昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

台風一過

2004-08-31 20:29:58 | 日々の雑記
今年最強の台風16号は西日本方面で大きな被害をもたらし、本日午後本道の苫小牧方面に再上陸した。北海道に上陸した台風は未だ記憶に新しい昨年の8月、11人という多くの死者行方不明者を出した10号に次いである。テレビや新聞では今のところそれ程の被害(本州と比較して)が報じられていないが、既にオホーツク海方面に抜け出たようで、此処釧路方面では夕方には強風(雨量は大したことは無かった)も収まり、青空も見え日没の風景が見事だった。

 今朝16号台風の前触れの風と霧雨の中 、町内会でのガン健診(胃・肺・大腸)があって妻と受けて来た。台風が近付きつつある天候のもと、本当に実施されるのかどうか心配だったが、何時もより1時間ほど早起きして、家の直ぐ前(50歩弱)の地区会館で済ませて来た。

 その場で与えられた下剤を飲み、何時もよりかなり遅い朝食を摂って、何はさて置きとばかりにベッドに入って二度寝をした。アテネ五輪が始まって以来この17日間、夜更かしやら徹夜の連続・・自分ではそれ程疲れては居ないと思っていたが、身体は正直なもので正に前後不覚寝込んでしまった。

 妻に起された時は既に夕方、あの台風は何処えやら雲間に青空が広がり、更に日没西空は見事に金色に染まっていた。

 夕刊を見て釧路市でも瞬間風速31メートル強の風が吹き、市内の大型ビルの玄関のガラス戸が破壊されたり、近郊町村では浸水や停電騒ぎがあったようである。今度の台風で9人もの死者と6人の行方不明者を出すほどの大きな被害を出している。その上農業(果実など)漁業の甚大なものがあろうと、心からお見舞いを申し上げる次第です。

女子選手の悔し涙

2004-08-30 19:35:09 | 日々の雑記
とにかく何事も無く十七日間の大会が終った。大会運営を脅かすテロ行為も無く、それらの全てが杞憂に終ったことを心から喜びたい。それにしても今回の日本選手の活躍には眼を瞠るものがあった。   
 
 オリンピック大会でのメダル獲得数は今回のアテネ大会が最高である。金メダルこそ東京大会と同数だが、銀と銅を合わせるとその数は実に37個、まことに見事な成績である。

 連日の夜更かしでのテレビ観戦の上、昨日の朝方までの女子バレーボール決勝に引き続く、またしても今夜は男子のマラソンを最後まで観てしまった。その結果は残念というよりも、或いは初めから予想出来ていたかも知れない日本選手の成績に、ガッカリしたのは私だけであったろうか
 多くの皆さんからお叱りを受ける事を承知のうえで、あえて苦言を述べたいと思う。

 インタビューでの一こま、「八位以内の入賞おめでとう!」・・と声を掛けるなら、それじゃメダル獲得者には「おめでとう!」十乗が必要かも・・。そこでふと考えた・・女子バレーも八強入りを果たしたのだから、当然「おめでとう!」と労っても良いだろう、あのマラソン選手のようにアッケラカン顔?で満足して良い筈である、しかし彼女等は全員悔し涙で眼を腫らしていた。

 私はここに日本男子マラソン界のひ弱さを感じた。女性との実力の差層のの薄さは歴然としている。

 「オリンピックは参加する事に意義が有る」などと言う負け犬の言い逃れにも似た言葉を、本気に思って居るとしたら思い違いも甚だしい限りである。オリンピックに参加したならば当然、入賞より銅、銅より銀、銀より金・・!これが最終目的だろう。

 先のシドニー大会で「メッチャ!悔しい・・金がいい!」と悔しがった、或る女子水泳選手の言葉を今更ながら思い出した次第である。

 若き女子バレーボールの選手の皆さん・・あなた方の悔し涙は決して無駄にはなりません。今後必ず大きな成果ととして報われるでしょう。これからの弛まぬ努力を期待して止みません。

 なお以上の勝手な気ままな数々の苦言に、お腹立ちの皆さま・・ひとえに多謝万謝のほどを・・。

素人が見たアテネ五輪女子バレーボール決勝

2004-08-29 19:38:59 | 日々の雑記
  昨夜早めに床に就き、今朝未明に起きて折からの女子バレーの決勝(中国対ロシア戦)を観た。その結果は中国の逆転勝利で見事金メダルを手中に収めた。

