畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

天恵?

2011-09-01 19:00:13 | 農作業

9月1日(木) 

ほぼ一日曇り空。日の射すこともあったが、ほんの短時間。しかし、雨は夜中に少し降った程度で、日中は降らない。やった者勝、としか言えないような、稲刈日和。何台かのコンバインが、田んぼを忙しく回っていた。

私は、母の病院もあり、稲刈をする予定は組まなかった。昨日稲刈した田んぼの秋耕。籾すり。昨日収穫した籾の乾燥が終わっているので、玄米にする。今年の新米の出来上がり。

夕方、久しぶりで、と云っても5日ぶりだが、畑に顔を出す。ニンジンは、うっすらと、緑色の線に見えるほどに、発芽をしていた。昨年の苦労を思うと、嘘のように、ただ、種を蒔いただけなのに、ものになりそうだ。今後、極端な天候の異変がない限り、という条件だが。これほどに、農業は、天候などの自然条件で、左右される。人のやることなど、たかが知れていると云うことだ。 (大規模の灌漑施設などのある、整えられた圃場を別にすれば)

そして、今度の台風、しかり。数日前までは、直撃は止むをえない。いくらかでも被害が小さくてほしい、と祈るような気持ちだった。しかし、台風は、日一日と、西に進み、関東地域への直接の影響はなくなって行った。そして、日中の雨も降らせず、稲刈すらできる天気に変えてくれた。

今年は、初夏の台風も、直撃かという予報だったが、かすめる程度くらいで、ほとんど影響なし。逆に、カラカラだった梅雨明後の田畑を潤してくれた。その後の、うっとうしいような天気も、田畑には、適度に潤いを与えてくれるほどの、恵でもあった。

今、台風12号の被害が無くなっただろうと、思うと、今年、これほどに、天の恵みを受けて、好かったのだろうか、と、半面の不安とともに、思う次第だ。

今、外は、断続的に、少し強い雨が落ちている。