昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

夜更かし・・・投票日

2007-07-29 21:02:00 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 今回のAFCカップは、日本の三連覇がかかっていただけに、大きな期待をかけて見ていた。しかしサウジアラビアとの準決勝(25日)で惜敗して、その夢は儚くも潰えてしまった。
 そして臨んだ昨夜の隣国韓国との三位決定戦、絶対に負けてはならない相手だったのに、それも後半早々韓国チーム一名退場という優位に立ちながらも、得点できずにPK戦に持ち込まれて、まさかの敗戦を喫した。
 サッカーは見るのは好きで良く見ているのだが、専門的なことは詳しくは知らない。だから戦術的なことなどにはとやかくは云えないのだが、せめて三位だけは・・・と願っていたのだ。
 
 負けた悔しさからなかなか抜けきれず、終了後直ぐに床についたのだがなかなか寝付けなかった。
 久々の夜更かしとなったが、明日はどうせ何もすることが無いからと朝寝を決めこんで、その後もラジオの深夜放送で過ごした。

 せっかく楽しんでいた今日の朝寝は、とつぜんの老妻の一声でぶっ飛んでしまった。
「そろそろ起きてくださいよ!投票に行かないのですか」
 不覚にも今日の参院選を忘れていたのだった。明日の天気は午後から曇りのうえに霧が出るとのことだったから、投票は早めに済ませて、その帰りに自転車道路Cコースまで足を伸ばすことにしていた。
是非とも勝って欲しかったサッカーが、あえない敗戦のせいでもないだろうが、選挙のことはまったく忘れていたのだった。
 
 日ごろの無精ひげは、歩くだけならわざわざ剃ることも無かったが、投票所に行くらにはと、朝飯も早々に急きょ剃ることにした。
 投票所は前回と違って、駐車場はもちろん投票室もガラガラに空いていたので、こんどは投票率の低さが心配になってきた。
 たかがジジイの一人、あれこれ考えても如何にもならないのに・・・だ。

 久しぶりに訪れた「自転車道路Cコース」の鶴野駐車場は、これも選挙のせいでか以外に空いていた。やはり湿原コースは、広々として気持ちが良かった。

来るたびに雲に覆われていた雌阿寒岳は珍しく姿を見せていた

雑草の中でひっそりと咲いていた「ヤマハギ」

これも雑草に埋もれるように咲いていた「ヒルガオ」

初めは何も判らないままに撮って来て、PCで検索して判った「ニワトコの実」

同上


今年一番の暑さ・・・?

2007-07-27 20:43:39 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 昨日の暑さは、おそらく今年一番だったに違えない。寒さに耐え切れずに、毎朝ストーブを点けていた先週までの低気温が、まるで嘘のようだった。
 とかく人間というものは勝手な生きもので、寒いと云っては愚痴り、また一寸ばかり気温が上がってくると、その急な暑さにボヤキ始める始末だ。

 しかし暑いからと云っても外気温は、たかだか24度前後のことだから、余ほどのことが無いかぎりウォーキング中に、日射病とか熱中症で倒れる気遣いなどは、先ず無いだろうと思われた。
現に気温は上がって来ているが、この地方特有の風は今日もしっかりと吹いているから、樹木や建物の陰に入ると、もはや涼しさを越してしまうほどだ。

この二日ほど膝の休養に当てていた老妻と連れだって、河畔公園の遊歩道に出掛けた。陽射しを避けるような木立ちは少ないが、その分いつもの川風が、暑さを和らげてくれるに違いないと思ったからだった。
わたし一人の場合はともかく、老妻といっしょの時は、他に比べてベンチの数が多いこの河畔の遊歩道が、一番適しているのである。

あんのじょう河原の遊歩道に下り立ってみると、街中での先ほどの陽射しの強さはあまり感じられなくて、いつも邪魔だと思っていた川風は、今日にかぎってむしろ心地良いほどだった。
それにまた、ベンチが陽射しで温められていて、たまらなく心地良かった。
 
