昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

シジュウカラ

2015-03-25 15:13:32 | 日々の雑記
 当地の今年の冬はとても不安定で、爆弾低気圧と云われる異常気象が
再三有って、積雪も平年の三倍強にもなりました。
 その積雪も最近の異常な暖かさであらかた消えて、道幅も広くなって運転も
とても楽になりました。
  
 おそらく野山の積雪も減って餌が採り易くなったのでしょう、毎日のように飛んで
来ていたツグミがあまり姿を見せなくなりました。
 ツグミを撮って日毎を紛らせて私にとっては、例年のことながらなにか親しい
友人を失ったような気持ちで寂しい日々を送っておりました。
 ところが先日のことでした。庭の気配に気付いて外を眺めると、白黒の小鳥が
じっとすることなく、せわしく枝から枝へと忙しく飛び交って居たのです。
その小鳥をよく見るとそれはシジュウカラだったのです。
 以前亡妻と一緒に歩いた湿原道路や河畔公園で良く見掛けた白黒の小鳥は、
間違いなくシジュウカラだったのです。

 その後そのシジュウカラは、天気さえ良ければ毎日のように飛んで来て、無聊の
私を慰めてくれました。
 












番いのツグミ

2015-03-15 15:11:21 | 日々の雑記




              仲の良き 番いのツグミに 在りし日の
            亡妻を偲びて 時を忘れるる



先日の爆弾低気圧過ぎ去ってから、久しぶりに穏やかな午後のひと時でした。
     テレビにも見飽きて何気なく目を向けた先、庭のシャクナゲの木の枝に小鳥が
    止まっているのを眼にしました。
     静かに窓辺に近づいて良く見ると、その近くにもう一羽いました。
     お互いに気遣うしぐさから番いのツグミだと分かりました。
     餌を啄む時など、直ぐ近くに止まってお互いに見守るような仕草から、これは
    とても仲の良い夫婦なんだと判りました。

     やがてその仲の好い番いのツグミは飛んで行きましたが、私はそこに立ち尽
    くしたまま暫し呆然としておりました。
     頭の中には生前の妻の姿がありました。誰よりも気立てが優しくて常に私を
    気遣って呉れた亡妻、どうして俺を置いて先に逝ってしまったのかと、しばし
    時が経つのも忘れて立ち尽くしおりました。
       















 




雪の日の・・・ツグミ

2015-03-06 14:59:10 | 日々の雑記
 今日は啓蟄の日ですが、今年の冬は確かに異常です。ここ道東の釧路も又
その異常さに、特に平常の三倍もの雪に悩まさせております。
 私は約六年前に心臓にステント三本の処置をして、それ以来三ケ月毎に通院
診療を受けて来ましたが、先日の診療予約日は折悪く今年の冬の三度目の爆弾
低気圧の翌日でした。
 三ケ月に一度の診療予約日でしたから、日延べなどの我がままは言いません
でしから、止む無くタクシーを予約して行って来ました。
 過去五年間はの予約日に多少の雨風や雪の日などを含めて全て、今年八十三歳
の運転ながら自分でこなして来ました。
 しかし普通の吹雪ならともかく今回道東地域を襲った爆弾低気圧は、確かに異常
でしたから、例え過ぎ去ったとは云いながらもその道路状態はひどいものでした。 
 行き帰りの約一時間の間車の中から見た車の混雑さや、車体の激しい揺れに矢張り
タクシーを利用したのは正解だったと、高額なタクシー代にも納得した次第でした。