畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

土埃

2011-09-14 19:07:14 | 農作業

9月14日(水)  

夏の太陽。気温も高い。残暑は続く。

午後、畑に行く。夏草だけは、すさまじい勢いで生育している。進入路の草も、ついこないだ、稲刈前に刈っておいたと思ったが、もう膝くらいまで伸びている。カボチャや、ズッキーニの畝間は、ヒユナが、二m以上に伸び、灌木のようだ。しかも、多くある枝先には、穂をつけて、無数の種を用意している。とりあえずは、通路の草刈。刈払機の刃が、土を削ると、いっきに土埃が舞いあがる。畑土はカラカラで、根の張りの好くない草は、夏草ですら、葉っぱがしんなりと、しおれるように、へたっている。

この畑、今のところニンジンと大豆だけしか育っていないが、ニンジンは、この残暑と、水分不足で、小さなままに、枯れ死したものもある。そこまで行かないまでも、いくらかでも、この暑さの中、水分を蒸散させまいと、葉を巻くように縮こまり、懸命に耐えている。菜っ葉類を蒔いた短い畝の、不織布の下は、わずかに枯れ死を逃れた菜っ葉が、少しだけ、いじけたように緑の葉っぱを広げている。

畝間の草取りも少しやったが、カラカラの固い土に、がっしりと張った夏草の根の力強さとの格闘だった。

午前中は、秋の収穫作業の後片付けで、機械の掃除、作業場の掃除をして、籾すりしておいた米を、保冷庫にしまう。