昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

ルピナス=のぼり藤

2013-06-29 16:56:44 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
  三ヶ月毎に歯の定期検診の受けている歯医者からの帰りのこと、検診が意外に早く終わったので、いつもの帰り道から少し回り道になりましたが、以前にも通った事のある住宅街の中の自転車道路に沿った通りを走ることにしました。
 この通りには、以前何度かブログに載せたことのあるハマナスやルピナスなどの花々が多いところだったのですが、このところの日々の気鬱からすっかり忘れていたのでした。

 久々に通ったその通りは一変しておりました。やはり此処も市の財政不足の所為か荒れ果てておりました。
 以前には華やかに咲き並んでいた草花などは、すっかり丈の高い雑草に覆われて見られませんでした。
 そうした雑草の中で眼に付いたのはハマナスでしたが、まだ時期が早いのか花は無く蕾だけで、他にはルピナスだけが咲き誇っておりました。
 しかしそれらは哀れにもすっかり雑草に囲まれて、以前の華やかさは無く見るも無残な荒れようでした。

今年のルピナス=のぼりふじ





この写真は、以前ブログに載せたものですが、活き活きとした
華やかさが満ち溢れております。



第36回釧路盆栽展

2013-06-24 16:31:35 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 

 先日釧路の第36回盆栽展が市の文化会館で催され、早々とご案内状を頂いておりましたので、早速に出掛けて参りました。

 会場は日曜日という事もあってかなり込み合っており、何時もながらその大半は老人夫婦で占められておりました。
 嘗ては私も亡妻と一緒でしたから、亡妻とのことが色々と想い出されて切なくなりました。

 そうした多くの老人が、我がもの顔で気ままに振舞って老人たちの間を、数少ない若い人たちが、遠慮がちに見て回っているのが、とても気の毒に思われました。
 そんな事を思いながらも私自身作品の前で、長々とカメラを構えていたのでした。それにカメラを手にして歩き回っているのは私ただ一人でしたから、急に恥ずかしさを覚え、どうせ今の私は独り身なのだから、のんびりやろうと思い直して会場の隅へ移動しました。
 その後は、観賞している人達の流れの隙をみて、いつもながらの丹精を込めたそれぞれの見事な作品を撮り、心ゆくまで堪能させて頂きました。

 なおこの市の盆栽展のことは、これまでに何度かブログに載せて参りましたが、今回もまた見事な作品を是非ともブログの皆様にご紹介致したく、お粗末ながら我がブログに載せることに致しました。





続ー花撮り歩き

2013-06-19 15:37:49 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 
 本州を初め道内のあちこちで夏日や真夏日が続いていると云うのに、此処道東地方の最近の低気温続きがとても気懸かりです。
 本州や道央などでは、暑さからの熱中症続発して憂慮されているようですが、こちらではむしろ冷体温症が心配される始末です。
 
 最近の昼間の気温はせいぜい15度止まりですから、霧や風さえ無ければむしろ外歩きには最適です。
 考えようでは、日頃引き篭り勝ちの私には格好のウォーキング日和とも云うべきですが、なかなか出掛ける気が起こらないのです。
 これまでに出掛けて居た公園や自転車道路などその殆どが、嘗ては亡妻と一緒に歩いた処なのです。
 いい歳をして誠に女々しい事ですが、それらの場所には亡妻との色々な想い出が蘇えり、堪らなく切なくなって仕舞うのです。
 ですから私の花撮り歩きは、買物や通院の折の行き帰りだけに限られるので、その撮る対象も少なくなるのです。
 
 今日は久しぶりに地元のスーパーへ行って来ました。通りに面した家々の庭の樹木は活き活きと色付いておりましたが、今年は何故か咲いている庭の花が少ないのです。
 これもやはり低温続きの所為でしょうか。とても寂しい花撮り歩きです。

クロフネツツジ







黄色い絨緞

2013-06-12 16:34:19 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 
 昼前に半月ぶりに、米を買うために川向こうの量販店へ出掛けました。
 近くにも量販店や地元のスーパーがあるのですが、妻は生前米を買う時はずうっとこの店を利用して居たので、私もそれに倣って米を買うときは、ずうっとこの店にしているのです。

