9月3日(土) いちじ
早朝、乾燥の終わった籾を、貯蔵タンクに入れておく。何時でも、稲刈を始めれるよう、準備だけはしておく。しかし、空はどんより、山も白くかすむほどだ。予報も、午前中から、雨雲が断続的に通過する、予想図だ。昨日、雨に降られたこともあり、早々の中止を決める。秀畑の耕起と、同じ地区にある、3枚の田んぼの秋耕をやることにして、トラクターをトラックに積む。
トラクターの運転は、夕方まで続くが、その間、雨は、一滴も落ちてこなかった。何度か、うす暗くなり、一面霧がかかるほどに白っぽくなる。降り出してくるな、と思うが、とたんにスウーッと引いて行く。そんなことはあったが、雨にはならなかった。
こんな日の作業は、一種の賭けみたいなものだ。やり始めて、そのままやれれば、勝ち。雨に降られて、中止せざるを得なければ、負け。そういえば、私は、昔から、籤運は良い方ではない。賭けごとも強くはない。そんな私の選択だから、なのか。私が刈り取りをしなかった、1日と3日は、曇ってはいても雨は落ちなかった。私が、刈り取りをした、2日は、陽射しは多かったが、雨にやられた。それほどに、賭けには弱く、籤運は悪いのだろうか。
明日、その答えを引き出そう。