昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

我が家のペット金魚の死

2012-09-29 16:15:18 | 日々の雑記
 妻が生前可愛がっていた金魚のことをブログに載せたのは、つい三ヶ月ほど前の6月のことでしたが、その金魚が先日死んでしまったのです。
 
 亡妻の後を引き受けてからは、自分なりに精一杯世話して来たつもりですが、
やはり何処かに落ち度があったからなのでしょう。

 これまでの金魚の世話は妻だけのもので、私が手伝うのは亡妻の体力が衰え始めた数年前からのことでした。
それも汚れた水を捨てることと、新しい水のポリタンクを運ぶことだけでしたから、その他の手順は在りし日の妻の見よう見真似で過ごしておりました。
 水の取替えにしても、今年は例年に無い暑さの連続でしたから、特に念入りにその回数増やしたつもりでした。
 しかし私の飼い方には、自分でも気付かない落ち度があったのからか、それとも金魚の寿命だったのかも知れません。
 
 これまで我が家の金魚が死んだ場合、家から1キロほど離れたK川支流の河口流すことにしておりましたので、今回も同じように水葬にして来ました。

 亡妻のためにもせめて来月の一周忌まででも、無事に持たせたかったと気落ちと、亡妻への済まなさでいっぱいでした。


前に載せた写真・・・亡妻の指に応える金魚

亡妻に代わって私が今まで飼っていた金魚



弟から貰った雨コート

2012-09-24 16:20:35 | 日々の雑記
 
 先日眼科へ行った時のことです。三ヶ月に一度の割で種々検査を受けているのですが、何よりも辛いのは、受付時間の8時まで外で待たされる事です。

 昨日まで夏日に近い天候がずうっと続いていたのでしたが、折り悪いことにその日の朝になってから、急変したのです。
 朝6時半に家を出たのですが、どうせいつものように直ぐに暖かくなるだろうと、半袖姿で出掛けたのです。
 しかし意地の悪いことにその日に限って晴れて来るところか、徐々に空の暗さが増して行き、挙句の果てに霧が立ち込めて来たのです。
 その時外で待っていたのは10人、半袖姿は私一人でした。後は皆長袖シャツやジャンパーで、中には冬物のコートを羽織っている人もいました。
 その内に風さえ吹き始めて気温は更に下がったようで、誰かが足踏みを始めたのです。
 
外で待つのは後30分くらいだから大丈夫だろう思っていたのですが、風とともに霧が増えはじめて寒さも限界に来ました。
やはり半袖では無理でしたので、まわりの人に頼んで一時車に戻ろうか、如何し様かと思案した時、ふと想い出しのが以前道南の温泉地で兄弟会をした折のこと、その帰釧途中で札幌の弟の家に立ち寄った際に弟から貰った雨コートのことでした。
あれは確か、あの時トランクに入れたままだったことでした。
それは、ゴルフを愛好している弟からの物で、確かゴルフ用の雨コートの筈でした。
ゴルフ用だからと、今までトランク収納箱に入れたままだったのです。
今の状態では、それが何であろうと躊躇する余裕はありませんでしたから、大急ぎで取り出して着込みました。
確かにゴルフ用タイプのコートでしたが、私のような年寄りが着ても全然おかしくなかったのです。その上衣だけを着て再び列に戻りました。

受付順番は6番目でしたから、今日は早く帰られるだろうと思ったのですが、いつもは一つだけの検査でしたが、今日に限って眼圧・眼底写真・視野の三つの検査が重なりました。そして全て終わった時には、11時半過ぎでした。
結局家を出てから5時間も経っておりました。もうヘトヘトクタクタで、家に着くなり昼食なんかは後回し、着替えもしないでそのままソファーで一眠りしたのは言うまでもありません。
肉親の目立たぬ愛情感謝しつつ・・・

ちなみにその日の気温は、この夏最悪で最低が16度1分で、最高が20度を下まわり19度2分でした。
                           

その日の夕方の外歩き・・・





ハマナス(浜茄子)の実

2012-09-19 20:10:03 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 先日歯の三ヶ月毎の検診での帰りでした。予約時間が4時からと遅かったので、診療が全て終わったのは、5時少し前でした。
 日中こそかなり暑かったのですが、その時間帯には風も出て、昼間の耐え難い暑さがまるで嘘のようでした。
 
 ここ暫く外歩きをしていなかったので、夏の初めまでは良く行っていた河畔公園が近かったこともあって、暫くぶりに寄ってみたのです。
 公園の駐車場には6台ほどの車がありましたが、公園内には犬を散歩させているらしい人が二組、後は涼しい川風が静かに吹いているだけでした。
 
 歩きはじめて直ぐに眼についたのが、真っ赤に熟れたハマナスの実でした。夏の初め以来の園内は綺麗さっぱりと整備され、歩道沿いの雑草なども短く刈られております。
 そうした状況だったから、真っ赤なハマナスの実が一番先に目に飛び込んで来たのでしょう。
 
 なお帰る時に気が付いたのですが、公園駐車場の入り口のハマナスが一番見事でした。

河畔公園のハマナスの実






フレップ(コケモモ)の実

2012-09-14 16:21:46 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 
 やはり買い物帰りのことでした。珍しく海霧が晴れて雲間に明るい青空さえ現れていましたから、久しぶりに花撮り歩きでも仕様かと、いつもの帰り道を迂回して、店の真向かいにある児童公園に向かいました。

 しかしその公園の中の花壇にはこれと言った花はありませんでした。がっかりして帰りかけたときに眼に飛び込んで来たのが、反対側の住宅街の方向に咲くコスモスの花でした。
 さっそく車で向かったところ、そこは垣根沿えに造られた花壇でした。おそらく近くの住民たちの手で造られた花壇なのでしょうが、そこの住民とおぼしき老人が傍に居て、カメラを手にした私に話しかけて来ました。
 
      フレップというの知ってますか?    
            
