昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

半年振りの河畔公園 

2009-08-29 18:17:09 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 退院後は先ず体調を整えてから体力づくりが肝心と思ったのですが、退院早々に出来ることは限られています。
 せいぜい狭い家の中をぐるぐる歩き回るのやっとのことで、外歩きなどは何時の事やらと思うばかりでした。
 しかし日が経つにつれて身体のだるさも次第に減って、休み休みの室内歩きの歩数は5千歩を越えるほどにもなりました。
 さていよいよ外歩きに挑戦と思うまでなったのですが、意地の悪いことに天候がパットしません。
 来る日も来る日も傘マークの日々で、今にも降り出しそうな空模様を恨めしく眺めながら室内歩きを続けるのですが、ただただ気が滅入るばかりです。
 幾ら歩数を延ばしてみても、ウオーキングの実感も充足感が沸かず、焦れったさばかりが残るのです。 
 そんな日を送っていたのですが、その日は珍しく朝から晴れている上に体調もすこぶる好調だったので、思い切って河畔へ出掛けてみたのです。
 色々とウオーキングのコースは在るのですが、やはりベンチの数が多い河畔の遊歩道が一番です。疲れたら何時でも休めるからです。
 その日の気温はやや高目で病身には如何かと躊躇したのでしたが、川風が程よく和らげて呉れました。

 ハマナスの花も終り眼につく華やかさは在りませんでしたが、青空とそこに浮く真っ白な雲を見ているだけで、心は浮き立ちまさに気分は爽快、短い距離ながらウオーキングを満喫出来ました。
 又、その日の歩いた歩数は知れたものでしたが、昼飯の美味さは格別でした。
 
心から浮きうきして来る真っ青な空と白い雲

ハマスの花は終り実ばかりが目立っていた

雑草の中の可憐なネジバナ

近頃やたらに蔓延り出したヒメジョオン


遇う魔が辻・・・か?

2009-08-25 18:01:19 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 大時代がかった仰々しいタイトルになってしまいましたが、まだ健康だった頃に目にしたもので、二台の事故はあまり日を置かないで起こった場所です。
 その時は格好なブログの材料と思っていたのですが、病に倒れて延び延びになってしまいました。せっかく撮った写真でありその上タイトルも考えて有っただけに、外歩きが思うように出来ずブログの題材に窮して折から、無闇にボツにするには勿体ないと思ったしだいです。
 大型店に通じる道路上の橋でもあり、また時おり自転車道路をウオーキングする時この橋の袂に駐車するので、私にはとても馴染みの道路の橋なのです。
 初めの事故は小型自動車の転倒事故ですが、この橋の北詰で見かけたもので、既に警官が駆け付けて交通整理をしていました。
 やじ馬根性から直ぐ写真を思ったのですが、幾らなんでも警官の目の前で道路に車を停めるわけにも行かなかったので、とっさにコンビニの駐車場に乗り入れてシャッターを押したのでした。
 二台目の事故は、近く製紙会社へのチップ運搬の所定コースらしくて、この橋の南詰で右折するチップ車を良く見かけます。
 しかしおこれほどの大型車が、何の変哲も無い普通の交差点で、これほど見事に横倒しになった様はむしろ豪快そのものでした。
 まだパトカーが来ていなかったせいで、路肩はカメラを手にした人の車で一杯でしたが、うまい具合に直ぐ近くから一枚ゲット出来た。
 後で人伝に聞いたことですが、何故かこの橋の周りでは人身事故こそ無いけれど、とかく車の事故が多いところと、知られているのだそうです。
 人様の不幸をこのように名付けるのは不謹慎と思いながら、己への注意喚起のためにもと勝手な名前を付けて載せたしだいです。
 日頃からこの道路を通ることの多い私は、今でもこの橋を渡る時には、{遇う魔が辻}と心して細心の注意を払うようにしています。

橋の北詰で起きた小型乗用車の横転事故

橋の南詰めで起きた大型チップ車の横転事故


病院の七夕飾り 

2009-08-21 18:33:53 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 少し時季外れになりましたが、それを目にしたのは手術後10日ほどのことで、たまたま一階のレントゲン室へ行った帰りのこと、無事に腹部写真を撮り終えたので、ついでだから売店でも覗いてみようと玄関方面へ向かったときでした。
 正面玄関からの真っ直ぐ入ったところの待合室の一画に七夕飾りがあったのです。七夕飾りは、一昔前では各家毎で飾ったものですが、最近では幼稚園の庭先か児童公園でしか見られなくなりました。
 ですから初めはなんで病院にと思ったのでしたが、それは紛れも無く立派な七夕飾りで、傍の机には色とりどりの短冊とペンが用意されていたのです。
 そして幼児連れの母子が短冊を選んで喜々として書き合って姿は、傍で見ていてもとても楽しげでしたから、いつの間にか私も引きずり込まれて短冊を選びペンを手にしていました。
 それにしても日本古来の伝統風習がどんどん忘れられて行く中で、この病院で見られるとは、まったく意外な事であるだけにその感激には一入でした。
 翌日も運動がてらの歩きを再び一階まで延したところ、今日は七夕飾りの前には病院の制服姿の女子職員が居て、散らばった短冊などを整理していたので、傍まで近寄って行き声を掛けました。

「此処で七夕さんを体験できるとは思えませんでしたよ。先行き不安一杯の入院患者には、本当に有難いことです。これからも毎年続けて下さい。」
 
 事実これに勝る癒しは無いとつくづく思ったからです。 
なお、七夕さん当日の食膳には、天の川に二つの星をあしらったゼリーが添えられ、さらに七夕にちなんだ栞が置かれていました。
 
労災病院の一階待合室にあった七夕飾り

他人ながら自分の孫に励まされた感じがして・・・

七夕当日の夕食お膳には写真の栞が置いてあった。


ブログ再開のご挨拶 

2009-08-18 18:16:53 | 日々の雑記
 大腸がんを告げられたのは6月初めのこと、直ぐに摘出手術のはずでしたが、思はぬ心臓疾患が発見されてからの転院、そして直ぐにステント治療を受けたことは先のブログに載せたとおりです。
 その後の待機期間の一ヶ月を経て再び労災病院に入院、そして7月24日に癌摘出の手術を受けたのでした。
 術後の経過は、先生が日に2度3度も訪れて何かと適切な指示を頂いたことから、順調に推移して先生が初めに言っていたように二週間で無事に退院できたのです。
 今は自宅で、体力快復のために室内歩きを主に励んでいるところです。何時かはブログの再開をと思っていたところでしたが、折しも今日が私の77歳の誕生日をきっかけに始めた次第です。
 ですが、これから始まるだろう抗がん剤治療(投薬)などから、ブログ更新は思うように行かないでしょう。

 先ずは、日頃より何かと気遣いを戴きました皆様方に心から厚く御礼を申し上げまして、ブログ再開のご挨拶と致します。
 どうぞ今後とも宜しくお願いいたします。