昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

福寿草

2013-04-24 17:28:22 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 
 一昨日の突然の雪がまるで嘘のように、今日は朝から良く晴れたうえに、この時期には珍しいほどの暖かさで、3センチほど積もった名残りの雪は、あっと言う間に跡形も無く消えてしまいました。
 そして午後には、この地域での平年気温を上回る14度を超えました。これは六月上旬の暖かさで、めったに無いほどの暖かさを記録したのです。
 せっかくの記録破りの好天のもとで、家の中での自転車漕ぎでも無いだろうと、早速く身支度して家を出ました。
 先日は買物帰りの歩きでしたが、今日は今年初めての本格的的な外歩きなので、きっと好いことに出合いそうな気がしました。

 初めは先日買物帰りに立ち寄った自転車道路と思ったのですが、この上天気ならきっと人出が多いだろうし、それにこちらは気紛らしの外歩きなので、家からも近いうえに歩いている人が少ない新釧路川支流(仁々志別川)の土手へ向ました。
 自転車道路ならば住宅街の庭などが身近に眺められるのですが、ここ堤防道路沿いには見るべきものは何も在りません。
 ただただ茶色に枯れた光景が先に続くばかりでしたから、ひたすら歩きに専念する他はありませんでした。
 少しがっかりした矢先、何気なく眼を向けた土手に黄色い物を見つけて近寄って見ると、それは福寿草でした。それもたったの三輪だけがひっそりと咲いていたのでした。
 季節外れの昨夜の雪に埋もれながらも夜を越し、めげる事無く今日ここに立派に花を咲かせていたのです。その輝くばかりの黄金色には、愛おしさを覚え心から感動しました。

 それ以後は、気分爽快足取りも軽く、予定を超えて歩き続け、満足して家に戻りました。

新釧路川支流の仁々志別川

川の土手にひっそりと咲いていた福寿草





MDウォークマン

2013-04-17 16:26:03 | 日々の雑記
  このMDウォークマンを買ったのは約8年ほど前のことで、それまでは私たち夫婦はカセットウォークマンを愛用しておりました。
 その使い方は、昼間はウォーキング時に持ち歩き、夜は床の中で寝付くまで歌謡曲や落語を楽しんでいました。
 ところが最近調子が悪くなり、残念ながら先日遂に壊れて仕舞ったのです。
 落語などはもともとカセットウォークマンを使っていたのですが、MDの方が軽い上にダビング量が多いからとても便利だと、ウォーキング仲間から勧められて手にしたのです。
 それがすっかり気に入ってしまい、5年前車を買い換えた時もカセットからMD仕様に切り替え、亡妻との折々のドライブ時に楽しんでおりました。
 その様に亡妻との想い出多いMDが壊れてしまったのですから、すっかり慌ててしまいました。
 直ぐに市内の家電店はもとより、隣町の電気店まで探し回りましたが、どの店にも無かったのです。もはやMDなんて物は時代後れなのでしょうか・・・?
 永年慣れ親しんだカセットやMDなどはどんどん消えて行き、今流行りの触れるだけで操作出来るタッチパネル方式とかが流行り出して、年寄りには堪らなく寂しい世の中になって行くのでしょう。
 
 今我が家には落語や歌謡曲にクラシックなどのMDが50枚ほど在りますが、
それらは全て亡妻との想い出の多い物なので、捨てるわけにはゆきませんから、カセットにダビング替えして活かそうとも思います。


壊れてしまったウォークマン


朝寝

2013-04-09 20:18:47 | 日々の雑記
 朝寝とは朝食後の睡眠のことなのですが、これは一般的のことなのかどうか、又は我が家だけの事なのか分かりません。
 朝寝を始めたのは、三年前の大腸ガンの手術と、その時の検査で発見された狭心症でステント挿入処理を受けた時からのことです。
 そして退院時に医師から、今後の食事には充分気を付けるようにと、特に心臓内科の医師からは、コレステロールと血圧と血糖値を上げないようにと念を押されました。
 
