町内某所にいつも展示してある、昭和14年製のこの町内の地図。女ながらも「地図好き」な私は、行く度これを眺めています。そして、地図を見れば、必然的に、その中の「気になる場所」へ行ってみたくなる...。(^^) 以前も、この地図を見て、「織姫塚」の探検?に出かけました。
で、今回、気になっていたのは、この涸沼川の所に書かれている「渡し舟」の跡。この場所が、現在はどうなっているのか? 機会があれば行って見てみたいと、ずっと思っていました。
そこで、昨日、偶然その近くまで行く用事があり、その後、時間も若干あったので、思い切って行ってみました。場所は、願入寺の横から裏手へ周る道があるらしく、その先の方向。
しばらく進んで行くと、畑で野菜を収穫しているおばさんに遭遇。その道の先のことを尋ねてみると、「以前はその先で畑を作っている人がいたけど、どうなってるのかねェ。私は行ったことないので...。」とのことでした。とにかく、行き止まり状態になる所までは行ってみようと、更に進むと...。こんな大きな木が生えている場所にたどりつきました。なんだか、ロシアの大地でもイメージしそうな雄大な景色。盛り土してある様子から、何か建設予定地なんだろか? 更に、道は続いていたので、更に先へ。
何だか、尾瀬でも歩いている気分になってきた。きれいな湧き水?が流れ、せせらぎも聞こえてくる。歩く道は、落葉が重なって、濡れてるので、ちょっと滑りそうで歩き難い。でも、よく見ると、その下は、コンクリートで固めてあるようだ。
更に進むと、こんな石碑を発見。「一文」「寄贈」「畑地」のような文字が見える。
そして、藪の中にこんな物が。コンロのようなものの上に重ねられたパイプイス。そしてテント製の屋根。誰か、釣り人たちの秘密基地なんだろか?→
そして、ついに見えてきました、涸沼川。(^^)
もっと先へ行ってみると、対岸も見える。よく見ると、そこに続く道も見える。
ってことは、やはりかつてはここに、「渡し舟」があったに違いない。
川を見渡してみると、
今、歩いてきた道を戻ろうとすると、光の加減で、さっき見えた小川?がさらにきれいに見えるようになってる。林も光を浴びて、きれいに見える。
時間にして30分ほどの探索でしたが、同じ町内なのに、なんだか知らない土地を旅している気分に。ここをもっと歩き易くすれば、なかなかいいハイキングコースになるかも...。
それにしても、その途中には、日当たりに恵まれた、土質も良さそうな畑が広がっていましたが、作ってない状態になっていたようでした。全国にかなり多くあるらしい「作っていない農地」。農業をやる人が減りつつある状況は、我が町も例外じゃないんだな、と思われました。