昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

おうまの親仔

2012-04-30 17:20:01 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
              おうまの親仔は
            仲良しこよし 
            いつでも 一緒に
            ポックリポックリ 歩く

 先日病院帰りに偶々通りかかった住宅街の一画で、この歌の歌詞さながらの光景を眼にしました。この童謡は、誰もが知っているお馴染みの懐かしい唄ですから、当然わが児や孫たちにも教えてやり、また一緒に歌ったものです。
 ただ私自身が子どもの時代に歌っていたのかは、どだいこの童謡がその頃在ったのか如何なのかは、まったく分かりません。
そんな事はともかく、この数ヶ月間を辛くて切ない日々を過ごしている身に、何かしらほのぼのした温かいものを齎してくれた事は確かです。
この思いは、今年初めに釧路川支流の仁々志別川で、ひっそりと過ごしていた白鳥親子を、偶然に見かけた以来のものでした。

地べたの草よりやはりお母さんのオッパイがいいよ!

お母さん待って・・・

やっぱり美味しいな・・・!

追  記
 今日先日行った病院に行った帰りに、先日のお馬の親仔の様子を見に行って見ました。
 仔馬は遊び疲れたのか、おっぱいを一杯飲んで満足したのか地べたに横になっておりました?



我が家の庭の福寿草

2012-04-26 17:00:18 | 日々の雑記
          亡き妻が 庭で育てし 福寿草
           今年も咲いて われを癒せり


 我が家の庭は、庭と言うには恥ずかしいほどで、猫の額のも及ばない家の周りのごく狭い空き地なのですが、植えている花木の数だけは多いのです。
 札幌や大夕張から、自家用車で何度か運んだ躑躅や石楠花、上司の家からのライラック等々、それに桜やサビタなどの他に草花を合せると全部で15種ほどが、まさに足の踏み場も無いほどに植えられているのです。
 私は、それらの花木の運搬や植え込みなどは手伝いますが、草取りやその他の世話は全部亡妻がしておりましたから、今にして思えばかなり大変なことだったに違いありません。
  
 さて福寿草ですが、もうかなり前のこと、亡妻が親しくしている町内の方から分けて貰ったものです。
 亡妻はことのほか大事にしてせいか、他の草花がいくらも年を経ない内に消えてしまうのに、この福寿草だけは律儀にも毎年咲いてくれるのです。
 昨年は亡妻が病いで何の世話もしていませんから、今年は咲かないだろうなと、なかば諦めておりました。
 しかしそんな私の諦めを見事に吹き飛ばしてくれるかのように、福寿草は活き活きと咲いてくれたのです。
 きっとこれも亡妻からの贈りものなのでしょう・・・涙ながらにしばしの間見つめておりました。

         ○○っよ・・・有難う!

すっかり花の数も少なくなりましたが・・・亡妻からの贈り物か・・・


小さい春みいつけ

2012-04-22 16:47:18 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 今日の午後、珍しくぽかぽか陽気に誘われて、今年二度目の自転車道路へ出掛けて来ました。
 初回は先月の初めでしたから、まだまだ積雪がたくさん残っていましたが、今日はその雪もすっかり消えた後は、昨年の名残りの枯れ草ばかりでした。
 しかし陽射しが暖かくて、つい先日までの寒気はまるで嘘のようで、行き交う人達と交わす挨拶は、決まったように、暖かでホントに気持ちが良いですね・・・の一言でした。
 道路の片側の住宅裏庭では、やはり陽気に誘い出されたのか老人が、早々と花壇に手を入れているのが見られました。
 もう早春が眼の前に来ているのです。そしていつもの住宅の庭で咲いている福寿草に出合えたのです。
まだ芽を出して間もないようですで、小さい花びらは金色に輝き、まさに小さい春そのものでした。
  
 なお此処の福寿草を見るのは、昨年までは毎年のように亡妻と一緒だったことを想い出したとたん、胸の裡に熱いものがこみ上げ切なくなりました。
 そんなことを想いながら、まだ小さいながら可憐に咲いている福寿草を、カメラにしっかりと納めて来ました。
 そしてその時、芽を出したばかりの蕗の薹を撮ったので、福寿草と併せて遺影に見せて語り掛けました。
  
