昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

スズメの・・・

2010-07-31 20:51:49 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 いつものようにブログのネタ探しの外歩きに出掛けたものの、これと云って写真に撮るものが無かった時など、ついつい日頃から一番身近なスズメの動きに惹かれて撮っていたのが下の写真です。
 普段は何処ででもチュンチュンと鳴きながら飛び回っているお馴染みの小鳥ですが、最近時々その数が少なくなって来て街中や家の周りで見掛けられなくなったと、新聞沙汰にもなったことがあります。
 確かに近くの家で巣作りしたと思われるスズメたちが、他の仲間たちと一緒になって私の家の庭に置いた餌箱に群がっていたものでした。
 しかしそのように煩いほどいつも来ていた雀たちは、今年の春先あたりからさっぱり姿を見せなくなりました。
 そんなことから、一時はスズメの生態形の変化とかで減ったのかと思いましたが、外歩きの途中で気付いたことがあります。
 それは良く行く河畔や自転車道路などでは、樹上はもとより草叢から道路にいたるまで、数多くの雀たちが囀りながら実に忙しく飛び回っているのです。
 また家の近くを歩いていたときもそうでした。大抵の家の庭ではスズメが飛び交っていました。
 あちこちではそれほどたくさんのスズメを見掛るのに、どうして我が家の庭には来ないのでしょうか。
 春先から小鳥用に餌箱を置いて居たのにです。最近になってようやく気付いたことは、猫が隣と裏と我が家の庭を行き来していたのです。
 飼い猫なのかまたは野良猫なのか分かりませんが、板塀の隙間から入り込んだり、また時には板塀の上で昼寝をしたりすることもあるのです。
 このように三匹もの猫がうろついているのですから、スズメばかりでなく、あの強気のヒヨドリだって敬遠しているのでしょう。ぱったりと姿を見せなくなりました。
 我が家の庭にスズメが来なくなったのは、生態に関係なく猫のせいだったのです。
 
下の写真は、外歩きのついでにたまたま見つけた、とても愛らしいスズメたちの生態です。

カラスならぬスズメの行水・・・

ここのスズメは人馴れしていて餌をねだりに足下にまで寄って来る・・・

隣のベンチにまで平気で近寄って来る・・・

仲良きことは・・・


河畔を歩いて・・・

2010-07-25 20:21:39 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 河畔と云えばもちろん釧路川治水記念公園のある新釧路川の右岸のことで、家からわり合い近いこともあって、外歩きのコースとして毎年数多く利用しているですが、河畔全体の様子が例年に比べてどうもおかしいのです。
 専門家では無いので、何処其処とはっきりと云えないのですが、ただなんとなくしっくり来ないのです。
 先ず駐車場入り口には赤と白との浜茄子が強烈に目を惹き付けるのですが、今年は車から降りて辺りを眺めた折に、やっと気付く程度なのです。
 ハマナスは一応園内のあちこちに咲いてはいるのですが、どれも花は小さくて、その数は少ないのです。
 今年の春先からのことを想うと、園内や河畔一帯の雪消かなり遅かったことや、アメマスの時期の釣り人が意外に少なかったことなどが、あらためて思い返されます。
 また特に残念に思ったのは、右岸の土手添えに約1キロほどに亘って植えられた躑躅の見事さに魅せられていたので、今年もその時期にさっそく出掛けたのですが、どの木にも勢いが無い上に花の鮮やかさも花の数が少なかったばかりか、中にはまったく花の無いのもあってとてもがっかりしたものです。
 この躑躅はこの辺りの草花の中でも数が圧倒的に多いので、遠くからでも車の中からでも良く目立っていたのです。
 ですから毎年この躑躅の花咲くのを楽しみにして写真にも撮り、また何日のことだったかブログに載せたこともありました。
 しかしこの河畔には躑躅の他にそれぞれの時期には色々な草花が咲いていますから、私の外歩きにはただしブログのネタ探しが主ですが、一番適したコースなので、白鳥の時期から数多く訪れているのです。
 初めに心配したように、確かに草花は色々と咲いていますが、先の躑躅と同じで、生育が今ひとつのうえに花数も少ないのです。
 また小鳥なども少なく、特にヒバリの囀りあまり聞かれませんでしたし、それにアオサギは未だ一度も見ておりません。
 そうは云ってもこの河畔は家から一番近いものですから、やはり何処よりも数多く来て楽しんで来ました。
 例年に比べて今年は花の数こそ少ないものの、種類だけは一応例年並に咲いて呉れましたので、それぞれ撮って置いたものが下の写真です。 
 何だかんだと云っても私が気軽に行ける処は、この河畔しかありませんから、あまり時間の無いときも、またたっぷり在ったとしても、日除け風除けの五葉松の植え込みと足休めのベンチが多い此処に足が向いてしまうのです。
 それに必ず何かのカメラ収穫が見付かり、決して裏切ることはありません。