    ※ 中国~3S対2Sロシア

        ※ 内訳  第1S  第2S  第3S  第4S  第5S   

          中国   28   25   25   25   15
     
          ロシア  30   27   20   23   12 

 両チーム共に世界の頂点を君臨するだけあって、それぞれ見事な戦い振りであったと思う。もとより全くの素人とは思っていないが、以前もう50年の昔の事、と或る企業のバレーボール部(9人制)に属していた事もあったから、今の6人制の詳しい専門的なことは良く判らないのだが、中国バレーに比ベて次の二つの根本的な違いを発見した。

 素人の癖に何を偉そうに余計なことをと叱られかねないが・・、先ず第一にサーブレシーブ(カット)の違いである。殆どのサーブを正確にしかも素早くセッター送られるから、セッターはそれを自在にオープンに又はクイックに時間差といった具合にそれぞれ優位に振り分けセットアップしていた。後半中国のクイック攻撃(18番張萍)が際立った由縁であると思う。この高いレシーブ力は相手の攻撃の対しても生きて来る。

 日本の解説者(大林素子)が感嘆していた粘り強いレシーブ力は、ロシアを圧倒していた。だから世界一を誇るロシア「ガモア」のスパイクは単発で終わり、その破壊力割には効果は少なかった
 
   ※ 此処で素人なりの提言・・(Ⅰ)

 折角くオリンピックでの八強入りを果たしたこの経験を生かし、栗原メグさん・大山カナさん両選手はまだ若いのだから、目先に名声に囚われず基本に帰り基礎からみっちりと努力を続けて欲しい。更に何かにと恵まれた環境(国内)より、アウェー(海外遠征)での実戦を積む事です。もっともっと大きなご成長をお祈りして止みません。
   
  ※ 素人の提言・・(Ⅱ)

 サーブレシーブの正確で素早いセッターへ返球は、攻撃の最大の序章である事を理解して下さい。

 まことに身の程知らずのたわ言まさに汗顔もの・・悪しからず。   
 

 
 

瞳孔拡大

2004-08-26 19:53:14 | 日々の雑記
午前中行き付けの眼科に行って来た。二年前に白内障の手術を受けてから、初めは3ヶ月に一度の割りで通院していたのだが、一年程前から四ヶ月に一度にしている。

 普通ならこれまでして通院する必要ないのだが、こうして長く通院するのは、以前境界型糖尿病と診断された事もあってとにかく眼底出血が心配なのと、生来のアレルギー体質からの鼻炎による「涙目」と炎症を押さえる「目薬」の投薬を受けることにある。

 眼科への通院で一番苦痛なのは、瞳孔を拡大しての眼底検査である。眼底検査そのものは点薬だけで済み他に痛みがあるわけでも無いのだが、開ききった瞳孔は検査を終えた後も暫くは元に戻らず、完全に元通りになるには三時間余りも要する。曇り日ならまだしも今日の様に快晴となると眩し過ぎて眼はあけていられない。薬局までたどり着くのさえ大変だから、車の運転となるともうどうしようもない。

 そこで思い付いたのが普段から車に積んである写真の各サングラス(近眼用・UVカット・妻の)三個の重ね使用である。これでどうにか運転可能な状態となり注意の上にも注意の慎重運転で帰宅した。

 通院の度に何時も「何とか成らないものなのか」と訊ねてみようと思いながら、今日に至り又しても今日も聞き損ねてしまった。女医さんだとどうも・・次回こそはキット・・。


外出中のオリンピック観戦

2004-08-24 19:30:15 | 日々の雑記
 毎夜のテレビでのオリンピック観戦、昨夜もまたまた女子レスリング後半戦を夜半過ぎまで観てしまった。日本チームのエース浜口京子が不利な判定で銅メダルに終ったのはとても悔しかったが、63キロ級の伊調(妹)と55キロ級の吉田が見事に金メダル、更に48キロ級の伊調(姉)が銀メダル、最初の予定の全員金メダルの夢には果たせなかったが、全員メダル獲得という輝かしい成果を齎してくれた。

 今夜は体調を考えて早目に寝るつもりだったが、天気予報で翌日(24日)が雨になる事を知り、急遽レスリング観戦に切り替えたのだある。当然の事として今朝は十時過ぎまで寝ていた。

