昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

花撮り歩き~眼科の帰り

2014-09-25 15:02:35 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
             私が三か月ごとに通っている眼科は、前にこのブログに
          書いたことのある隣町の開業医で、私が以前日赤で白内障の
          手術を受けた時の執刀医の女医さんです。
           さて通院のことですが、前回までは予約診療制で無かったので、
          朝の六時半に家を出て行き病院前で一時間ほど待ってから、漸く
          職員が出勤して受付簿に名前を記入して車に戻って又待ちます。
           この時近くから来ている人は、一旦家に戻って診察開始時間に
          合わせて、また出直すようです。
           しかし私の家はかなり遠いので、車で待つより他他は有りません。
           それでも私は三ケ月毎ですからまだ良いのですが、症状により
          毎月通わなければならない人は大変で、特に冬場は大変です。

           ところが、今年の九月から予約制に変わったのです。指定された
          時刻までに行くのですから、これまでのように朝早く出掛けることも、
          また外で待つことも無くなったのです。

           予約日の今日は、普段どおりに起きて、又朝食ものんびりと食べて
          出掛けたのです。
           院内は患者数が少なく椅子も空きが多くて、以前のようにトイレに
          時も気兼ねなく行けるようになりました。

           予約制は本当に助かります。ただ残念なことは、以前亡妻がまだ
          健康で一緒に通院していた時は、健康に不安があって私の代わりに
          亡妻が外に立って呉れていたのでした。
           その亡妻に今度の与薬制の便利さを是非とも体験させてやりたかった
          事、それが悔やまれてなりません。
           それと今一つは前のように車で待つ時に使っていた、ポータブルDVD
          プレーヤーが不要になりました。
           せっかく買ったのに使い道が無くなったのが残念です。
   
           また予約制の効果は覿面で、診療が終わったのは以前よりも30分
          以上早くなり、また疲れも無かったので、帰りは遠回りして花撮りでも
          しようとして近くの住宅街に入りました。
           市部と違って何かのんびりとした感じで、気分が柔らぐ思いでした。    

           そんな住宅街で撮って来たのが下の夫々の写真です。

          













   

カリンジの実

2014-09-18 15:37:59 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
           先日の昼間のこと、久しぶりの天気の良さに誘われて、ドライブ
      に出掛けました。
       買い物や病院通いの他に車に乗るのは、本当に久し振りの事
      でしたから、初めは色々と迷いましたが、なるべく車通りの少ない
      通りをと思って、郊外の湿原沿いの道路に向かいました。
       ここを走るのは約三年ぶりのことで、当然その頃はまだ健在
      だった亡妻も一緒でした。
       思っていたとおりで、車は少なく時折りすれ違うのは、大型の
      トラックばかりでしたから、スピードを落としてMDの懐メロを流し、
      昔一緒だった亡妻を想い出しながら、のんびりと走りました。


           ♬  まぼろしの影を慕いて雨に日に
   
            月にやるせぬ我が思い・・・


         ところが途中で激しい尿意を感じ、我慢が出来ずに見通しの良い
       処で車を停めて車から降りた時、何げなく眼をやった木立の中に
       赤い物を見付けたのです。
        その鈴なりの小さな赤い実は、子供の頃に故郷の樺太で食べた
       ことのあるカリンジ、又の名をスグリの実だったのです。

        そして今は帰る術の無い故郷を、そして腕白時代の級友たちを懐か
       しく想い出しながら走り続けました。











我が家の襟裳石楠花

2014-09-11 15:26:51 | 日々の雑記
          先日我が家の荒れ庭で、業者の手を借りて手入れをしたことを書き
       ましたが、その折に襟裳石楠花が珍しく花の蕾を沢山つけていたので、
       業者にその木だけは手を付けないように頼みました。
        それから半月ほどして花が咲き始めて、これまでに無いほどに見事な
       ものになりました。

        この石楠花は我が家の庭木の中でも、特に想い出の多い花の一つ
       なのです。
        と云うのは、もうかれこれ四十年ほど昔のこと、妹の家族が夕張に住ん
       で居て、偶々亡妻と札幌に出た帰りに、久しぶりにその夕張まで足を
       延ばしました。
        その時妹の家の庭で見事に咲いていた木を目にしました、それが
       襟裳石楠花で、特に亡妻が魅せられてしまいました。
        釧路では珍しい花でしたから、今年は無理だから来年こそ必ず貰いに
       来ますからと約束して帰って来たのです。
      しかし数年経っても前に見せたような花は咲かないのです。これはきっと
       釧路の気候が合わない所為なのかと、半ば諦めていたのでした。
        ところが今年は、今まで見せたことの無い程の蕾を沢山つけたのです。
        そしてやがてそれらの蕾が開花したのです。その余りの見事さに、若し
       妻が健在だったら・・・と思うと残念でなりません。
      
        その見事に咲いた襟裳石楠花の花を、写真にして亡妻に供えました。
        キット喜んで見て呉れたことでしょう・・・。 

   











花撮り歩き~バラの花

2014-09-03 11:21:44 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
            先日本当に久しぶりに川向こうのスーパーに行った帰りの事、
         真直ぐ大通りを帰るのは勿体ないような気がして、花撮りのため
         に裏通りの住宅街を通ることにしました。
          しかしながら期待したわざわざ遠回りまでしたのでしたが、期待
         した花撮りは出来ずがっかりして、元の大通りに戻ろうとして住宅
         街の外れまで来た時眼に付いたのが、住宅街の外れの大きな家
         の庭で、赤い花を見付けて車を停めて近づいて見ました。
          その真っ赤な花は大きなバラの花でした。

          しかし折角綺麗に咲いているのに、その家の人からはまるで忘れ
         られた居るかのように、柵が無いうえに枝は伸び放大の荒れ様で、
         少し前の我が家の庭そっくりの有様でした。