 「○○!・・・去年一緒に見た福寿草が今年も咲いてたよ・・・」

咲いて間もない福寿草

こちらも芽を出して間もないフキノトウ


お菓子に夢中のヒヨ

2012-04-18 17:02:39 | 日々の雑記
 
 ヒヨドリにお菓子を与えているのだろうかと、ふしんに思われるでしょうが、亡妻の月命日に御出でになった菩提寺の和尚さんが、亡妻に供えた菓子の賞味期限が切れた場合の対策として、ただ無闇に捨てることはしないで、小鳥にあげると供養になるのですと、教えてくれたからなのです。
 昨年までは、餌箱に入れておくのはほとんど果物で、それも自家用に買って置いたものですが、うっかりして食べるのを忘れて仕舞い傷み始めた林檎や柿でした。
 
 ところが亡妻のことがあってからは、家で用意した物のほかに、他所様からのお供え物が重なります。
 早く食べてしまいば良いのですが、もともと病い持ちの身で、医者から血糖値の上昇は厳に戒められておりますから、そうは無闇に食べられません。
 そんことから、期限の過ぎた菓子や、ところどころ傷み始めた果物などが出るようになったので、それで充分間に合うのでした。
 いずれヒヨドリたちは山に帰ってしまうでしょうから、そうなったら今度はスズメたちが来てくれるでしょう。
 
 初めは菓子など食べてくれるだろうかと気にもなりましたが、むしろリンゴなどよりも気に入ったようで、奪い合いながら啄ばんでいるのを見るに付けても、きっと亡妻も喜んでいるだろうと思うしだいです。

お供えものお菓子を啄ばむヒヨドリ


      同  上

      同   上


再びツグミが・・・

2012-04-14 16:27:44 | 日々の雑記
  黒猫の親子が、隣の物置に棲みついて居るせいで、今年は小鳥たちが我が家に庭に近寄らないのだと思っておりましたが、明け方に小雪が降った朝のことでした。
 食事の途中に何気なく庭に目をやった時に、視界をかすめる鳥影らしきものがありました。
 あれは確かに鳥だったと、とっさにカメラを取り出していました。
やはりそれは鳥でしかもツグミでした。先日雪の日に現れたツグミなのかどうかの区別は付きませんが、確かにツグミに間違いありません。
ツグミは、我が家の庭ではあまり見かけない鳥で、たしか数年前に一度と、先日の一度見かけたきりの、我が家では珍鳥です。
しかしリンゴの餌箱にぜんぜん目もくれずに、落ち着き無くシャクナゲの枝から枝へ忙しく飛び移っていましたが、それも間もなく飛んで行ってしまいました。

今年はツグミが珍しく二度も来た!

      同       上


生れて初めて買った下着

2012-04-10 16:56:25 | 日々の雑記
 
 毎日の食品などの買物は昨日のうちに済ませていましから、今日は買物に出る予定していなかったのですが、一日いっぱい家でじっとして居るのが、どうにも辛くなったので、外歩きをかねて家から近い量販店へ向かえました。
 いつもは買物をする前に店内の一階だけを一回りしていたのですが、今日は初めから買物を予定していなかったので、一、二階を歩きまわることにして居たのでした。
 そこで先ず手始めに、二階の紳士物売り場に向かいました。そこは年寄りが、独りでうろついて居ても不審がられないからです。
 その紳士売り場に向う通路に、特売用スタンドが出されていました。そしてそのスタンドの周りには、私と同じような年寄り数人が何やら品選びをしているようでした。
 近づいて見ると、男物の下着と靴下があって、それが四割引の特売だと分かりました。
 それを目にした瞬間、私はその中から股引と靴下を手にして、レジへ向かっていました。
 私の衣類などの洗い替えは、妻が生前中充分に間に合うだけ用意してくれていたのでしたが、私が一昨年インフルエンザワクチンの副作用で全身に湿疹が出て、約1年間苦しみました。
 その塗り薬のために下着が黄ばんで、亡妻が残してくれた下着類は殆ど駄目になっていたのです。
 つい先日も娘に長袖シャツを買って貰ったばかりでした。股引もそろそろ娘に頼もうと思って矢先でしたから、思わず手を出してしまったようです。
 
 食料品や雑貨類などは、妻の生前にも一人で買って来たことは何度もありましたが、衣料品、それも自分の下着などを買うなんてことは、考えもしないことだったのです。本人自身が一番驚いております。これも衝動買いの一つだったのでしょう。
 何も考えずにとっさに買ってしまった下着でしたが、先日娘が買ってくれたシャツのメーカーと同じ物だったので、何だか自信めいたものがチョッピリ湧いても居ました。
 しかし今度からは、じっくり考えてからにしようと思ったのも、事実です。


