昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

元大関貴の花の死を悼む・・・

2005-05-31 21:19:33 | 日々の雑記
 昨日の夕方、元大関貴ノ花(二子山親方)死去のニュースに驚かされた。
テレビや新聞のニュースでガン発症により入院されていて、しかもかなり難しい状況に有ることは知っていたが、こんなに早く死去されるとは思いもよらなかった。

貴ノ花について一番の想い出は、昭和50年春場所千秋楽での元横綱北の湖(現協会理事長)との優勝がからむ勝負である。1勝リードのまま迎えた千秋楽の本割りで負けた時の悔しさったら無かった。しかしその気落ちも、次の同点優勝決定戦で見事に吹き飛ばしてくれた。その勝負の模様は今でも鮮明に覚えている。座布団こそは投げなかったが家の中を小躍りして跳ね回ったほどである。

その後の二度目の優勝、大鵬や千代の富士との今なお記憶に残る対戦、引退後の部屋興しなどに繋がる二人の子息の横綱への育成、その想い出は数多くあるが、今日はこの辺で止めておきます。

ただ55歳という余りにも若すぎる死去を悼み、心からご冥福をお祈りするばかりです。・・・合掌!

老妻がわざわざ押入れの奥から取り出して呉れた、幕の内初優勝記念の雑誌とその付録のポスターだが、30年もの年月で折り目が目立ち汚れもひどくなっていた。

若かりし頃の元大関貴ノ花の闘魂溢れんばかりの雄姿。

昭和50年春場所・貴ノ花幕内初優勝記念雑誌「大相撲5月増刊号」