 起きてからもどうせ今日は買い物に出る予定も無いだろうと、髭剃りもせずにテレビを観ながらの朝食に新聞とのんびりと過ごした。しかし連夜の夜更かしの為か体調が今一つで、かったるさが残っていた。

 外出ははなから考えていなかったのだが、丁度陸上の男子の「110メートル」と「200メートル」を見ている途中で、「牛乳とヨーグルそれにパンも切れている」との妻の声で仕方なく立ち上がった。出来るだけ早く家に戻ろうとの魂胆から一番近いジャスコへ向った。何時もなら妻と一緒に買い物アドバイスなどをしているのだが、今日はそんなところでは無かった。持ち出して来た「ナビ付きカーテレビ」をセットした。BS放送までは無理だが、幸いNHK総合だったからその後の野球中継(対オーストラリア戦)も
、車内に閉じこもって妻の買い物が済むまで車内で観ていた。

 先発松坂の調子は上々で、緩急織り交ぜての投球で三振を取って行く。ここで妻が戻って来て止む無く車を出した。残念ながらソニーのナビ付きカーテレビは、危険防止のため運転席からは観る事は出来ない。トップスピードで帰宅し

塚田真希選手(日本柔道女子金メダリスト)

2004-08-23 20:41:19 | 日々の雑記
 塚田真希選手はアテネ五輪柔道競技最終日に、男子の100キロ超級鈴木桂冶選手と共に見事に重量級初金メダルを獲得した余り名の知られていない選手です。これは私の認識不足のせいなのだろうが・・。

 今回のこれまでの柔道競技での女子では、谷亮子選手を初め谷本歩美、上野雅恵、阿武教子の金メダリストたち日本柔道の選手として、それなりに名の知られた存在だが、誠に申し訳ないことだがこの塚田選手だけは初めての存在だった。

 だから初めて登場して来た時には、その体型や身体の動き又眠そうな眼からも、こんなんで大丈夫かいなと正直云って心配になったものである。

 日本柔道界での重量級と云えば男子こそ、東京大会でオランダのヘーシンクと対戦した神永選手・上村春樹・山下泰裕・斉藤仁、それにハッスルで有名な小川直也など多士済々であるが、これが女子選手の重量級となると、なかなか名前さえ浮かんで来ない。これは単に私だけの事かも知れないのだが・・?

 しかしいざ試合が始まると初めの印象とは全く違い、最初に感じた鈍重さとはまるで人が変わった様な動きを見せ始めた。あの眠たげだった眼は厳しさを増し、奥襟を取る組み手争いも素早くなり技も冴えて多く出るようになった。そして決勝では「技有り」のハンディを覆しての、一瞬の早業に由る逆転の「押さえ込み」
での「一本勝ち」は実に見事であった。
 
 決勝でキューバのベルトランに「技あり」を取られた上に押さえ込まれた時は、彼女もこれで終わりかと会場の家族(母親と妹さん)と応援団から悲鳴が上がった。その瞬間だった何が起きたか分からぬままに逆転劇を演じて彼女はバンザイして飛び上がっていた。私もテレビの前でバンザイを叫び立ち上がっていた。

 彼女のお父さんが遺した言葉「弱気は最大の敵」を心に刻んで努力を重ねて来た賜物であろう。未だ若い今後の活躍を祈りたい。ガンバレ!・・塚田!

深紅の大優勝旗遂に北海道に・・!

2004-08-22 19:33:22 | 日々の雑記
第86回全国高校野球選手権大会は、本日南北海道代表「駒大苫小牧」が、愛媛代表の済美に打ち勝って優勝してその幕を閉じた。

 北海道民が86年間待ちに待った、悲願の深紅の大優勝旗が津軽海峡を渡って来た。

 昨年の悲運のノーゲーム、再試合で涙を呑んだ悔しさを踏み台に、日々粘りと闘魂を培い弛まぬ努力の積み重ねが、今日見事に花開いたのである。まさに「ドサンコ魂」の結実である。

 更にチーム打率4割2分6厘の高打率は、一試合20安打と大会史上最多安打数を記録し、優勝に花を添えた。

 佐々木幸介主将と選手の皆さん、道民に夢を呉れて本当に有り難う!