河畔の土手に群生していた「ノコギリソウ」

同上

マツヨイグサ

樺太での子どものころ身近にあったせいで、蜜柑の香りがとても懐かしい「コシカギク」


雑草のど根性

2007-07-25 18:39:05 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 何時からなのか、まったく気が付かないうちに、わが荒れ庭の片隅に「コウリンタンポポ」」が、たったの一輪だが、咲いているのを見つけた。
 わざわざ植えたわけでもないのに、どこからやって来たのだろうかと、いぶかりつつも、カメラにおさめることにした。この時季にこうして咲くのだから、今年のものでは無いだろう。

 この花をはじめて見たのは、もうかれこれ3年ほど前のことで、ウォーキングで公園をぶらついていたときである。その時は、赤いタンポポに似ていたので、勝手に「赤タンポポ」と呼んでいた。
 その後しばらくして、図書館で「コウリンタンポポ=紅輪蒲公英」という正式名称を知り、ブログに載せたこともあった。

 もともと雑草のタンポポと同類のこの花が、どうしてわが家の庭で花開くことになったのか、いろいろと考えてみた。
わが家の庭が荒れ放題で、雑草がいっぱい蔓延っているからだ・・・と、いわれればそれまでなのだが・・・。
 
 さて、考えられることはただ一つで、おそらくウォーキング中のことに間違えないだろう。
 わたしのウォーキングの目的は、第一に健康維持のためなのだが、それは建前で、ブログのネタ探しの方が主となることも少なく無い。
 だからいつも歩くときは、デジカメを手にしてうろつき回っている。もし何かを見つければ、草原はもちろんのこと多少の湿地帯でも、とんちゃくなく入り込んでゆき、カメラにおさめて来るのが常である。
 きっとそんな折に、種子が靴かズボンに付き、途中で落ちずに運ばれて来て、庭に根付いたのだろう。
 それにしても雑草ならではの「ど根性」に、感心するばかりである。
 
荒れ庭の片隅の灯油タンクの足元に咲いていた「コウリンタンポポ」


久しぶりの青空

2007-07-23 20:28:09 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 
 昨夜の気象予報は、雨マークさえなかったものの、引きつづき曇り模様であまり芳しくなかった。たとえ一時的に晴れたにしても、このところの長雨の影響で、明日の外歩きはどうせ無理だろうと半ばあきらめて床についた。

 ところが今朝に起きてみると、長雨と昨夜の予報からはとても信じられないほどの青空が、居間の大窓いっぱいに広がっていた。
 青空にお目にかかるのは、今月の10日以来、約2週間ぶりのことだった。この間、温暖化とはまったく無縁で、朝の気温はずうっと10度そこそこの日が続き、時には8度台の日もあったほどだ。
 
 本州はもとより道南や道央でも、それぞれの夏日を享受していると言うのに、おなじ北海道なのに何でこんなに差があるのかと、灯油タンクの目盛りと睨めっこしながら、ボヤキ羨む日が続いていたのだ。
 思うに、7月に入ってからのストーブの記憶は、ここ10年ほどほとんどないから、今年の夏のこの低気温は異常でなかろうか。

 しかし今日は「大暑」とかで、ひさびさに20度を超えた。日中のほんのいっときだったが、部屋の窓を開け放して過ごしたほどだ。

 とうぜんウォーキングにも出掛けた。5日ぶりの外歩きは、膝の調子が悪い老妻のために、ベンチの多い河畔遊歩道にした。
 いつもどおりの、ときには手袋が必要になるほどの川風が吹いていたが、今日ばかりは大違いで、とても心地良かった。
 
居間の大窓いっぱいの青空

毎年目にしていて名前は判らなかったがこの度「シモツケ」と判った

同上


釧路市の市内循環バス

2007-07-19 20:49:22 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
                       釧路市内循環バス

            