 もう既に白鳥は居ない筈なのに、川向こうの量販店へ行った帰りは、河畔が気になって、自ずと足が向いて仕舞うのです。
 これもやはり亡妻と一緒だった頃、河畔の白鳥を見に行っていた頃の所為なのしょうか。とにかく行って見なくては気が済まないのです。

 その日は暫く続いていた朝の冷えから開放され曇ってはおりましたが、いつもの霧も又この地特有の風も無くて、珍しく穏やかな日でした。
 昼までには少し時間はありましたので、それにせっかく訪れた河畔の事、少し歩いて帰ろうと思い立ったのです。
 車から降りて河畔に立った時、一番先に目に飛び込んできたのが、土手一面のタンポポでした。
 まさに黄色い絨毯そのもので圧倒されました。もうこれまでに何年もこの河畔を歩いて来ましたが、こんな光景は初めてでした。
 しばらくそのタンポポに沿って歩き続けました。日頃とかく沈みがちだった気持ちは、すっきりと消え去ってしまいました。
 これは、亡妻が呼んで呉れたのだ、きっとそうに違いないと、充分に満たされて帰途につきました







今年初の花撮り歩き

2013-06-07 16:38:11 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 一週間ほど前までの低温が、まるで嘘のような暖かい日が数日続き、釧路の桜の開花が平年の六日遅れで漸く告げられました。
 北海道の今年の春の低温続きは、恐らく内地の皆さんには信じられないことだと思います。
 そんな天候続きの中では、日中の気温が10度を超える事ともなれば、室内運動に飽きた身にはとても有難いことで、とてもじっと室内にこもっては居られません。
 天候の変わらない内にと、早速くウォーキングシューズを取り出して、更にカメラを手にして家を飛び出しました。
 
 風は少し吹いておりましたが、やはり昼下がりのお日さまの暖かさは格別で、足取りも軽やかにいつしか鼻歌さえ出る始末でした。
 そんな訳で、今年初めての花撮り歩きは、天候にも恵まれて思いのほか距離も捗り、今年初めての花撮り歩きは無事に終わりました。

水仙

蝦夷紫ツツジ

レンギョウ

千島桜

蝦夷山桜



名の知らぬ花なれど 亡妻が

2013-06-01 16:46:03 | 日々の雑記
           名の知らぬ 花なれど妻が 愛でし花
            妻亡き後も 咲き続けおり

 この花の名前を知らないのは私だけのことで、亡妻は知っており私にも教えて呉れたのですが、もともと無頓着な私ですから覚えておりません。
 亡妻は無類の花好きで、庭の花はもちろんのこと、部屋の中でも花は欠かしたことは無く、たとえ寒中であろうとも花や観葉植物などがありました。
 
 亡妻が買い求めた花々の名前は、買う時は私も一緒でしたから、当然その時に聞いている筈です。
 しかし先に述べたように花には無頓着な私ですから、何一つ記憶に留めておりません。
 ただただ名前も判らないままに、亡妻が生前していたように水やり等引き続き世話をしておりますが、時には水やりの回数が多すぎて受け皿から溢れさせる失敗もありました。

 さてこの名の知らぬ・・・否!忘れた花のことですが、それが幹なのか枝なのか不明なのが四本在って、その全体の高さは40~60センチほどです。
 そして各枝に、1センチほどの大きさの可愛いらしいピンクの花を4個咲かせますが、その全体が鋭い棘に覆われているのです。
 うっかり触ろうものなら、かなりの痛みに悲鳴を上げるほどです。そしてまた怪我を負いかねないほど鋭い棘なのです。

 しかし花はとても可愛いですよ。四本の枝の花々はそれぞれ一週間ほどで散りますが、また一週間も経たない内に咲くのです。
 ですから4ツ咲き揃う事も、また唯の一つだけのこともあります。この繰り返しで次から次へと年中花を咲かせ続けるのです。
 妻が生前こよなく愛でていたのも良く判ります。