ウマノアシガタ又はシコタンキンポウゲ(上)-ノハナショウブ(下)

エゾノコギリソウ(上)-マツヨイグサ(下)

コンフリ(上の左)・コウリンタンポポ(上の右)~オオハナウド(下の左)・クサフジ(下の右)

ノビタキ(上)・トンビ(下)


何故か懐いて来るヨーキーことヨークシャテリヤ(雌)のココちゃんとゴヨウマツ


住宅街での散歩

2010-07-21 16:41:14 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 このところずうっと曇り日か霧の日が続いているものですから、何日になったら晴れて呉れるのかと、天を恨めしく思う日が続いております。
 ところが、今本州全体を覆っている梅雨前線とかの大雨長雨による被害の大きさを、日々のテレビニュースで見てからは、曇り日とか霧とかの私の愚痴なんて、何て自分勝手で我が侭なことだったかと、反省しているしだいです。
 
 この二、三日室内での運動ばかり過ごしていたので、少しばかり大袈裟ですが、大地をしっかりと踏みしめての外歩きは、やはり天候に関係なく気持ちの良いものでした。

 しかしそんな穏やかな気分はほんの束の間のことで、私の眼は直ぐにいつもの外歩きの常でもあるブログのネタ探しの眼となり、カメラ片手に絶えずキョロキョロと落着きません。
 そそて最近特に気を付けるように心がけている{摺り足}の癖は、いつの間にか元に戻って居るばかりか、ちょっとした窪みにも気付かず躓く始末でした。
 そうして歩くことほぼ小一時間、道路、土手、家人不在と思われる他所様の庭の花などを撮って来ました。

垣根として植えられていた赤いバラの花

         同      上

土手いっぱいのルピナス=ノボリフジ

他所様の庭の紅白のシャクヤク~近くに家の人が居なかったので・・・撮らせて貰った

他所様の庭のユリの花・・・家人が見えなかったので・・・


ちょっと寄って見た春採湖で・・・

2010-07-16 17:56:22 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 

 その日家を出る時には春採湖のことなどまったく念頭になかったのですが、急に春採湖を訪れる気になったのは、たまたま我が家から6キロほど離れたところに住んでいる兄嫁さんを訪ねての帰りでした。
帰り兄嫁さんの家を出たのは、まだ3時を過ぎたばかりのうえに、朝からずうっと曇っていた空が、その頃になって急に明るくなって来たからです。
 家までの帰りコースは距離的には大きな違いは無くて、ただ街中を通るか迂回するかだけですから、信号の煩雑ささえ我慢すれば問題はありません。
 湖畔にある駐車場はガラガラ空きでしたから、少しでも出易い入り口近くに停めて直ぐに歩き始めました。
 老妻はその間、車の中でMD音楽を聴きながら待つことにしました。せっかく約一年ぶりに春採湖を目の前にしながら、一緒に出掛けなかったのは、買物程度の歩きならともかく、上り下りが結構多いうえに未舗装のでこぼこ道ばかりの遊歩道ですから、老妻の膝ではとうてい無理だったのです。
  
 さて一人で歩き始めたのですが、晴れている割には歩いている人は少ないのです。やはり平日でもあり、またもう四時近いこともあったのでしょう。
 視界が開けた湖畔の近くは何も感じなかったのですが、湖畔から離れて樹木が生い茂った場所に差し掛かると、木洩れ日が届かなくなって辺りが急に薄暗くなって来ました。
 まるで夕暮れのようで気味悪くなって来たので、せいぜい二百メートルほど進んだところで戻ることにしました。
 老妻からいい歳をして意気地ない・・・バカみたいと笑われる始末でした。

いつもは足音を聞き付けて群がって来る鯉たちも鴨などは姿を見せない・・・
餌やり禁止の立て看板が空しい

エゾキツネアザミ・エゾシシウド・トリアシショウマ

スイレン

アヤメ・エゾフロウ・ノゴマ(小鳥)


その後の公園の藤の花 

2010-07-11 20:55:03 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 私の外歩きは、いつだって買物次いでか、または病院帰りにするのが普通なのですが、此のところずうっと曇り日の予報だったのに、今日は突然空が明るくなり晴れて来たのです。
 そうなれば買物は二の次で、老妻はさっそく洗濯を始めました。先の週間予報では、曇り日が続く上に雨マークさえ出て居たわけですから、突然の変更も分からなくもありません。
 洗濯ともなれば、私の出番など先ずありませんから、取り敢えず外歩きに出掛けることにしたのです。
 さて昼までの限られた時間何処へ行ったら良いものかと、あれこれ考えて決めたのは、柳町公園の藤の花のことでした。
 先日行って来たのは確か先月の末でしたので、もうそろそろ10日ほど経って居るわけですから、いくら春先の天候が不順だったからといって、もう咲いて見頃になっているか、下手したら既に散ってしまって居るか知れない。
 幸い久々の晴天できっと混んでいるだろうと思って行った公園の駐車場は、予想外に空いていたのです。
それにパークゴルフの人たちも何時もとは違って疎らで、ぜんぜん人影の見えない無人のコースが目立つ有様でした。
何はともあれ今日の目的は藤の花でしたから、逸る気持ちとは裏腹に早足はとうてい無理なので、マイペース藤棚に向かいました。
 花の状態は、先日の蕾の数と大体同じで、出掛ける前の心配はまったくの杞憂、まだまだ咲き掛けたばかりのものか、今がちょうどと云った具合でした。
 まだ間に合って良かったと云う気持ちと、がっかりとが入り混じった何とも云えようの無い気持ちで、藤棚を後にしました。
 