 先日の午後のことでした。前を走る市内循環バスの車体の後部に、啄木の短歌と肖像が掲載されているのを見かけました。
              
               しらしらと氷かがやき
              千鳥なく
              釧路の海の冬の月かな

            
 石川啄木とは、大変縁の深い釧路ならではのことだと、つくづく思いました。

               さいはての駅に下りたち
              雪あかり
              さびしき町にあゆみ入りにき
                          
            
 この短歌は、石川啄木が明治41年1月21日の夜、初めて釧路入りしたときに詠んだとされています。

 夭折の薄倖の詩人と言われるなかでの、啄木の北海道での足跡は、まず函館に渡ってから、小樽・釧路と移り住み、そのいずれの町で新聞記者として活躍しておりました。なかでも釧路時代は、わずか76日間に過ぎませんでしたが、華やかでかなり充実したもので、啄木の26年間という短いの人生で、もっとも恵まれていたと伝いられています。
 
 その例が、歌碑として市内に残っています。
 
               小奴といひし女の
              やわらかき
              耳朶などもわすれがたかり

   
 気鋭の詩人であり、また短歌の口語化の実践者だったいわれているように、短歌などはすべて一般的な言葉で語られています。
 こうして多くの人々に愛される啄木ですが、その半面「嘘つきとか借金王・泣き虫など」であるとかの、悪い話も無いわけではありません。
しかしそれらの真偽は別にして、私も大フアンの一人で若い頃には、歌集・詩集や小説などを読み耽ったものです。そして柄にもなく啄木にあこがれて、似たような短歌を作っては喜んでいたものでした。

 なお釧路市内には、啄木の歌碑25基が、米町公園をはじめとして、おもに橋南地区に建てられ、今に残っております。

「しらしらと・・・」ではじまる歌碑の一つが米町公園にあります。




桜のあとの実の正体

2007-07-17 18:43:58 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
  初めに先ず・・・  
 
 7月台風としては、史上最大級の四号台風の悪夢がいまだ覚めやらぬうちに、まるで追い討ちをかけんばかりに起きた、今回の中越沖地震の惨状には、ただただ恐れおののくばかりです。
 目を覆いたくなるばかりの惨状と、被災された皆さまの窮状を目の当たりにして、慰めの言葉もなく、ただただお見舞いを申しあげ、併せて一ときも早い復旧をお祈り申しあげる次第です。

  花のあとの正体は・・・!
 
 さて先日、「桜の花のあとで・・・」と題してこのブログに載せたことなのですが、後日ふとしたことからその正体が判りました。
 それは柳町公園のウォーキング中のことでした。やはりいつものようにデジカメを手にして、公園内をまわり歩いている目の先に、ウォーキングとか散歩とかには、とても見えない異様な人がいたのです。
 私より少し年嵩とおもわれる老人でしたが、桜の枝陰に身体を入れて、常々不審におもっていた小粒の実をとっているのです。
手にしたやや大きめのレジ袋には、赤い色から黒に変色した実がもうすでに半分近くもありました。
何の実ですかとの問いかけに、「サクランボ」だとの老人の言葉に、さらに「それでそのサクランボ食べられるのですか」と訊ねると、こんどは手を休めて向きなおって答えてくれた。
それによると、35度の焼酎に砂糖といっしょに漬け込んで置くと、2ヶ月ほどでとても美味しくなるということだった。
例年この時季になると、いつも抱いていた疑問が解けてホッとしたのですが、
それにしてこの歳で35度焼酎とは、恐れ入るばかりで、早々にその場を退散した。私ごときには、とうてい真似のできることではありません。

老人が摘み撮って黒いサクランボ

同上


(続)自転車道路について

2007-07-15 18:24:19 | 日々の雑記
    その参(Cコース)
 
 さて私が勝手に命名した自転車道路の区分けも、いよいよ最終のCコースとなりました。ここは起点の鶴野駐車場から、最終の阿寒町中央公園まで約20キロの区間です。
 コースの途中には、丹頂鶴の生息地として知られる釧路湿原、市の動物園、温泉施設(山花リフレ)などのほかに、オートキャンプ場や釧路ふれあいホースパークなどがあります。
 しかし心臓疾患を持つ身では自転車は無理なうえに、歩きも散歩程度しか出来ないのですから、歩いてそこまで行くのはまさに問題外なのです。
 ですから日ごろの歩きも、起点の駐車場から歩きはじめてせいぜい3キロ地点で引き返すのが常で、これまでにCコースを歩ききったことは、一度もありません。
 ただ、今より体調が良かった頃に、一度だけ5キロ先の北斗休憩場を目ざしたことがあります。しかしその時は、半分ほど行ったところで疲れがひどく、帰りの体力が心配になって引き返しました。

