昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

とんだ春の猛吹雪

2009-04-28 20:47:26 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
  今度の26夜から27日にかけての大雪は、気象台によると10年に1度か2度あるほどのものだったらしい。
 朝の予報に雪マークは出ていたが、どうせ内陸か山手のことだろうと、昼頃から降り始めた雪を眼にしながらも軽く考えていたのです。
 ところが夕方になってからは、風が強くなるにつれて降って来る雪が大きくなり、さらに吹雪き模様に変わってしまった。
 そしてその吹雪は夜になるにつれて激しさを増してゆき、時おり襲う突風は、がたがたと家を揺らすほどまでになり、ついに停電にまで至りました。
 きっとみぞれ混じりの湿った雪の着雪に因るものだったのでしょうか、幸い長時間に至らず直ぐに回復しましたが、その後も瞬発的な停電が数度起こったところで、故障を恐れて早々にパソコンの電源を切り、こんな夜は早寝に限ると床に入ったのでした。
 翌朝になってビックリ、気象台の発表では6センチとありましたが、木や裏の家の物置に積もった雪は優に20センチは超えていたはずです。それに道路だって、除雪車が回って来た程ですから、もっと多かったと思います。
 
 ちょうどその日の27日の月曜日には、月に一度受けている内服薬を連休が始まる前に貰って置こうと早くから決めていたのでしたが、運の悪い時はまったく仕方が無いもので、今年に限っていつもより早々と夏タイヤに取り替えた後でしたから、いくら春の湿雪であっても夏タイヤでの外出はとうてい無理なことだと一日中家に閉じこもりっきりで過ごしていたのです。
 そして改めて今日開院早々行って来たのですが、休み明けと吹雪が重なった所為なのか、病院の混みようはこれまでに経験したことが無いほどでした。

 地球温暖化のお蔭で、本州では早くから桜吹雪が舞って居るというのに、こちらは桜吹雪どころか、とんだ招かざる季節外れの猛吹雪に見舞われて、せっかくの水仙もこの有様では見るにしのびません。

 家の窓から見た大雪

夕方には未明までの猛吹雪はまるで嘘のような夕焼けが・・・

 図書館別館前の水仙は哀れにも


 同上


ドーム公園で

2009-04-25 17:16:35 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 まだ現役で勤めていた頃には、その日その日の天気などあまり気にしたことは無かったのですが、退職後に始めたブログのネタ探しで出歩くようになってからは、一日の内特に昼の天気が気なるようになりました。
 ですから気象庁のアメダス情報は、日に何度も開いては温度や風などを調べてから、出掛けるようにしているのです。

 今日は老妻を図書館分館鳥取図書室へ送ってゆくことになっていたので、そのついでに隣のドーム公園のジョキングコースを歩くことにしていた。
 折り良く正午の気温は10度・風は南風の5メートルと、まずまずの天気だったので、薄手のコートに着替えて出掛けた。
 ドーム公園にも駐車場はあったが、老妻の用事が先に済んだ時、車内で待てるようにと、図書館分館の駐車場に停めて鍵を渡した。
 駐車場に隣接する遊園地には、用具などがまだ全部揃っていないのに、春を待ちかねて出て来たのか、厚着をした何組かの親子連れが遊んでいた。
 また広い園内の草地には一組の親子と、その一画小山の上に老夫婦が立っているだけで、ジョキングコースにも人影は無かった。
 老夫婦が小山から去った後、私も真似をして登ってみた。意外に視界が開けていて、遠くに阿寒連山が望まれた。
 まだ時間があるようだったので、ジョキングコースを外れてドーム体育館コースを一周した。やはり枯れ草ばかりだったが、体育館前の花壇のチューリップが芽を出していて、10センチ近くに伸びていた。
 もう半周でもとしようかと、少し歩き始めたら着信音、老妻からのメールで、本選びが済んだとのことだった。
 直ぐに歩きを止めて、大急ぎで枯れ芝ばかりパークゴルフ場を横切って車へ戻った。