爆弾低気圧と白鳥

2012-04-07 17:34:58 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 
 この度の意表を突く爆弾低気圧は各地に被害を齎しましたが、特に日本海側と北日本が受けた被害は、これまでにも無い大きさで死者が4人怪我人は重軽傷者を併せて300名を超えるほどでした。
 また家屋の倒壊被害や、それに交通網はずたずたに遮断されるなど、全国的に被害が広がりました。
特に気の毒だったのは、昨年大きな被害を受けられ現在仮設住宅に住んで居られる方々でした。
屋根が飛ばされて途方に暮れている方々には、本当に切なく遣り切れない思いで一杯でした。
被害を受けられた多くの方々へ心からお見舞い申しあげます。

さて白鳥ですが、爆弾低気圧は本能的に察知して飛んで行って仕舞っただろうと思ったのですが、三日ぶりに出た買物帰りのこと、或いはの思いで回り道して、いつもの場所に行ってみたのでした。
何と其処には、白鳥たちは群れていたのです。しかも餌を待っているのでしょうか、人道橋の近くにでした。
その上驚いたことには、普段はあまり飛んで来ないカモメ達までが、土手の雪の上に並んで待っているのでした。

橋の下で餌を待つ白鳥

      同上

めったに飛んで来ないカモメたちも並んで待っている


雪降る中のヒヨドリ

2012-04-04 11:32:03 | 日々の雑記
 月末が近付き、ようやく冬日からもそして真冬日からも開放されてほっとしたのも束の間で、もう4月に入ったと云うのに、またしても朝早くから雪が降り出しました。
 それもさらさらとした軽い雪ではなくて、見るからに重たげな雪で、私達が子どもの頃に、ボタン雪と呼んでいたものでした。
 雪は昼頃から降り始めたのですが、時おり小降りになったり激しくなったりで、また止みそうでいて止む気配も見せないで、ただただだらだらと降り続くのでした。
 やがてその内に餌箱のリンゴが、雪で見えなくなる心配も出てきました。せっかくこのところの暖気で、餌箱の上の雪が融けて中のリンゴがようやく顔を出して、ヒヨドリたちが啄ばみ始めて間もないのにです。
 たかがヒヨドリのことで気を揉むのは如何かと思われるでしょうが、買物にも出掛けられない日は、読書もテレビに飽きてくるとやはり外のこと、それもヒヨドリが気になって来るのです。
 せめてヒヨドリでも姿を見せると、嬉しくなってヒヨドリ相手にあれこれと、ただ訳も無く話しかけてしまうのです。
 日中を独りで過ごす事にはまだまだ慣れていないので、たとえ相手が野生のヒヨドリでも話しかけてしまうのです。
 

小雪になったと思ったら・・・ヒヨドリが





今年の寒波

2012-04-01 16:47:48 | 日々の雑記

 今どきこの話題では、時季はずれは否めませんが、せっかく撮った写真が残っていたものですから、今年一月二月の寒気を思い出して記しました。
 
今年の寒波は、十年ぶりとかでとにかく凄かった。それは地球温暖化の所為なのだそうですが、温暖化なのに何で寒波に襲われるのか、そんな事にわかには信じられません。
 しかし一説によると、温暖化の影響は今や氷河期時代に入りつつあるとの、まったく怖い話にもなっているらしいです。
 いずれ地球は、かつてそうであったように全体が氷で覆われて仕舞うのだろうか、今はまったく想像もつかない光景です。
 若しかして、地球がいずれそうなったとしても、今すぐにと言うことでなくて、かなり先のことでしょう。
 まったく無責任なことですが、もう直ぐ80歳にもなる年寄りですから、今は唯残された寿命を、その日その日で楽しむだけでしょう。
 
 良く晴れて晴れていたのですが、一日中風が強くて買物にも尻込みしたくなる様な日夕方の夕景、見事なものでした。
 強風はまだ有るようで、折からの夕陽に染められた白い雲が、次々と流れて来ました。
 やはりこの調子では、外はかなり寒いのだろうなと思いながら、その美しさに見とれてカメラを向けていました。
 寒いと言いながらも、ちょっぴり早春の予感も感じたのも確かでした。

外は十数年ぶりの大寒波

   同         上