昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

おもがけない白鳥との出会い

2011-03-28 17:36:55 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
毎日のように放映される今度の東北関東大震災の大きな被害には、ただただ切なくて、また気の毒でなりません。心からお見舞い申しあげます。
 そしてその大震災に追い討ちをかける様にして持ち上がった原発事故、その所為での住民の新たな避難や、東電の下請け社員の放射線被爆、計画停電によって起きた交差点事故など、人災と思えるだけに、その不手際の悪さに苛立ちと強い怒りを覚えます。
 それにしても官総理の顔が見えませんが、噂では引き篭もり症とか?一国の総理がそんなことで良いのでしょうか。
 世界の各国では、日本の総理大臣は枝野さんだと思ってる人が多いとか。
 
 さて表題のことですが、つい先日のこと老妻と二人して、市営の温泉{山花リフレ温泉}に行った時のことです。
 この温泉には毎年何度か日帰り入浴を楽しんで来ましたが、2年前の夏に心臓にステント挿入と大腸ガンの手術の後は、すっかりご無沙汰状態でした。
 その理由は、身体の一部に湿疹が出始めました。初めはたいしたことにはならないと軽く考えておりましたが、半年ほどしてからは全身に広がったのです。
 それ以来毎月二度ほど毎月皮膚科に通って来ましたが、少し良くなり掛けたと思ってホットするのもつかの間で、又直ぐに全身に現れて、一向に改善されませんでした。
 原因ははっきりしませでしたが、おそらく毎日のように飲み続けている9種類もの薬の薬疹だったかも知れません。しかしそれも確かではありません。
 そのようにして約一年余苦しめられましたが、最近になってから、あれだけ酷かった湿疹がまるで嘘みたいに消えてしまったのです。
 ただ薄赤い斑点状のものが、微かに両腿に見られるほどになりましたので、これなら人前に裸を見せても恥ずかしく無いだろうと、三月いっぱいで無効になる市の高齢者の無料入浴券を利用して出掛けたわけです。
 予断ですが、昨年貰ったのは一枚も使いませんでした。

 久しぶりに温泉に浸かったせいか、帰りは心身ともに寛ぐことが出来ました。それに珍しく車の数が少なかったので、急かされることも無くのんびりと運転が出来ました。
 そんな時でした、国道筋の両側に広がる牧草地帯のあちこちに蠢く白い物体を発見しました。とっさに丹頂だと思って直ぐに停車し、外へ出て良くよく見るとそれは白鳥の群れでした。ざっと見ても80羽ほどが、広い牧草地のあちこちに群れていたのです。
 初めは何でこんな処に思ったのですが、きっとシベリア方面に帰る途中に一休みでもしたのでしょう。
 いつもの河畔から姿を消してから、約一ヶ月ほどしてしかもこんなところで、本当に思い掛けない白鳥との出合いでした。

まったく思い掛けない白鳥たちとの出会いでした

同上


久しぶりの雌阿寒岳

2011-03-22 17:27:58 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 初めから余り当てにしては居なかったのですが、確かにこれまでにも議会運営などに首を傾げたくなる場面が度々ありましたけれども、それも初めての政権運営だから、少しは大目に見てやらなければ思っておりました。
 しかし今回の東北関東大震災に際しての手際の悪さお粗末さは、まさに{ド素人もいいとこ}といったところです。
  
 今回の大地震に遭われた方々の、心にぐさりと突き刺さった言葉ですが、
 (その一)~収束の付けられない物は、たとえそれがどんなに便利であっても造らない      ことだ。
 (その二)~東京の人たちのために、地震津波の上に更に原発事故で家を追われると       は、間尺に合わない。
 (その三)~孤島の人。学校のプールの水を飲んでいるのここの島の人たちだけだ。
     そしていつも救援は一番最後だ。いの一番とは云わないが、せめて中頃にで     も来て欲しいものだ。
 
 なにはともあれ地震と津波に、そして二時災害とも云うべく原発事故に遭われた多くの皆様方に、心からお見舞い申し上げます。

 さて表題の雌阿寒岳(1,499メートル)ですが、もうご承知でしょうが、アイヌ語では{ピンネシリ}と呼び、ピンネトは女のことだそうです。
 ちなみに、雄阿寒岳(1,371メートル)は{ピンネシリ}だそうです。
               
 雪の雌阿寒岳だけはけっして珍しくは無いのですが、先日のこと少し離れたスーパーに行こうと家から通りに出た時、まったく思わぬ渋滞に出合いました。
 渋滞など珍しい時間なのにと、少し不審に思いながらも急いでいたので咄嗟に住宅街を抜けて行こうと思ったのでした。
 雌阿寒岳を撮りに行く場合は、大抵住宅街を避けて郊外に出掛けていましたから、下の写真のように住宅街の中に納まった雪の雌阿寒岳は初めてでした。
 夏山とは違った清々しさを感じ、すっかり魅せられてしまい、急いでいたことも忘れてしばし立ち尽くしていました。


住宅からの雌阿寒岳

仁々志別川のほとりからの雌阿寒岳


芽吹く福寿草

2011-03-16 16:53:23 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 このたびの東北地方太平洋沖大地震による未曾有の惨状、それに加えて人災めく原発の事故には言葉もなくただただテレビ画面を見入るばかりです。
何はともあれ心からお見舞い申し上げます。

 折しもそんな時に、株の暴落を心配するニュースキャスターには、まさに怒髪天を突く思い、若しそばに居たらぶっ飛ばしてやりたい思いで一杯でした。
 それにつけても政府は何をしているんでしょうか!