 公園内の小山の上の老夫婦と草原でボール遊びをする親子

 枯れ草の中で餌探しをするセグロセキレイ

 上に上がって見ると意外に視界が開けて遠くに雌阿寒岳が望まれた

 春の陽をいっぱいに浴びて真っ白に輝くドーム体育館

 芽を出して間もない玄関前のチュ-リップ



春を探しに春採湖へ

2009-04-21 17:48:57 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 先日釧路にお住まいの方のブログに載っていた春採湖のエゾエンゴサクの色鮮やかさに惹かれて、今年二度目の春採湖へ足を延ばして見ました。
 実は、一度目は春彼岸でお寺参りの帰りに、もしや水鳥でも見られないかと思って寄って見たのですが、その時の湖面には湖面一面にシャーベット状の氷に覆われていただけでした。
 幸いに今日は春日の下での湖面はきらきらと輝いていましたが、鴨などの姿は無く、またいつもは真鯉に緋鯉たちが入り混じって賑やかに出迎える筈の鯉たちも只の一匹も姿を見せて呉れません。
 最高気温が13度にもなるとのことだけに、少し歩いただけで汗ばむほどの暖かさで、犬を連れた老夫婦や若いカップルに混じって男女の子どもたちと、遊歩道を行き交う人は途切れもことも無いほどで、中には半袖にタンパン姿でジョキングする威勢の良い人も見られた。
 時おり湖面を渡って吹く風はやや強いものの、川風と違って汗ばんだ身体には、むしろ心地良かった。
 湖の周りの草地は相かわらず枯れ草が広がっていたが、その所々にフキノトウ群生が、また山の斜面にはコバイケイソウも見られた。
 それに今日目的のエゾエンゴサクの花は、わざわざ探すことも無く歩くほどに数多く眼に付いたし、それらに混じってキバナノアマナも咲いていた。
 たっぷりと1時間ちょっと歩いて車の戻ったところで、駐車場脇の小さな池に親子が、お互い捕虫網のようなものを手にして何かを掬っていたので、近づいて見るとオタマジャクシを捕っていたのでした。
 さっそく承諾を得てカメラに収めて来ました。春探しの徘徊を春採湖まで足を延ばした甲斐があって、天気にも花にも恵まれ、さらにオタマジャクシにまで出合えて本当にラッキーでした。心から満足したしだいです。
 
 春陽に輝く春採湖の湖面

 コバイケソウ

 エゾエンゴサクの群生

 キバナノアマナ

 白い花がたった一輪混じって咲いていたので撮ってきたが・・・名前?

 これこそが春の証しだ!


柳町公園で

2009-04-18 18:06:10 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 こんなことを云ってもまったく詮無いことだと知りつつも、十勝が20度なのに釧根がその半分気温とは、同じ道東でありながらどうしてこうも気温差があるのだろうか、とついついぼやいてしまう今日この頃です。

 日課のようなぶらぶら歩きに出る前、一応アメダスを開いてみると、気温8度で風は4メートルとあった。これならこの先も大丈夫だろうと家を出たのだが、走り始めてから、今日は何処を歩こうかと思い迷った。
 ここしばらくは、気温や風が定まって居なかったのだが、割り合い穏やかな日が続いていたので、時間の長短はあるけれどもほぼ毎日のように出歩いていたのでした。
 色々と思い迷った末に、少し離れているけれども柳町公園に決めて、河畔を大きく迂回して向かった。
 今年初めての柳町公園ですが、どうせこの時季何処も同じだろうと思ったとおりに枯れ色一色でした。
 一応駐車場の空きを見つけて外へ出て見たのですが、やはり此処も見たかぎりでは枯れ木ばかりが目立ち、またパークゴルフ場も枯れ色一色で、歩いている人はまったく見られません。
 ただ公園内には人影も無く閑散として居るのに、何故か駐車場だけは満車状態で、駐車するまでには少し待たされ、やっと停めることが出来たのです。
 公園などような公けの駐車場の混み様は、ここばかりで無くて隣もまた先の公園でも同じことで、公園には人影がまばらなのに、駐車場だけには色々な車で一杯なのです。
 公園を利用する人の車で一杯になるのなら、それも仕方の無いことなのですが、見たところ作業車もけっこう見られますから、近くの作業現場で働く人たちの車で占められているのも明らかです。
 公園を楽しむ人たちのための駐車場だからと云って、そうした人たちを一方的に非難は出来ないでしょう。何故なら同じ市民だからです。

