場は空いて居ましたし、また遊歩道を歩く人たちも少なくて、思いのままにカメラを構えることが出来ました。
 しかし今年の天候不順は春採湖も同じで、芽吹いている木々は数少ないばかりか、いつもは斜面いっぱいに咲いているはずのエンゴサクなどもあまり見当たりませんでした。
 それにいつもは賑やかに出迎えてくれていた鴨類や緋鯉真鯉たちは、まったく姿を見せてくれません。
 ただ、鳥や魚たちに餌を与えないで下さい、と書かれた立看板だけが、ひっそりと湖岸に立っているだけでした。
 日頃の期待には程遠い春採湖でしたが、不順ながらも懸命に咲いていたエンゴサクなどの小さな花をカメラに収めて帰ってきました。

もう五月半ば近いと言うのに湖全体が冬枯れて見えた。

エゾエンゴサクもまだ小さくてしかも数が少ない

キバナノアマナも同じだった

ただ一箇所だけに咲いていたアズマイチゲ

コバイケイソウはいたるところにあったが、どれもまだ小さかった


梅の便り

2010-05-10 20:32:28 | 日々の雑記
 昨夜札幌の弟からのメールに、満開の梅の写真が添付されていた。弟はこの数年来、自分の家の庭に咲く梅の写真をメールで送ってくれていた。
 初めは東北や道南の函館ならともかく札幌で梅が、しかも盆栽でなくて戸外で花開くなんてことは信じられなかった。
 ところが送られて来た写真の梅の花は、どう見ても間違いなく弟の家の庭に咲いた花だったのです。
 たとえ写真の花であっても、ここ釧路の今の時季はとにかく風が強いうえに、気温は例年に無く不順で未だに霙などの予報が出るほどに不順なのです。
 桜の開花予想は一応今月半ば過ぎなっていますが、それだって今の気温からしてあまり当てにはならないでしょう。
 今、市内の公園や自転車道路を歩いて見ても、目に付く花と云えば蝦夷紫躑躅がようやくほころびかけた程度です。
 弟は、私のブログからそんな釧路の事情を知ったからでしょう、この時季になると梅の花を、そしてまたわざわざ{百合が原公園}の色々な花の写真を送ってくれます。

 ちなみに弟は一歳年下で、私とはいわゆる年子の関係です。今ではお互い歳をとっていますから、滅多に会うことありませんが、子どものころは双子と間違われるほどに、通学や遊びなどいつも一緒でした。
 親の言うことを聞かなかったり悪さをしたりも一緒で、また叱られて家から逃げ出す時も一緒お互い庇いあったものです。
 またカルタ(百人一首)取り遊びなどでは、「お前ら組んでいる・・・」などと、遊び仲間から、よく非難されたものです。
 私たち兄弟は、仲間の中でも人一倍負けん気が強い方でしたから、決して組むなんてことは無かったのですが、とにかく中が良くて何時も一緒でしたから、友達たちにはそのように見えていたのでしょう。

 病後であまり外歩きが出来ない今、送られて来たこの梅の花にどれだけ癒されたことか、何度なんどもメール開いて見入っています。

札幌の弟からのメールに添付されて来た札幌で満開の梅の花!


久々の阿寒連山

2010-05-05 17:35:13 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 めったに姿を見せることの無かった阿寒の山々が、今日は珍しくくっきりと現れていた。
 いつも折りあるごとにS町の外れまで足を延ばしていたのだが、何時行ってもずうっと雲に覆われているか靄っていたから、実のところ今日も駄目だろうと思いつつも、駄目で元もとといった軽い気持ちで出掛けたのだった。
 ところが行ってみてびっくり、そこには幸いにもまだ雪をいっぱいに被った雌阿寒岳と雄阿寒岳がくっきりと姿を見せていた。
 まさに久々に見る雌阿寒岳であり、また雄阿寒岳の雄姿だった。
 これまでずうっと買物ついでに何気なく足を延ばしたのだが、本当に来て良かったとつくづく今日の天気に感謝した。
 この清々しい連山の雄姿を前では、日々の心の憂さなどは綺麗さっぱりと吹き飛んでしまった。
 心がすっきりと軽くなり晴れ晴れとした気持ちで家に戻った。

今年初めてかも・・・久しぶりの雌阿寒岳!

同じく雄阿寒岳!