 いまではCコースを歩くばあい、起点から3キロ程のところから引き返していますが、この辺りまで来ると湿原の一部となるので、周りは自然でいっぱいです。
 先日丹頂鶴の番いを見たのは、起点の駐車場から1キロほど歩いた辺りでした。またこのへんまで来ると、湿原に点在「ハンノキ林」を啼きながら飛交う「カッコウ」や、葦原の中で互いに呼び合う「コヨシキリ」などの小鳥たちも良く見られます。
 さらにこの辺の湿地帯でも、市の天然記念物に指定されている「キタサンショウウオ」」や、また「エゾアカガエル」のゼリー状の卵嚢が見られることがあります。
 ただし私は、「エゾアカガエル」のオタマジャクシは見たことがありますが、「キタサンショウ」の方は一度もありません。
 このように、Cコースをほんの少し歩いただけで、たくさんの自然に出会える貴重な場所なのですが、その自然破壊につながる心配も少なくありません。
 写真でも判るように、湿原を横切るかたちでバイパス工事が延びてきております。すでに国道があるのに、ただ便利さのためだけに、大切な自然が壊されてゆくのです。幸いこの工事は、自然保護団体の申し立てで、ご覧のように工事が差し止められています。
 なにしろここは、先日丹頂鶴の番いを見かけた場所からは、わずか100メートルほどしか離れておりません。
 
自転車道路のCコース約20キロは、この鶴野駐車場を起点として始まります。


3年ほど前に、自転車道路を横切り、釧路町遠矢まで整備延長された湿原道路。


自然保護団体の指し止めの申し立てにより工事中止中のバイパス。


このあたりは基点から直ぐの場所で、こうした可愛いい野鳥たちが
たくさん見ることが出来ます。これは夏羽の「ノビタキ」だと思います。 



放牧されたドサンコ(動産馬)が、ウォーキングの疲れを癒やしてくれます。 


領収書の添付義務

2007-07-12 17:04:36 | 日々の雑記
 ブログには、ボヤキごとなど載せたくないのですが、余りにも身勝手な言い草に腹が立ち、ついつい書いてしまいました。
 搾り取った税金を、経費と称して使い放題に浪費しながら、5万円未満の領収書の添付は、いっさい必要なしとは何事です。
 ちなみに、我われが年に一度おこなう確定申告には、たとえ100円のものであっても、領収書添付を義務付けられています。
 もともと年金生活者ですから、申告する経費はごく限られたもので、せいぜい医療費控除くらいなものです。その金額がたとえどんなに少額であっても、添付しなければなりません。
 それがたとえ100円以下の少額でも、もしその領収書を失くしてしまったら、もうそれでお終まいです。
 
 とかく古今東西を問わず、何処の国でも為政者のすることは概ねこんなものだと諦めながらも、たび重なれば強い憤りをおぼえます。
 
 日ごろはいつも、ストレスを貯めないために朝のワイド番組は、なるべくも見まい聴くまいと、もっぱら大リーグ野球の中継などで時間をすごしてから、歩きに出かけるようにしています。

 誰かの本に「風景と慰藉」というがありました。本当に自然は良いもので、身も心も癒やしてくれます。特に日本の四季の美しさは最高です。
 だから絶対に、再び焦土にはしたくはありません。

 しかし、どうせ先の短い年寄りなので、いまさら如何考えても仕方がないとなかば諦めて、花木や野鳥などを求めて、日ごと近所をほっつき歩いているのです。
 無責任と云われれば、もはや返す言葉もありません。
 
そんなことで、MRB中継の後直ぐ散歩に出かけた近くの児童公園で、
名前の判らない白い花を見つけた。


百合の花だとは判ったがその種類までは判らなかった。

色々と調べた結果「ホソバウンラン」でないかな?