 そんな事で、亡妻は日頃から私の食事に何かと気遣って呉れるようになりました。そして或る日のこと亡妻は、三ヶ月毎通院している病院の患者友達からから朝寝の効用を聴いて来たのです。
 朝寝の効用は、食後横になることは血液の流れが効果的になるとのことで、
胃や腸などに血液が集中して消化が良くなり、更に肝臓などにも良いとのことでした。
 亡妻に勧められて即実行に取り掛かりましたが、昼寝ならともかく朝寝は慣れていないこともあって、初めはなかなか馴染めませんでした。
 しかし朝寝と云っても睡眠が主で無く、とにかく横のなることが大事とのことで、ベッドに入らずソファーに横になって好きなテレビ番組を観ながら、静かに過ごすことにしたのです。
 しかしその内にベッドで眠ってしまうことが多くなったので、転寝からの風邪などを心配したの亡妻のたっての勧めで、朝食後は直ぐにベッドに入ることにしたのです。
  
 手術後もう三年半近くになりましたが、今では日常欠かすことの出来ないしきたりとなり、亡き妻に感謝しつつ守り続けております。

 ちなみに予断ですが、これまでの三年半牛肉や大好物の天ぷら類などは一度も食べておりません。
 血圧の心配から、刺身の醤油などは減塩醤油を黒酢で割って使用、さらに納豆のタレは海苔の振りかけなどを使っております。
 とにかく野菜と魚類主体の食事に努めております。時おり焼肉やステーキなどの夢を見ることがあります。
 
 こうした努力と亡き亡妻の心遣いなどにより、手術後三年間無事に経過しました。そしてその後の三ヶ月毎の検査の結果も上々で、労災病院の外科と市立病院の心臓血管内科の各医師からお褒めを頂きました。
 更なる努力を重ねるつもりです。若しこの先食事の誘惑に負けて昔のずぼらな生活に戻したならば、バイパス手術は避けられないだろうから・・・です。


小さい春みーつけ!

2013-04-06 20:16:46 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
  今日の午前中四日ぶりに買物に出かけた帰り、自転車道路上に差し掛かった時でした。
ちょうど昼時と言うのに多くの老人達が、中には明らかに夫婦連れが歩いているのを見掛けました。
 思うに明日からの季節外れの低気圧が、それも爆弾低気圧に等しいのが来るという天気予報の所為でしょう。
 その予報では、今日の午後から雨が降り始めるだろうとのことでしたから、きっと少しでも今の内に歩いて置こうと思ったのでしょう。
 やっと雪が消えて待ちに待った外歩きが、当分出来なくなるだろうとの思いからの外歩きなのでしょう。
 私もとっさに外歩きを思い立って、さっそく車を近くの土手に停めて歩き始めました。
 お互い見知らぬ人たちが笑顔で交し合う挨拶は、言うにいわれぬ暖かさに満ち溢れ、日頃の寂しさを癒されておりました。
 
 冬の間の半年間は殆ど家の中での運動だけで過ごしておりましたから、初めての外歩きはとても心配でしたが、行き交う老人たちとの挨拶に助けられ、約一時間ほど歩くことが出来ました。
 そして又、思い掛けない出合いもありました。それは小さい春を見つけることが出来たのです。











湯たんぽ

2013-04-01 16:31:28 | 日々の雑記
 
 我が家での湯たんぽによる節電は、原発事故により切迫した電力事情に少しでも協力しようと思って、それまで使っていた電気敷布を止めたのです。
こうして今年使い始めた湯たんぽですが、今年は例年に無いほどの厳しい夜が続いたものですから、湯たんぽには随分と助けられました。
 さて湯たんぽのことですが、節電に協力するからといっても、新しく買った物ではありません。
 以前亡妻が私のために用意して呉れたのを想い出し、押入れを探したところ見付けたのです。
 タオル地の内袋や花模様の外側のカバーなどはまだまだしっかりしておりましたから、この先数年は充分に使える確かさでした。

 先ず使用に先立ち、内袋と外側のカバーをお陽さんに当てて充分に殺菌をしようと、良く晴れた午後外に出したのです。
 なお準備ですが、お湯の沸かし方方などは、生前の妻がしていたのを想い出しながら始めたのです。
 何回か火傷を負いそうな失敗を繰り返しながらも、凍れが例年よりより厳しかった今年の冬も越せそうです。亡妻に大感謝です!