今回の朝ドラを、ハマって観ている私ですが、最近のいろんな「劇的?」な場面での、逆転の発想というか、展開が、なかなか面白いと、大いに笑わされ&泣かされています。
☆その1
いくこ:「貴方は、彼女のことを、幸せにする自信がありますか?」 和成:「その自信は、あまりないですが、私自身が、彼女といると、幸せになれるのです。」 いくこ:「気に入った!」
(うろ覚えなので、ちょっと違っているかもしれませんが、こんな感じだったような...。)
☆その2
初めて飲んだお酒に、酔いが回り、思わず「逆プロポーズ」してしまった陽子の行動が、面白かった。
その後、色々と考え込む和成の姿に、妙に惹かれた私。「.....言わせちまったなァ...。」と、ポツリと語る父親のセリフにも、グッと来て...。
☆その3
「長い間、お世話になりました。」という場面が見たくて、早めに帰宅した長男だったが、なかなかそういう場面展開にならず、自ら催促して回る兄。やがて、花嫁衣裳を眺めながら、思わず言い出したのは、父親の方からだった...。
「これまで21年間、私の娘でいてくれて、ありがとう。おまえと過ごした21年間は、実に楽しかった...。」
「素朴」「純愛」.....「ちゅらさん」のときもそうだったけど、岡田 惠和氏は、そういう類のドラマが、得意なのかも...ですね。
時代背景が軍国主義の戦時中という中でこういうユーモアがドラマを暗くならないようにしていますね。
空襲に備えて隣組でバケツリレーをし、陽子が嫁いだソバ屋の屋根に水をかけ過ぎて夜寝る時に雨漏りし、陽子の義父が「屋ー根ー」と言わんばかりにグチをこぼしていたのも笑えました。
それと、最初は現代から過去を振り返る展開にうっとうしさを感じていましたが、だんだんこのやり方を面白いと感じるようになりました。
確かに、この方法ならば、途中を飛ばしても不自然じゃないわけで、その意味でも合理的ですよね。(^^)
斉藤由貴の役が、今見ている我々の視点、という設定なんだそうな...。