      私は樺太生まれだから知ってますよ

      そうかい・・・じゃ家の庭に今実が生ってるから・・・見るかい?

 
 その家の塀の中へ案内されました。其処には懐かしいフレップの実が真っ赤に熟れて生っていました。
 米さえろくに手に入らない戦後の私たち子供たちにとっては、貴重なお八つの一つでした。
 おおげさながら本当に懐かしくて目頭が滲んで、暫くは撮影のことなど忘れ、呆然とその赤さに見入っていたほどです。

 立場や環境が違っても同年輩同士のこと、暫くは戦後の貧しい生活話がもろ上がったのは、言うまでもありませんでした。
 
 以下は、フレップについてパソコンで調べた一章です。
 
 樺太の名物としてフレップがあります。フレップはアイヌ語で「赤いもの」を意味し内地ではコケモモに該当する赤い実です。
樺太の代名詞にも使われるほど樺太には沢山自生し秋の野は赤く染まったようです。
実は甘酸っぱく、お土産品としてフレップワイン・ジャム・ソーダ・羊羹などがあったそうです。


フレップの実

同      上

花壇の花


忘れ物

2012-09-08 16:43:00 | 日々の雑記
 まことに恥ずかしいことですが、先日買物に出掛けた折のこと、せっかく買った食パンを置き忘れて来てしまったのです。
 そもそもその日の買物の目的は、翌日の朝食用の食パンが無いことに娘が気付いたからです。
 それは夕方近くになっていたものですから、娘が自転車で行くよりは車の方が速いからと、私が買いに出掛けたのでした。

 行きつけの量販店で、目当ての食パンの他に、思い掛けなく値引きしていたヨーグルトなどを買い足して無事に帰宅したまでは良かったのですが、買物を整理していた娘から、肝心の食パンが無いことを知らされビックリ・・・
 何しろ食パン売り場で、いつも通りに食パン一つひとつの賞味期限を調べて選び出したのですから、先ず間違いはありません。
 早速く店に確認のため電話を入れたところ、食パンは忘れ物係りに届けられて居たのでした。
 
 少し休んでから再び店に出掛け、無事に食パンを引き取って来ましたが、かなり恥ずかしい思いをしたのも、また確かなことでした。
 その時思ったのですが、其処の忘れ物の収納箱には、私が買ったのとは違う種類の食パンが有りました。
 迂闊者は私のような年寄りなのでしょう、ホットすると同時にある種の親しみさえ覚えました。
思うに置き忘れたのは、籠からバックに入れる時、食パンなど柔らかい物は後にしようと思って、一旦横に置いたのが原因なのでしょう。
 
 今度からは気を付けよう、との思いを強くして店を後にしました。
 
 なお我が家の朝食がパン食に替わったのは約10年ほど前からのことで、それまでは米飯に味噌汁といった具合の極く普通の朝食でした。
 それが食パンに牛乳とヨーグルトに替わったのは、何がきっかけだったかは、亡妻の居ない今となっては分かり様もありません。                     
 ただその頃私は、高コレステロールと高血圧、そして更に高血糖症で悩んでおりましたから、亡妻がそれを考えての事かも知れません。
 おそらくそうだったのでしょう・・・間違いありません!


帰宅途中住宅街の通りで撮った花







思いがけなく撮れた花

2012-09-03 16:19:06 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 今日の夕方のこと、主に通院時に持ち歩いているウォークマンのイヤホンの故障に気付いたので、夕暮れ時の涼しさを利用して買いに出掛けた。
 家の近くに大型家電店はあるのですが、たかがイヤホン一つのために、大型店まで行くのも如何かと思われて、これまた家の近くにある百円ショップのダイソーに行くことにして家を出ました。
 車を出すまでに無い近い処なので、よそ行きに着替えてから、徒歩で出掛けました。
 昼過ぎてから風に加えてガス(海霧)も出始めたのか、空は曇り始め昼間の気温が嘘のように下がり、気持ちの良い夕暮れ時となりました。

 近くの住民だけが良く通る小路は、いつもは車で通る車道とは違って、それぞれの家の庭などを楽しむことが出来ました。

 イヤホンを買い終えてからの帰り道は、時間的にゆとりがあったので、少し遠回りになりましたが、来た時とは違う別の道を選びました。
 結局はそれが良かったようで、今どき珍しい花を見つけたのでした


時期的に本当に思い掛けなく撮れた花のアジサイ