 さてこんな時にブログなんて・・・の思いもありましたが、たまたま出掛けた自転車道路の、毎年写真を撮らせて貰っている住宅の庭に芽吹いたばかりの福寿草を見掛けました。
 雪を割って逸早く春を告げてくれる福寿草・・・なにか励まされる思いでした。


芽吹いたばかりの福寿草




子 守 唄

2011-03-10 16:52:14 | 日々の雑記
 やはり病院帰りの時でした。気懸かりだった血液検査の数値が良かったので、いつものようにラジオを聴きながらのんびりと運転していました。
 その時ラジオから流れて来たのは、昼間のそれも午前中の早い時間帯にしては、何だかそぐわないと思える子守唄でした。
 それは子守唄についての想い出でしたが、その語り手の娘さんの乳飲み子から幼児時代の頃、なぜか「ねんねん、ころりよ、おころりよ・・・」の江戸子守唄を聴かせると、暗い顔になり今にも泣き出そうになるとのことです。
 それで他の子守唄を歌って上げたとのことで、日本のや外国の子守唄を色々と挙げておりました。
 そしてその色々な子守唄の中で娘さんが一番興味を示し、やがて安かに眠りに付いたのは、中国地方の子守唄「ねんねこしゃっしゃりませ、寝た子の、可愛いさ・・・」だったいうことです。

 さて私が、我が子はもちろん孫たちに歌ってやったのは、やはり一般的で皆から一番親しまれている、「ねんねん、ころりよ、おころりよ」です。
 と云っても、おふくろが歌ってくれた子守唄を、まだ物心の付かない乳飲み子同然の私が、今なお覚えている筈もないことですが、私の記憶に残っているのは、弟や妹に歌ってやっていたものです。
 なおおふくろが良く歌っていたのは、こうした子守唄ばかりでははありませんでした。
 時にはその当時の流行歌もありましたし、また母が良く好んだ歌などがありました。
その中でも特に想い出深いのは、子守唄としてまた台所などで、良く口ずさんでいたのが、<母の歌>であり<砂山>でした。

            <母の歌>
 
       ♪ 母こそは 命のいずみ
         いとし子を 胸にいだきて
         ほほ笑めり 若やかに
         うるわしきかな 母の姿
       
             <砂山>

       ♪ 海は荒海、向こうは佐渡よ
         すずめなけなけ、もう日は暮れた
         みんな呼べ呼べ、お星さま出たぞ

   
 江戸子守唄はもちろんですが、こうしたお袋が日頃から口ずさんでいた歌などは、私もいつの間にか歌えるようになりました。
それはおふくろから教えられたので無くて、日々耳にしていた所為なのでしょう、いつの間にか覚えてしまい、おふくろと一緒に歌いまた一人で歌うまでになっていたのでした。
 ですから70年ほどになった今でも忘れることもなく、何かの折に口ずさんでしまうのです。
 
釧路の夕焼けは日本一と言われます。写真は昨年撮ったものです。








仲良きことは・・・

2011-03-05 14:08:24 | 日々の雑記
 家の裏庭にきまってやって来るヒヨドリは数羽なのですが、その中にほぼ毎日のように来る番いがおります。
 もとより素人の目にはとうてい雌雄の別は分かりませんが、いつも一緒にリンゴを啄んでいるのです。
とにかくその仲の良さは格別で、いつ見ても癒され微笑ましい限りです。ただ最近になってからですが、二羽一緒で無いときがあります。
 しかし居ないわけでは無くて、直ぐそばの木の枝に止まっていますから、初めは順番待ちかと思いましたが、どうやらそれは、近頃飼い猫なのか野良なのか分からない黒猫が突然現れることがありますから、その警戒のための見張りをしているのでないかと思われます。
 私も目にしたときには、窓を開けて声を出して追い払うのですが、黒猫の方もなかなかのもので、声の威嚇だけではそうは簡単に逃げて行きません。


 さて最近タレントさんたちの夫婦別れが、テレビやネットなどで話題になっております。しかし離婚の話はタレントや芸能人だけのものではなくて、一般社会でも良く聞かれる話です。
 離婚の原因でごく一般的なのは浮気と性格の不一致なのでしょうが、先ず浮気については男性ばかりを責められないようで、近頃は女性側でもけっこう問題になっているようです。
 また性格の不一致については、昔ならともかく今どき見合いでの結婚は少ないでしょうから、恋愛中のデートなどで相手の気質などは前もって分かるはずで、結婚してから性格の不一致などとは良く判らないことです。
 以前<熟年離婚>とか、また<定年離婚>とかが、話題になりましたが、世の中も随分と変わったものだと、つくづく考えさせられます。
 また新しく出来た<年金分割>なる制度なんかも多いに影響しているのでしょうが、いずれにしても他人には分からぬ複雑なものなのでしょう。
 しかしつい先日も、外国の愛人と娘に送金するために、遠く離れた東北からわざわざ上京してきて起こした老人の殺傷事件がありました。
 福島には正式の奥様と娘さんが居りながら、やはり夫婦仲はそれ相等に冷え込んでいたのでしょう。
 こうなると一体全体どうなっているのか、傍目にはさっぱり分かりません。
それにしても、このヒヨドリの睦まじさは、見ていて本当に微笑ましくて和みます。

仲良く交互にリンゴを啄ばむヒヨドリの番い





何かに気付いたのか離れて辺りを警戒するヒヨドリ