 もう直ぐゴルフ場が開かれるでしょうから、車の数はもっと増えるでしょうから、駐車にはますます苦労させられるのは確実です。
 そうなれば近くの店で買物して、暫しの間そこの駐車場を借りるより他は無いでしょう。

 ただそんなことばかりに気を取られていたのですが、何も無い枯れ色一色ばかりだと思っていた中で、青空に照り輝く猫柳に救われました。

 まだ開かれていない無人のパークゴルフ場

 遊歩道にも人影はまったく見当たらない!

公園を利用してる人は殆ど居ないのに・・・駐車場だけはいっぱいだ!

 青空に銀色に輝くヤナギの穂

 同  上


早春の河畔公園を歩く

2009-04-14 18:12:06 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 新釧路川の河畔運動公園は、言わば私のホームグランド的な場所で、体調に合わせたぶらぶら歩きには最適です。
 私が日頃ウォーキングに良く利用するコースは、河畔公園の他に自転車道路・柳町公園など色々とありますが、その中でも河畔が一番多いでしょう。年間を通しておそらく半分以上にもなる筈です。
 このところずうっと一定で無かった天気でしたが、今日は珍しく朝から快晴、ただ難点は風が少し強いことです。
 せっかく晴れているのに、風があるからと諦めていたら、川風・海風が特有の市内での外歩きは無理だろうと、買物に出る老妻を乗せて家を出ました。
 風が若し我慢できなかったら、戻って老妻の買物を手伝いば良いだろうと、取りあえず河畔に向かうことにしたのです。
 
 確かに海からの南風は多少強かったですが、陽の暖かさはそれにも増して充分に上回っていた。それにその風は向かえ風で一寸辛いが、帰りの疲れた頃には送り風にとなって背を押して呉れるだろうから、むしろ喜ばしいことなのだと、さっそくぶらぶら歩きを始めたのです。
 目の前に広がる土手や河原には枯れ草ばかりですが、釣り人の数はかなり多くなり、中には胴長靴を履いて流れの中で釣っている人も居た。
 幾ら胴長の下にはズボンなど着けているだろうが、まだまだ冷たいだろうに、とてもじゃないが年寄りには真似は出来ない。
 釣り人の辛抱強さに感心してしばらく見ていましたが、餌でも取られっ放しなのか、何度も竿を上げ下げしているだけで、釣った気配はまったく見られなかったのです。
 痺れを切らして車に戻るために歩き始めて間もなくして、甲高い鳥の鳴き声を耳にして空を見上げると、雲雀が舞い上がる途中でした。
 今年初めて眼にする雲雀だったのです。大急ぎでカメラを取り出そうとしたのですが、手袋を脱ぐのに時間が掛かってしまい、カメラを空に向けた時にはもう既に小さくなりつつあった。
 素早く何度かシャッターを押したのですが、かろうじて鳥影が写っていたのは、下の写真のたった1枚だけでした。
 
