昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

山桜花

2005-05-25 21:24:53 | 日々の雑記
 昨夜と今朝の予報は、今日一日曇りとなっていたのだが、昼近くになるにつれてその雲にも明るさが増してきた。良く見ると南側の家の屋根越しからの空には青空さえ覗かれた。
 昨日一昨日と体調を少し崩したことで、日がな家の中でゴロゴロしていた事もあって、雨さえ降らなければ散歩にでも出掛けることのしていた。確かに家の中で、テレビや読書で過ごしていることは楽で良いのだが、それでは身体がすっかりナマッテしまい後で余計に苦労することになる。

 初めは運河跡公園の桜でもと行って見たが、5・6分咲きのが数本あるのみだった。それに予想以上に風が冷たく、途中で手袋をはめたほどである。
 途中で取り止めて、次に桜祭りが日曜日に予定されている隣町(釧路町)別保公園に向かった。此処の桜も祭りが近い割には開花している木が無かった。むしろ公園内よりは山の中腹の雑木林に満開状態の山桜が一本立っていたが、それは余りにも遠過ぎてカメラには収まらない。しかし私の健康状態からでは、歩いて近付くのは到底無理である。
 
 幸い山上の農場に向かうを道路を見つけ、車で登ること数分で山桜の群生と出会った。私は公園などに咲く桜は余り好かない。むしろ山中の早緑の中にあって、孤高を守る山桜の姿こそ真の桜であり、此処に西行・本居宣長の世界が凝縮されているのでは無いかと思います。