これは「エゾフロウ」だと思います。


初秋刀魚

2007-07-10 21:22:43 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 今年の秋刀魚漁がいよいよ始まり、初水揚げされた新秋刀魚が、市内のスーパーなどの店先に並んだことを、昨夜(九日)の夕刊とテレビで知った。
 さっそく今日のウォーキング前に、近くのスーパーに寄ってみた。今朝水揚げされたばかりの新サンマは、青い光をはなって輝いていた。
 まさに釧路のブランド名「青刀―セイトウ」と呼ぶに相応しい姿である。
 塩ふり焼きにして、大根おろしで食べたら堪えられないだろう・・・と思うだけで、生唾が口に溢れてきた。
 しかし残念ながら、一匹300円近いとあっては、直ぐに手は出せない。なにしろ年金生活者の身の上では、自他ともに「魚大好き人間」を任じていようとも、おいそれと手が出せない。
 もう少しして水揚げ量が増えてくれば、価格も下がってくるはずで、それまでは一匹50円そこそこの冷凍サンマで我慢するより他はないのだろう。
 ちなみに、今回解禁になったのは、5トン未満の漁船だがその内に順を追って、中型船と大型船の出漁が許可される。

 買物とウォーキングの帰りに、サンマの荷揚げの様子でも見てこようと、副港の魚揚場へ出掛けたが、荷揚げはすでに終わっていた。岸壁には、夕方に出漁する小型船が、すでに準備を終えて静かに並んでいるばかりだった。

準備を終えて出漁をサンマ小型船

出漁がもう少し後のなる大型船


(続)自転車道路について

2007-07-08 18:19:45 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
                   その弐(Bコース)
 次のBコースの範囲は、A・Bの両コースの境界線ともいうべき、幹線市道の鳥取東通りを起点にして、その先2,5キロ先の鶴野駐車場までとなっております。

 日ごろのウォーキングで自転車道路を使うばあい、A・B・Cのうちで、このBコースが一番多いです。
 それは、このBコースの起点が、だいたい二日~三日おきくらいに出かける市内一番店からの帰り道にあたるうえに、すぐそばには、駐車に便利な仁々志別川に架かる「はなしのぶ橋」の橋詰があるからです。
 橋詰と云っても、もともとが仁々志別川の堤防道路なのですが、橋詰のところだけが他より少し広くなっているため、駐車にはいつも重宝しています。
 それにここにもAコース同様、足にやさしい舗装材を敷きつめた歩道があって、膝痛の老妻にはとても適しているからです。
 また買物が無くて、家からちょくせつ出てくる場合でも、だいたい直線的に来られるので大変に便利です。
 
 またこのBコースの両側には、住宅街と仁々志別川が並行して延びているので、各住宅の庭などの花木が季節ごとに楽しめ、また春先の仁々志別川では、たまたま飛来する鴨や白鳥なども見られます。

 なおBコースのほかの特徴として畑があります。
もとより自転車道路に付随した国有地ですが、いつの間にか近くの住民たち、おもに老人が勝手に開墾して畑にしたのだと思われます。おそらく戦中戦後の食糧難を想いだし、目の前の遊んでいる土地がとにかく勿体無いとおもったのでしょう。
 国のほうでも、当分使う予定も無いようで、あえて咎めだてをすることもなく、老人たちの好きにさせているのだとおもいます。
 時おり畑しごとのお爺さんさんお婆さんに出会うことがありますが、活き活きとして野菜作りに取りくむ姿から、いっぱいの元気を貰っている次第です。

この弾力に富んだ特殊加工された歩道は、基点から並行して約2キロあります。


この川は新釧路川の支流「仁々志別川」ですが、ここからはBコースに並行して
鶴野駐車場近くまで延びています。



近くの住民たちが開墾した畑は、初め基点からあったのですが、一昨年歩道のために
撤去され、この地点から鶴野駐車場までの区間だけが残されました。



タンポポやツメクサを除いて、ただ一つ咲いていた野の花「コウゾリナ」