 雲雀もそうですが、鴎や鴨の行動からも、川岸に立つ釣り人の多さからも春がいよいよ近いのを実感して来たのです。
 
 釣り人の数が増えてきた

 冷たくないのか・・・川の中での釣り

 川岸で一休みするゴメたち

 旅の途中か・・・羽休めする鴨

 如何にか撮れていた今年初めて揚げ雲雀


思いがけない白鳥

2009-04-10 20:27:59 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 
 最高気温が今年一番の13度にもなるという日、歩きに行くついでに老妻を美容室へ送った。
 車中、
「いい年をして今更パーマでも無いだろうに」
「なに言ってんの女は年齢じゃ無いのよ、私だってまだまだこれからよ・・・」
 こんな軽口を叩き合って、行きつけの美容室で降ろした。
 パーマともなればカットとは違って、少なくとも1時間はたっぷり掛かるだろうからと、美容室にはほど近い自転車道路へ向かった。
 気温が13度にもなると云うのだが、やや強めの風のせいか暖かさはそれほど感じられなかった。
 そんな中を休みやすみのんびりと、行ったり来たりしながら約小一時間ほども歩いた頃に、待っていた老妻からのメールが来て、再び美容室へ戻って老妻を乗せて家路に着く。
 昼飯の時間が大分過ぎていたので、帰りには住宅街を避けて近道の仁々志別川(新釧路川の支流)の土手道を通ることにした。
 土手道を走り始めて間もなく老妻が白鳥を見つけた。川幅が10メートルにも満たないのだが、時季になれば白鳥や鴨類が姿を見せていた。
 小さい川ながらこれまでにも何度かブログのネタとして利用したこともあってとにかく重宝な川で、大分前になるが川上でタンチョウの番いを撮ったこともあった。
 今日は何のネタも見つけて居なかったので、老妻の声にとっさに車を停めると直ぐに外へ出て土手を下りた。
 今時季には珍しく4羽の白鳥が岸へ近付いて来た。中には大きくなった幼鳥も混じっていた。
 何で今頃・・・一時の羽休めなのか、それとも帰る方向でも忘れたのか、と思いながらも数枚カメラにゲットした。
 この白鳥は、今日の私には思わぬ出合いであり、また思わぬ収穫で幸いで、さっそく今日のブログ更新に利用したしだいです。
 
 白鳥さん!北への旅路・・・どうぞご無事で!
 
 まったく思いがけないまさかの白鳥たちでした。

同上

帰る途中、住宅街の路地脇で見付けた福寿草


徘徊 

2009-04-07 17:02:51 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 徘徊と書き出しましたが、いわゆる老人問題の徘徊では無くて、気候が少し良くなったことから始まった、ブログのネタ探しのためのブラブラ歩きのことなのです。
 とは云うものの、私にも時おり{まだらボケ}が現れるのですから、余所目にはそう見えて居るのかも知れませんが・・・。

 四月に入るとやはり気温の違いがはっきりと実感できるようになり、同じ曇り日でも身に感じる川風の冷たさは、一頃よりずうっと柔らかくなりました。
 いよいよ私の徘徊の季節が来たようで、たとえ陽が照っていなくても心が浮き立つのを覚えます。
 雪がすっかり消えてしまったので、住宅街の裏道や小路など、行きたいと思う処へは、だいたい好きに行けるようになり、ブログのネタ探しの幅が大きくなったのです。
 しかし行動範囲が広がったからと云っても、気温が定まらないこの時季では、今の体調からして徒歩での徘徊はまだまだ無理なので、やはり車に頼るより他はありません。
  
 実際に今日は晴れて風も南風で暖かそうだったので、河畔に出掛けてみたのですが、川風ともなるとやはり冷たさは格別で、ついに耐えられず早々に車に戻った。
 そして次に向かった先は、直ぐ近くのS町住宅街でした。小中学校から高校に専門学校と、それに大型スーパーに地元スーパー各種病院が在って、市内でもかなり大きな住宅街なのです。
 建ち並ぶ家は見るからに高級な一戸建てが多く、それぞれの家の庭なども広くとられてあって、季節折々の木や花で賑やかになるのですが、今は見る影もありません。ただただ枯れ色一色に染められています。
 そんな街中で突然目に入って来たのが、道路脇に設けられた花壇で真っ黄色に輝く花でした。
 初めは福寿草かなと思って近寄って見ると、黄色い小さな花がまるで貼り絵のように地べたに咲いていたのです。遠目には福寿草に似ていたのですが、丸っきり違って、むしろタンポポそっくりでした。
 家に戻ってさっそく調べてみたのですが、結局は分からずじまいだったのです。それにしても、家と家との日陰の部分には未だに汚れた雪が残って居るというのに、この小ささで春先がけて咲く花の命の力強さは驚きました。
 なおも良く見ると、道路の縁石と花壇のコンクリートの隙間や割れ目から、確りと芽を出して花を咲かせているのも在ったのです。
 何か力を貰ったような思いを強くした一時でした。 
 
