昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

とんだ談合三兄弟(県知事)

2006-12-08 21:40:12 | ニュース
 現在新聞とテレビニュースを一番賑わしているのが、地方自治体の談合入札問題である。今夕6時偶々車内で聞いて居たラジオニュースで、たった今宮崎県知事の逮捕を告げていた。
 福島・和歌山に次いで宮崎でも、地方自治体トップの知事が相次いで逮捕されとのことである。まさに「だんご三兄弟」の汚職パロディー版である。
 それにしても「天の声」とは何と大時代的な言葉、陰陽師が活躍した平安の時代ならまだしも、江戸幕府時代の末世おぼしき時代でも出て来ないだろう。
時代劇での悪大寒と豪商との間で交わされる、
  「○○よ!お主もワルよの・・・!」そんなやり取りが思い出されて仕舞う。

                シシャモの溯上

 市内の新釧路川ではシシャモの産卵のための溯上中で、それを狙ってカモメにトンビも混じって賑わいを見せている。
 ご存知のようにシシャもこの時期、鮭と同様に故郷の川を溯上し産卵を終えるとその一生を終える。

             ししゃも(柳葉魚)の名の由来

 子どもの頃に聞いた話ですが、その昔北海道が「蝦夷」と呼ばれていた頃、狩猟生活が主体のアイヌ民族が大飢饉にあった時に、アイヌの神様が現われて柳の葉を川に投げ入れたところ、今まで静かだった川面が急に騒がしくなり、突然その葉の形体に似た魚が湧いて来てアイヌたちを救った。
 詳しくは余り判らないが、アイヌ語では柳の葉を「シシャモ」と呼んでいたようです。

 もう一つ名前の由来として、やはり子どもの頃に母から聞いた話では、昔北海道に渡った日本人が大量に川にのぼって来る魚を珍しくおもって、アイヌの若者にその名前を聞いたところ、返答に窮した若者が咄嗟に口にしたのが「シャモ」だったという。「シャモ」とは和人のことで日本人のことである。
 それが何時の間にか「シシャモ」に変わったと云う説である。いずれにしても詳しい事は分かりませんが、何はともあれ、この時季一夜干しの美味さは別格で、特に子持ちの味は堪えられない。

溯上するシシャモを狙って水面では大騒ぎ・・・白鳥も一羽紛れこむ

上空では多くのトンビたちも獲物を狙っていた


竜巻

2006-11-09 18:18:13 | ニュース
 竜巻イコールアメリカといった具合で、アメリカの専売特許とばかりに思っていました。
 その竜巻の恐ろしさは、アメリカのテレビ特集番組の影像などで勿論良く知っていましたが、その竜巻が我が国のそれも身近な町で起ったのです。

 周知のように、先日7日午後早々に起きた佐呂間町での竜巻は、まさに晴天の霹靂と云うべきもので、放映された映像を見てその凄まじさには、ただただ呆然とするのみでした。自然の驚異をまざまざと見せ付けられ、恐怖に慄くのみで言葉さえ失っていました。
 今回の竜巻による災害は同じ北海道の東部地区での出来事だけに、とうてい他人事は思えず気の毒でなりません。
 
 ところがその佐呂間町の復興の足掛かりが、近隣市町村の関係者や自衛隊員の手に寄ってようやく本格化した矢先に、今度は北海道南西部の奥尻島での竜巻まがいの突風騒ぎ、恐らくこれも小型並みの竜巻に相違無いのでしょうが・・・。
 ただこちらは死傷者が一人も出無かったとかで、やれやれ本当に不幸中の幸いと胸を撫で下ろした次第です。

 何故この時季に、それも何故北海道なのかと・・・もう今回だけで勘弁して欲しいと願わずに居られません。これも地球の温暖化の所為なのでしょうか。

      先日春採湖で撮って来た写真
相変らず元気な姿を見せていた、マガモと緋鯉に真鯉

ミズナラの紅葉した葉を保護色として憩う赤トンボ(アキアカネ)

春採湖で初めて見たハシブトガラ

釧路太平洋炭砿の閉山後(平成14年1月31日)に、釧路コールマイン
{1・アジアからの研修生受け入れ2・営業採炭3・公害防止技術等の開発)の
石炭運搬専用鉄道。



N響の<第九>を二度も聴いた日

2005-12-25 17:31:04 | ニュース
 決して気取っていた訳ではありませんが「ベートヴェンの第九」を二度も聴いて仕舞った。
 
 それは先日の大寒波が全土を襲って、特に日本海側地域に大雪を齎した日のことでした。
 ここは雪の少ないことで知られている道東方面ですが、やはり北国のこととて、前日からの予想外の雪で外出も儘にならず、日がな家に閉じ込められてしまった。 近付く低気圧の前触れで、ここ数日は外出にも二の足を踏むほどの天候が続いていた。
 日頃の運動不足を補う為に、仕方なく連日室内歩きで我慢していた。その日の天候は雪の勢いは衰えたものの、10メートルを越す風が吹き荒れている上に、昨夜から降雪の除雪が滞りがちで、とにかく老人にとっては、家の中でじっとしているより他は無かった。

