那珂湊にあるショッピングセンターに用があって行ったところ、そこの駐車場に、山車らしき物がいて、祭囃子を奏でているようなので、しばらく見物していました。
大洗の八朔祭りや、石岡の総社祭り、鉾田のお祭りなどでは、山車(屋台?)の正面では、キツネやひょっとこ、オカメなどの面をつけた子どもが踊るのが主流ですが、ここの山車では、面白い顔をした人形が踊ってるのでした。水戸市(旧常澄村)の下大野地区に伝わる「だだみろく」というのに似てるなァ...と思って見ていると、その近くにいたおじさんの半纏には「元町みろく保存会」という文字がありました。
そのおじさんに、少し質問してみたところ、いや~、熱く語る語る...。(^^;) 「伝統芸能ってのは、伝える人が熱意を持って伝えていかなけりゃ、なくなってしまう。2~30年なら続けるのも簡単だけど、100年を超えると、それは大変だ。」と、こんな感じでした。私が「『大野のだだみろく』に似てますね。」と言うと、「たぶん、そちらから伝わってきたのでは?」とのこと。更に「大洗にも、同じような人形を使った踊りがあったはず。『オレげの縁の下に、似たような人形が転がってるのを見た!』と言ってたじい様がいたぞ。」とも言ってました。
← この3色の人形は、それぞれ「鹿島(かしま)」「春日(かすが)」「住吉(すみよし)」の神様たちを表しているそうで、「昔、天照大神(あまてらすおおみかみ)が、天岩戸(あまのいわと)にお隠れになり、世の中が暗くなってしまった時、八百万(やおよろず)の神々が、その岩の前で、こっけいな踊りを舞って見せ、その賑やかな様子が気になった天照大神様が、チラッと岩戸を開けた瞬間に、力持ちの男がその岩戸をぐいっと開き、天照大神が出てきたので、世の中が元のように明るくなった。」というお話があり、その3体の人形は、その時の「八百万の神」を表しているんだとか...。
← この「元街」と書いてある看板? は、江戸時代の物だそうです。
そして、この鏡は「三種の神器」の中の一つ「やたの鏡」だそうな...。これも、古いものらしいです。→
思いがけず、貴重なお話が聞けて、興味深いひと時でした。(^^)
← これらはみんな「メジャー」です。特に、下のは「メタボ・メジャー」と名前まで付いてます。
今年から、健康診断の時には、お腹周りを測定することが義務付けされたそうで、そのせいか、ちょっとした景品に、メジャーが増えたような気がします。
このサル型の物は、ふたを開けると、中にこのようにメジャーが入ってます。これは、某メーカーのお茶に付いてた「おまけ」です。→
← この「メタボ・メジャー」なるモノは、某交通安全団体で、「うちわ」と一緒に配った物です。このメジャーは、なかなかの優れもので、自動巻取りボタンも付いているし、身長・体重から割り出した、体形バランスの指数(BMI)がわかる機能もあり、何より「メタボ要注意」の範囲には、このように「赤い色」で警告されてるのが、凄いです。
ああ、今年の健康診断に、行きたくない...。