 まったくの余談ですが、色々と問題が山積みながらも今日名古屋場所の初日、やはり大相撲は面白かった。

花の数は前と同じで少なかったのですが、まぁまぁの咲き具合・・・

同       上

遊歩道脇に咲いていたベニウツギ

公園トイレ前のハマナス

久しぶりのお陽さんのもとキラキラと如何にも涼しそうな噴水


浜茄子の花=ハマナス

2010-07-06 17:35:46 | じゃこしか爺さんの想い出話
         
         ※ 潮かをる北の浜辺の
            砂山の
            かの浜茄子よ今年も咲けるや

 浜茄子の花と言えば、何を措いても直ぐに浮かんで来るのは、啄木の歌集<一握の砂>の中にあるこの短歌です。
 そしてその短歌で詠われている浜茄子の花を初めて見たのは、閉山になった道央の炭砿町から此処釧路へ転居して来て間もない頃でした。
 釧路は両親が戦前に住んで居たところでしたから、親戚などがけっこう居りました。そんなこともあって閉山離職後の人生を託したわけです。
 幸いにも親戚筋の世話で直ぐに仕事が見付かり、同僚とも仲良く過ごせるようになり、新しい多くの友人も出来るようになりました。
 さて浜茄子の花のことですが、そうした友人の中に釣好きなのが居て、昼休みのひと時釣りに誘われたのです。
 炭砿時代フナ釣りの経験がありましたので、それに釣り道具はその友人が用意してくれていると云うことだったから、直ぐに賛同して会社近くの新釧路川へ向かいました。
 今までにもこの川での釣り人は時折り見掛けたこともありましたが、今時期どんな魚類が釣れるのかまったく見当も付かないままに、友人の後を従いて河原を歩いて居た時に目にしたのがピンクの花でした。
 花の名を聴くと。それは浜茄子の花だと分かりました。そして直ぐに浮かんできたのが、啄木の<潮かおる北の浜辺の・・・かの浜茄子よ・・・>でした。
 花の風情からして、かの啄木がこの花を愛したことが、しみじみ分かるような気がしたものです。
 それ以来、殆ど毎年この河畔に来て、こころ行くまで花を眺め、ブログを初めてからは、写真の良し悪しを別にして必ず載せるようにしました。

新釧路川河畔公園の浜茄子の花

同上・・・薄いピンク色の花

同上・・・白い花びらのハマナス

同上・・・八重の赤い花(上)と白い花(下)



はなはな広場

2010-07-01 17:22:49 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 今日は先日と違って診療科が予約制なので、診察が終わる時間がだいたい分かっていましたから、前々から帰りには<はなはな広場>へ寄ってみようと決めていたました。
 そして今日の出掛にそのことを老妻に伝えてあったものですから、帰り時間を心配することも無く、公園ではゆっくり見て回ることが出来、さらにウオーキングも出来る予定でしたが、肝心の駐車場は空きを探すのに苦労するほどの混みようでした。
 それはどうやら近くで始められた工事が原因のようで、そこで働く人たちの駐車場代わりになっているらしいのです。
 隣のパークゴルフ場がある公園ならともかく、ただただ花と遊具施設があるだけなのに・・・今日の公園内には遊具で遊ぶ子どもら姿が見当たらないばかりか、散歩やウオーキングの人たちだってちらほら見掛けられる程度です。
 それでもどうにか停めることが出来たので、さっそく公園の東側にある花壇に向かった。
 
 どの花も植えられたばかりのようで、まだまだ小さかったしそれに昨年より花の種類や、またその数もかなり少ないようだ。
 それは仕方の無いことだろうと思います。今道内の市町村の財政は、何処其処の区別無くかなり逼迫しているのではと思われます。
 ご多分にもれず我が市の財政の厳しさは、日々の市政からも充分に分かることです。そうした厳しさの中でも市民のために、公園内の整備や花壇の植え込みなどをして呉れているのですから、不平などは起こらず感謝でいっぱいです。
 今日も心から癒され満足して帰って来たしだいです。

              はなはな広場花壇の全景

          整然と植えられているそれぞれの花

           花壇の花の表示案内板

花壇の花~A・・・マリーゴールド・ブルーサルビア・ベコニア・同右

花壇の花~サルビア・シロタエギク・エゾノコリンゴ・同右