 初めカセットの演歌を聴きながら、歩いていたがそれにも飽きて、年末にこそ「第九」を聴かなければと、昨年パソコンで見よう見まねで作成した、DVDを取り出して聴くことにした。
 これは平成15年の年末に行われた、N響の演奏会をNHK・BSⅡで放送したものです。
 その内容・・・はと云うと、今さら記することも無いのでしょうが、
   ※ 曲名~ベートヴェン・・・交響曲第九番ニ短調作品125「合唱付き」 
   ※ 指揮者~マティアス・バーメルト・・・スイス生まれ(1942年)
   ※ ソプラノ~澤畑 恵美・メゾソプラノ~藤村 実穂子
   ※ テノール~市原 多朗・バリトン~石野 繁生
   ※ 合唱~国立音楽大学

 これを聴きながら、約一時間余りを歩いて過ごした。何故か身体が軽くなったようで、その後もずうっととても良い気分であった。

 そしてその夜だった。やはり手持ち無沙汰から何気なくテレビを見ていると、やはりNHK番組でN響の「第九」の演奏会を知り、チャンネルを回して見入っている内に、引きずり込まれて最後まで見てしまった。
 
 その内容は・・・
   ※ 指揮者~ウラディーミル・アシュケナージ・・・(世界的名ピアニスト)
   ※ ソプラノ~森 麻季・メゾソプラノ~シャルロッド・ヘルカント
   ※ テノール~ミカ・ボホヨネン・バリトン~セルゲイ・レイフェルクス
   ※ 合唱~二期会合唱団

 図らずも暇を持て余して、別々の指揮者による「第九」を二度も聴いてしまったのだが、決して気取っている訳でもまた、「良い振りをする」訳でも有りません。もとより音楽的素養は全くゼロに近いですから、この二つの違いなど判る筈もありません。
 何しろ日頃から流行歌・演歌・はもとより浪花節さえも、そしてジャズもクラシックも何もかもごちゃ混ぜで聴いている、ただそれだけで満足しているジジイなのですから・・・。

昨日のドライブから・鶴公園!

2005-05-03 21:36:15 | ニュース
 昨日のドライブの帰りに、釧路市丹頂自然公園に立ち寄った。空港近くに在るので、何かのついでにこれまでにも何度か来ていた。老妻は疲れたとのことで車内で一休み、私だけが入場した。
 
 車の数の割には、内部は混んでいた。幾つかに仕切られた金網の中には、風きり羽を切り取られて飛べなくなった鶴が七羽飼われていた。鶴の動きに合わせて走り回る親子、金網の覗き窓にカメラを構えて真剣に鶴を追う初老の男などで、これぞと思う場所での覗き窓は中々空かない。三枚ほど撮って早々に車に戻った。


    展示所の丹頂親子の剥製                 同じく雄の成鳥の剥製         



         風きり羽を切られて飛べなくなった丹頂・金網の中で餌を漁る 

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今日の雑記

2005-02-07 22:20:32 | ニュース
 
 
 今朝は起床早々から何時に無い暖かさを感じた。朝食後試しに戸外に出てみると、外気温は午前十時の時点で既にプラス一℃にも上がっていた。
 裏庭の木々を絶え間無く揺る何日もの風は、時折り思い出したように吹く程度で、また薄雲を通しての陽射しは心なしかもう浅春の兆候しさえ思わせるほどである。
その上全く珍しい事に今年は予想外に雪が少なく裏庭の積雪は先日降った雪が名残り程度に残るのみで、半分は黒土が顕れているほどである。気象台発表でも積雪はゼロとなっている。但し現時点でのことで、この先どんな大雪があるかも知れず、とにかく彼岸までは安心は出来ないが、何はともあれ新潟や北陸の日本海側地方そして道央の豪雪には申し訳なく思う次第である。

 そう思うものの、今年の春は案外早く来るのでは・・・と戸外に向ける眼の先の木々に鶏影を発見する。まさかこんなに早く渡り鳥でも有るまいと眼を凝らすと、それは紛れも無く「シジュウガラの番い」、白黒の模様が見てとれた。

 シジュウガラに誘われた訳でも無いのだが、約二十日ぶりに老妻と外歩きに出掛けた。
これまでは快晴の上気温もほどほどにもかかわらず、とにかく風が強くて家歩きを余儀なくされて我慢して来たわけである。