 車中からは福寿草に見えたのですが・・・名前は分かりません。

 花びらの並び方はタンポポそっくりです。

 小さいながらコンクリート隙間や割れ目から花を咲かせて居た強い花

 自転車道路の土手にたった一輪ひっそりと咲いていた福寿草


何も無い春・・・湿原の夢ロード

2009-04-02 17:53:17 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 三寒四温を繰る返しながら春はやって来るとのことですが、それどころか寒さばかりの日々が続くこの頃です。
 気温の回復を待ちながら連日家の中で過ごしていると、如何に年寄りでも身体の鈍ってしまうのでは無いかと、いささか心配で堪りません。
 早く戸外で思いっきり歩きたいとの欲望に駆られますが、今日も朝から曇り日で外歩きが出来るよう状態ではなかった。
 幸い風が穏やかなうえに日中の気温がプラス5度までにもなったので、思い切って出掛けてみた。
 今年初めて来た鶴野の駐車場は、曇り日が幸いしてガラガラに空いていた。バイパスの下を通り抜けて坂を上りきると、視界が一気に開けて湿原が飛込んで来る。
しかし此処も河畔同様に枯れ色の世界、立ち枯れた芦原が寒々と広がるばかり、まさに歌の文句そのもので、{湿原の夢ロード}の春は今のところ見るべき物は何もありません。

 がっかりしながらも先へ進んでゆくと、かなり先のカーブから人影が現れてぐんぐん近づいて来た。大きく腕を振り大股で歩く姿から、直ぐにウオーキングでのお馴染みさん(名前は分らない)と分った。
 数年前この湿原道路で知り合ったのですが、とても気遣いの在る方で挨拶はもちろん、真夏の暑い盛りには水分の心配などもして呉れるのです。
 余り健康そうには見えないよぼよぼ歩きの老夫婦が、キット心配でならなかったのでしょう。
 挨拶を交わした後、
 「ブログのネタ探しに来たのですが、何もありませんね。」
 私の問いかけに、
 「無い、無い、何も無いですよ。在っても蕗の薹くらいですよ。」
と、さらに
 「ところであそこのヒグマ注意の立て札を見ましたか。」
  私は足元の草叢ばかりに気を取られていたから、そんな立て札などには全然気付かなかったのです。
 お馴染みさんは、そんな私をわざわざその場所まで案内してくれました。そのお蔭で、おそらく空振りで終わったかも知れない今日のネタ探しのブラブラ歩きは、お馴染みさんの気遣いで報われました。
 その後、少し先の休憩所まで行って一休みして居たのですが、ばったりと人影が途絶えて仕舞い、耳につくのは時おり枯れ野を渡る冷たい風の音ばかり、急に静まり返った湿原に言い知れる不安を覚えました。
 まさかこんな昼日中に熊など出るはずが無いとは思いながらも、何かがあっても急に走ることの出来ない体調だけに、若しかして・・・と、年甲斐も無く臆病風に吹かれてしまい、休みもそこそこに立ち上がった。
 ようやく駐車場に戻ってホット一息・・・{湿原の夢ロード}の春には、何も無かったのですが、思わぬ拾い物に在りつけて、とてもラッキーでした。

 斯くして今日のブログ更新の助けになった次第です。

 清掃されたばかりの湿原の夢ロードの看板が建つのみ・・・

 立ち枯れた葦原が広がるだけの何も無い湿原

 足下の草原ばかりに気を取られて全く気付かなかったヒグマ注意の立て札