 何時も利用するウォーキングコース(サイクリング・ロード)には、防寒コートをガッチリと着込む者やジャージの上下を簡単に着込んだ者などそれぞれの服装で歩く老人達の姿が多かった。しかし意外に暖かいと思って歩き出したものの、風を遮る物が無くなる住宅街の外れに差し掛かると事情は一変する。目前に枯れ芦野が広がりその遥か斜め前方の真っ白に雪をかぶった「雌阿寒岳」からの、いわゆる阿寒颪がまともに吹き付けて来た。その冷たさは正に「立春」など名ばかりの厳しさであった。
 そんな中をほぼ一時間も歩いて来た。帰りは追い風の所為か汗ばむ程であった。
 久しぶりの外歩きで日頃の運動不足からの鬱憤が霧散し満足な一日であった。

 昼食後早速開いて見た「YAHOO!JAPAN」トッピクスのトップ記事「闇給与解消案に猛反対する市職労幹部」を見て猛烈に腹が立った。ウォーキングで得た折角の満足感も吹き飛んで仕舞った。

 郵政の民営化などよりも、大阪市の組織全体の民営化が何よりも先にする必要があるのでは無いのか。

 嗚呼!地方公務員もここまで堕ちたか・・・唯々遣り切れない気持ちだけが残った。









 

海霧(ガス)

2004-07-26 19:26:27 | ニュース
正午の気温が約23度と晴れて居たのだが、それが夕方には20度となり、ヒンヤリとした吹き始めた途端に海上から海霧が流れ込んできて、辺りは見る見る内に乳白色の世界となった。

 もともと海霧で有名で小説や流行歌に取り入れられて名を売って来た道東の田舎都市、その反面航空便の運行欠航率の高さでも有名でもある。

 しかし時期になると観光絵葉書の「夜霧に咽ぶ幣舞橋」は今なお健在で、霧笛と共に道行く旅人のノスタルジァを誘い、3~3・5~5と写真を撮り合う観光客が絶えない。


     ★ 写真は海霧に咽ぶお馴染みの幣舞橋 ★



 
            


年金問題

2004-05-07 22:06:26 | ニュース
今回の福田官房長官の辞任劇は、月並みな言葉ながら正に「晴天の霹靂」そのものだった。国会議員さんの年金は我々一般国民と異なり、ガッチリと税金で裏打ちされて居るから未納なんか有ったって、将来の生活に大した影響も来たさないだろうからそんなに大きな問題にもならず、その内うやむやにされて仕舞うに違いないと思っていたものだ。現在二ヶ月毎に振り込まれて来る金額をもとにして実際の生活をして身からすれば、年金行政の落ち着く先は極めて重要な問題となる。有り余るほどの資産を受け継ぎ、或いは既に功成りて将来に何の憂いの持たない者ならばともかく、未来の世相は今の政治屋!(政治家!の何と少ない事・・)の世界を見る限り余り希望は持てないのでは無いか。しかし大半の国民の老後の生活は年金に掛かっているのだ。誰もが安心して将来に希望が持てる様な制度を確立して欲しいものである。もう間も無く72歳になる私の今ある生活は過去約45年間積み立てた厚生年金の結果である。今働き盛りの人達又は若い人達のためにも、老後の生活は「個人責任で・・」などと冷たい事を口にしないで、真剣に考えて欲しいものです。
 確実な見返りが確約されてこそ何事も信頼されるのです。正直者が馬鹿を見る様な世界だけには決してしないで下さいよ・・政治家さん!

個人責任

2004-04-21 20:50:31 | ニュース
新聞・雑誌・テレビ・ラジオや巷で今や個人責任の大合唱!。今回のイラクの拉致人質事件は問題も確かに有ったと思うが、軽装で余り知識も無いままにする登山家、暴飲暴食の結果の生活習慣病こそ、個人責任の結果と言えるでしょうが・・。それにしても釈然としないのは、政治屋(大臣)・自治体の首長・キャリヤ皆さん方などには個人責任は無いのだろうか。例えば厚生年金積立金の無駄遣いや運用損、公定資金を受けた大銀行の幹部たちには責任は無いのでしょうか? それとも世の中の偉い人達には膨大な権利だけで、自ら負うべき責任義務は無くて、それらは全て「他人責任」とでも称するものなのでしょうか。
 「日の出ずる国・日本」は何時の間にか、最低の国に成り下がって仕舞ったのでしょうか。 嗚呼!情けない。



風車の弥七さん

2004-04-03 15:46:24 | ニュース
 昨夜の夕刊で、中谷一郎さんの死亡記事を見て驚きました。驚異の長寿番組「水戸黄門」に永年出演して居た、見るからにいなせな江戸っ子そのものの「風車の弥七」の大ファンでした。最近は出演回数もめっきり数少なくなり淋しい思いをし、時おり見かけた時の痩せ方に、家人と「何処か悪いのでは・・」と心配して矢先の訃報でした。札幌出身と知り懐かしくその哀しみも倍加。
 ただただ・・ご冥福を祈るのみです。